コラム

働いているだけでエライのか!?専業主婦がムッとしたワーママからの一言

更新日：2017.10.28

最近は女性の社会進出も進み、働くママも随分と増えましたよね。でも、なぜかそれと比例するように“専業主婦”への風当たりが強くなっているのは気のせいではないようで…。
専業主婦への理解が低いこともあってか、時々カチンとくるのがワーママから専業ママへの「上から目線」だったりすることも事実。
働く理由も人それぞれなように、専業主婦である理由も人それぞれあるのに……、ということで今回は、専業主婦100人に「さすがにムッとした、ワーママからの見下し発言」を聞いてみました。

「主婦って暇でしょ？」のモラハラ発言

・「『ずっと家にいて、何をやってるの？』と言われたことです。家事と育児でバタバタです。反対に外で働く時間がない！」

・「『毎日、自由でいいよね～』と言われたけれど、毎日子どもと一対一で接していたら、自由な時間なんて皆無です」

・「ワーママに自宅に物を届けてもらうときに『どうせ、いつでも家にいるんでしょ』と言われた。『働いているのがそんなに偉いのか！』とムカムカしました」

・「実際にはランチに行く金銭的・時間的余裕なんてないのに、『ダンナのいない間に豪華なランチを楽しんだり、おしゃべりしたりしてヒマなんでしょ？　いつでも昼寝ができるし、専業主婦っていいよね～』と言われたことです」

やっぱり一番よくあるのが、「専業主婦って暇でしょ」発言。家事や育児をしっかりやっていたら、暇なんてありません！　主婦は24時間営業なんですよ！

「旦那さんに感謝」は余計なお世話！

・「『毎日ゴロゴロして、旦那の給料で生活できていいよねー』と言われて、イラっとした」

・「『いいなあー、●●（私の名前）は。家にいるだけなのに、旦那からお小遣いもらってるんだから』という発言。家事も大変なんだから!!」

・「『今どき専業主婦でいられることは、ぜいたくで幸せなことなのよ！』と言われた。あなたから言われなくても、十分わかっているし、旦那に感謝してるから！」

「旦那の給料で生活できていいわね～」「旦那さんに感謝しないとね」という上から目線の発言の数々は、確かにそうかもしれないけれど、そんなこと他人に言われる筋合いはない！　あんたに養ってもらってるわけじゃないっつーの！

「どうして働かないの？」のイヤミ

・「『働かないなんてもったいない』と言われた。自分でももったいないと思っているけど、子どもの預け先など、働ける環境が整えられなくて苦労しているのに…」

・「『だから専業主婦は～』の一言です!　働いているのがそんなにえらいのか？　私だって0歳児がいなけりゃ働きたいよ！」

周囲に子育てを手伝ってくれる人がいなかったり、旦那さんが長時間労働だったり、家庭によっていろいろ理由があるわけで…。だいたい、よその家庭のことなんだから、放っておいてほしいんですけど！

「夢や生きがいがなさそ～」という勝手な哀れみ

・「バリバリ働くママに『家にいるだけで、なにが生きがいなの？』と言われたこと」

・「『私は仕事と育児を両立してるから毎日忙しいけど、とっても充実しているよ』という自慢」

・「『家庭にずっといるのは、刺激がなさすぎて私には無理！　それに夢もあるし』と言われました。『私にも夢くらいあります！』と心の中でイラっとしました」

働いている人の「私、輝いてるし～」という自慢は鼻につくもの。家庭にいるからこそ味わえる充実だってあるし、それに、そもそも人の夢ややりがいを勝手に限定しないで！

「働いてるからできませ～ん」にムカッ

・「PTAの役員選挙の席上で、『働いていらっしゃらない、暇な方がやればいいと思います』と言い切られたことがあります」

・「クラスの役員を決める保護者のミーティングで、ワーママが一番最初に手を挙げて『私、働いてますからできません』と言ったこと。専業主婦でも、親の介護をしている人もいるのに」

専業主婦だからってPTAや地域の仕事を全部押し付けられたらタマりません！　仕事をしながらちゃんとやっている人もいるのに、余計に納得いかないですよね。子ども関係のお仕事は公平に分担してほしいものです。

働いていたら何言ってもいいのか!

・「PTA役員選出の際に、『私達が働いているおかげで女の地位が保たれているんだから、働き口も見つけられないあんたみたいな奴は黙って頭を下げて汚れ仕事をしとけ』と暴言を吐かれたことがある」

・「『私たちが、あなたたちの年金も負担しているのよ』と言っている人がいた」

・「『専業主婦と引きこもりは社会のゴミなので、人権などいらない』という暴言」

大人が口にしているとは思えない、ヒドい暴言の数々。所得税を払ってれば何を言ってもいいのか？　見下す権利はあるのか？　専業主婦だって働いている人や子どもを支えて、国や社会に貢献しているのに！！

専業主婦にもワーママにも、それぞれに大変なことはあるもの。働く・働かないはそれぞれの家庭の事情によりますし、その背景も知らないで、勝手にあれこれ言うのは失礼以外の何ものでもありません。家事・育児は重労働。「やって当たり前」とされているから評価されにくいけれど、家族を支えて家の仕事をするのは、立派な社会貢献ですよ！

文／吉田直子
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© Piotr Marcinski - Fotolia.com

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