こんにちは!暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。
【捨てないで】すごいぞ、かまぼこ板!むしろちょうどよい活用法いろいろ♡
どこの家庭にも必ず常備してある「塩」。料理に欠かすことができない調味料の一つですが、調べてみると味付けするだけではない、ビックリするような使い方があることを発見。
きっと皆さんも「知って良かった」と思うこと間違いなしです!今回は塩でおいしさをアップする方法を4つご紹介します。
①コーヒーに
毎朝1杯のコーヒーをかかさずに飲むという人も多いと思います。でも自分で淹れたコーヒーは、お店で飲むコーヒーに比べてなんとなく物足りなかったりしませんか?
そんなときに少しだけ塩を使ってみてください。
使い方はいたってシンプル。淹れたてのコーヒーにひとつまみほどの塩を入れて混ぜるだけ。
そんなことで味が変わるの!?と思われるかもしれませんが、飲んでみるとあらビックリ!
いつもより苦みがなくなり、逆に味に深みが出てお店に負けないおいしいコーヒーになりました☆
ほんとわずかな量の塩しか入れていないのに、ここまで味に変化が出るとは驚きです!!
個人的にもとっても気に入ったので、その後欠かさずひとつまみの塩を入れるようになりました^^
②塩鮭の塩抜きに
塩鮭ってもちろんあの塩気がおいしいんですが、物によっては「ちょっと塩辛すぎる」というときがあったりしますよね。そこで塩の出番です。
塩辛いものに対して塩を使ったら、さらに辛くなるじゃないか!と心配してしまいますが、実はそれが逆なんです。なんと、塩鮭を塩水に浸すことで塩抜きできるんだとか。
準備するのは1.5%という薄い濃度の食塩水です。例えば300mlの水であれば4.5gの塩を溶かします。
この食塩水に塩鮭を浸します。用意する食塩水の目安としては、塩鮭がひたひたになるくらいの量でOK。そしてこのまま1時間ほど浸します。
食塩水に1時間浸しました。鮭の脂などが少し浮いていますが、それ以外は特に見た目に変化はありませんね。
塩鮭を食塩水から取り出したらキッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。水分が残ってしまっているとべちゃっとした焼き上がりになってしまうので、ここはしっかり水気を取ります。
あとは、油をひいて加熱したフライパンで両面しっかり焼けば完了です。
焼き上がりの見た目は特にいつもの塩鮭と変わりません。早速ひと口食べてみると、ん!?全然塩辛くない!!むしろ少し甘さを感じるくらいで、これはかなりおいしい♪
でもなぜ塩鮭を食塩水に浸すと塩が抜けるんでしょうか?
これは「浸透圧の原理」をうまく活用した方法で、塩で塩を呼ぶという意味で“呼び塩”とも呼ばれ、食品の旨みはそのままで塩分だけを抜くことができるのだそうです。
ちなみに、塩が溶けていない真水に浸しただけだと焼きあがった鮭は水っぽくなってしまうそう。この方法は、塩鮭だけでなく、塩サバやわかめ、梅干しなんかにも使えるのだとか。
事前の塩水に1時間ほど浸けておくという手間はありますが、これで余計な塩分が抜けるのであれば体のためには良いですよね☆
③こんにゃくのにおい消し、味をしみこませるために
皆さんはこんにゃくのあく抜きってどのようにされていますか?沸騰したお湯で軽くゆでるだけの方も少なくないのでは?でもここでも塩が活躍してくれるんです。
まずこんにゃくを、スプーンなどを使って食べやすい大きさにカットします。こうすることで調味料の味がつきやすくなるんですよ。
こんにゃくを切り終えたらボウルに入れ、そこにティースプーン1杯くらいの塩を加え
こんにゃく全体に塩をしっかりもみこみます。
塩をもみこんだら、このまま5分ほど待ちます。
その後こんにゃくをしっかり洗い、沸騰したお湯の中にこんにゃくを入れ、3分ほどゆでます。
ゆであがったらざるにあげ、水切りすれば下処理は完了です!試しにゆでたてのこんにゃくを1つ食べてみたところ、あの独特なこんにゃくのニオイはすっかりなくなっていました♪
このこんにゃくを使っておかか煮を作ったところ、いつもは周りにうっすら味がついているだけだったんですが、今回は中までしっかり味がしみていて、噛めば噛むほど味わいがある1品になっていました☆
これは“塩の脱水作用”というものを活用した方法で、塩を使ってこんにゃくの水分が抜けたことで、煮汁が入りやすくなったんですって。塩にはこんなパワーもあったんですね。
④サンドイッチの水っぽさ解消に
お弁当メニューとしてサンドイッチを作ることも多いと思いますが、「時間が経つと野菜の水分でサンドイッチが水っぽくなる」という点でお困りだったりしませんか?その問題、塩が解決してくれます!
まず、サンドイッチの具として使う野菜を水洗いします。今回はレタスときゅうりを使いますね。
洗ったあとは、キッチンペーパーで念入りにしっかり水気を拭き取ります。ここまではいつもと一緒ですね。
が、ここからが驚きのポイント!しっかり水気を取ったレタスをお皿に広げ、その上から軽く塩を全体に振ったらこのまま15分ほど置きます。
きゅうりも同様に塩を振って15分ほど置きます。
するとどうでしょう。水気を取ったはずのレタスからうっすら水分が!
きゅうりからもこんなに!!
キッチンペーパーで再度しっかり拭き取ります。これで下準備は完成。
あとは、食パンの上に具材をのせ、もう1枚の食パンをのせればサンドイッチの完成です。
実は、このサンドイッチは夜に作り、水っぽくならないかを確認するために、ラップをして冷蔵庫で保管し、翌朝食べました。
すると、ご覧の通り、野菜から余分な水分は出ておらず、できたてのようなおいしさを味わうことができました☆
結構しっかり水分を取ったので逆に野菜が乾燥してカラカラな状態なのでは?と心配していたのですが、そんな心配は全く必要ないほど、ほどよい水分を感じられるサンドイッチでした。
サンドイッチの水っぽさ問題を懸念してお弁当に入れることを控えていた人も、この方法なら自信を持ってお弁当に入れられますよ。オススメです!
もっと広がる塩の活用法
塩=味付けという認識しか持っていなかったのですが、今回料理前の下処理の段階でも塩が大活躍してくれることを知って、本当にびっくりしました。
塩を活用することで嬉しい効果がたくさんありましたね。皆さんもぜひ普段の生活でもっともっと塩を活用してみてください!
取材・文/JUNKO
※暮らしニスタの過去の人気記事を再編集して配信しています。
【参考サイト】
東京ソルト株式会社 塩なび 塩話題百科事典
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