コラム

他人の不幸は蜜の味？私が見た“栄光”から転落した人たち

更新日：2017.10.28

年を重ねるほど、「昔はよかった…」と遠い目をしてぼやきたくなる瞬間というものはあるものですよね。
でも、ついつい自分のことは棚に上げて、他人の変化にあざとく食いついてしまうのが女という生き物…。
今回は、既婚女性100人に「過去の栄光と現在にギャップがありすぎる人」について聞いてみることにしました。

ビジュアルが劣化

年を取ればどうしても見た目は衰えてくるものですが、それを“味がある”と言わせるのは本人次第！

・「昔は有名な雑誌にも載っていた読者モデルの知人。今は残念ながら倍ぐらい太って、ただの人」

・「20代の頃は体重が40キロで、バブル期にはボディコンが本当に似合っていてモテモテだったのに、今では体重が倍近くになり、着ている服も15号。旦那から“ドラえもん”と言われている私」

・「主人は子どもが産まれる前まではブランドの服しか着ない人だったのですが、今は子どものためにお金を使いたいのか某全国チェーンの服しか着なくなりました。家計には優しいものの、今までの輝きが失われたようにも見えて寂しく感じます」

・「久しぶりに同窓会に行ったら、バレー部のアタッカーとして活躍していて憧れの的だった彼が頭の禿げたデブのおっさんになっていた…。名前を名乗られてようやく気がつくほど変貌していて大ショック！」

昔は成績優秀だったのに…

大人になれば身に染みて分かることですが、頭脳明晰なだけではうまくいかないのが人生というものです!

・「夫は誰もが驚く高学歴でした。けれど、学歴を高収入に結びつけることはできず、まったく意味なし」

・「医学部に入ってエリート街道かと思いきや、医師国家試験に受からず今も塾講師の知人」

・「自分のことですが、成績優秀で学校で1番を取ることもしばしばで、さらに部活でもバスケ部でキャプテンでした。けれど、大学進学後に努力を怠り、就職先は3流。職場でできちゃった結婚して、パートと育児に疲れ果てている」

出世街道をひた走っていたはずが…

転落もまた人生。しかし、落ちるところまで落ちたら、あとは上がるしかないので落ちきったときこそがんばりどきです!

・「超大手の運送会社で出世コースまっしぐらだった知人が、某ネズミ講にハマり退社。先日、ジャージ姿でハローワークにいるところを見かけました」

・「某ディーラーの車販売で全国トップを何度もとるほどの凄腕の営業マンだった私ですが、今は職を転々としたあげく小さな会社で事務職をしています」

・「うちの夫のことです。20代の頃はアパレルチェーン店の店長も務め、全国で売り上げ何位に入ったなどの話を聞いていました。けれど、転勤が多すぎるのでスーパーに転職したところリストラにあい、紆余曲折の末、今は牛乳配達員です」

ヲタクの道をまっしぐら

趣味の問題なので他人がアレコレ言うことではないけれど、他人はどうしても人に自分の願望を投影しがちだったりするのも事実。

・「小学校のときはボーイッシュでカッコいい女の子だった親友のTちゃん。中学校になるとクラスが離れてしまいあまり会わなくなり、高校でクラスメイトとして久しぶりに再会したら腐女子になっていてショックだった」

・「小学生の頃はバレンタインに沢山のチョコを貰っていた男の子が、10年以上経って再会したら、THEアニメオタクになっていて悲しくなりました」

・「小学校、中学校と運動神経抜群で成績はオール5、しかも吉永小百合ばりの完璧な美少女だった同級生が、県内トップの女子高に入学した後、コミックマーケットを荒らしまくるようになったと噂が…」

こんな変貌も…

・「会社の元社長の話ですが、豪邸に住み贅沢な暮らしをしていたのに、理不尽な対応を従業員に訴えられ、会社も取られ妻にも逃げられ、今はひとりで団地暮らしだそうです」

・「不良気取りで息巻いていた同級生が、今じゃ結婚して奥さんの尻にしかれまくっている。まあ、結果オーライ？！」

・「友人は東大卒の将来有望な5人の男性からプロポーズされていたのに、選んだのは将来の見えない相手。結果、収入は自分のパート代のみで離婚協議中だそうです」

いろんな「ギャップ人」がいるようですが、一度転落しても不死鳥のごとく蘇る人もいるわけですし、「人生最後まで何が起こるかわからない!」と思ってツラい時期も楽しんでほしいものです。

文／松本玲子
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© beeboys - Fotolia.com

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