コラム

手口いろいろ！ブチ切れ寸前な「迷惑メール」体験談

更新日：2017.10.28

スマホ、ガラケーを問わず、毎日コツコツと、それはそれは律儀に送られてくる迷惑メール。
個人情報を引き出してみたり、お金を振り込ませるためのあの手この手のやり口には、怒りを通り越してあきれるばかりですよね。

みなさんは、そんな迷惑メールにどのように対応しているのでしょうか？
今回は、主婦100人に「迷惑メール」について聞いてみました。

どんな迷惑メールを受けとったことがありますか？

出会い系　　　34％
お金あげます・当たりました系　　　19％
振り込め系　　　16％
芸能人です系　　　10％
外国語メール　　　4％
チェーン　　　3％
その他　　　14％

主婦たちが「最も多く受け取っている」と認識する迷惑メールのトップは「出会い系」。

・「『えりだよー！アドレス変更しました！』とのメールがきて、うっかり騙されそうに。よく見たら出会い系に誘導するリンクが付いていて迷惑メールだとわかりました。危ない！」

・「何度もあります。どこにでもいそうな名前を出して『久しぶり～』とか書いてある。下にサイトが添付してある時点で明らかに怪しい」

と、友人からのメアド変更を装う手口が悪質。なかには返信してしまった人もいるようで…。

・「『メルアド変えました、よろしく～』に、『だれ？』と返信してしまったことがあります。その後、いろんなアドレスから同じようなメールがくるように（泣）」

・「『久しぶりです』という言葉と名前が送られてきました。間違って送ってしまって返事を待っていたら困るかと思い、『人違いではないですか？』と送り返してしまいました。すると『優しいですね。よかったら名前と住んでいるところを教えてください』と怪しい返事が。もうそれ以上返信はせず、放置です」

実害はなかったにしろ、返信すれば「カモリスト」に掲載されて面倒くさいことになるのは確実。
LINEの浸透で、リアルなメアド変更は減少傾向にあるだけに、騙されないよう気をつけたいものです。　

2番目に多かった迷惑メールは、“お金をあげます”“○○が当たりました”などの甘い言葉で気を引くタイプ。
うっかり返信した人によると…

・「『多額のお金を振り込みたいので連絡が欲しい』との内容に、『必要ありません』と返信してしまったら、次々同種のメールが届いて大変だった。ブロックをかけて無視するようにしたらこなくなりました」

とのこと。
この手の“あげます”メールは手数料が必要云々の理由をつけてお金を引き出すのが目的。返信せずに無視、が鉄則ですね。

3番目に多かった「振り込め」型のメールは、「思わず反応してしまった」と回答した人が最も多かったタイプ。

・「『動画サイトの課金を払え』という変な請求メールがきました。動画サイトを見た覚えなどなく、問い合わせ先に電話をしてみたら、『こっちではデータで分かってるんだから、支払わなければ法的手段に出る』と。でも対応が雑だし、言葉使いは悪いし、明らかに変な会社な感じ。そのまま放置しました」

・「『TV注文を承りました。注文の覚えがない方はご連絡下さい』とのメールがメーカの名前らしきアドレスから送られてきて、思わずメールに記載されていた『注文内容確認』に連絡。それ以降メールがたくさん届くようになってしまいました。が、全部放置しています」

・「身に覚えのないサイト利用の月額使用料の未払いがナンタラという、架空請求メールが届きました。初めての受信で『これが噂の！』と興奮してしまい、警察に行って相談したところ、『無視してください。電話して相手に番号を教えないように』としか言われなかった…」

警察も“無視”を推奨の迷惑メール。そもそも着信しないよう、業者を厳しく取り締まっていただきたいところではあります。

4番目は、芸能人の名前を語って有料サイトへ誘導する手口。

・「『今、リハーサルが終わったところです。連絡ください。タカヒロ』って、芸能人のふりをした怪しいメールがきたので、即迷惑メールに設定しました」

・「突然メールがきて、『初めまして、○○です。突然のメールでびっくりしているかもしれないけど、私の友達の△△（芸能人）が話し相手になって欲しいんだって。よかったらメアドのせてあるから、ここをクリックしてみて』というようなメールでした。すぐに削除しました」

・「『桜井翔太です。僕は芸能人なので悩みを話せる人がいなくて困っています』という怪しいメールがきました。いやいや、どうやってあなたが私のメアド知ったの？とバカらしくなって、そのまま放置です」

いかにもすぎるこちらの手口。反応したママはさすがにゼロでした。しかし、女性ターゲットのメールが送信されてくるあたりは気持ち悪さMAXですよね。

こういった迷惑メールにうっかり返信などをすると、ワンクリック詐欺や架空請求、登録料や通信料金と称したお金を請求されるなど、トラブルの元凶に。
まずは、「返信しない」「あまりもひどければメルアドを変更する」「いっそターゲットになりやすいキャリアメールは辞めちゃう」などの対策も考えにいれてもいいかもしれません。

文／和田玲子
※20～40代の既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© highwaystarz - Fotolia.com

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