コラム

恐怖！「尿ハネ＋ホコリ」でトイレのアンモニア臭が3倍に！

更新日：2021.02.19

知り合いの家などでトイレを借りたとき、「あれっ？このトイレちょっと臭うな…」と感じたことはありませんか？
けれど、臭っているのは果たして他人の家のトイレだけでしょうか？
いつもいる自宅のニオイには鼻も慣れてしまいがちですから、ご自宅のトイレも臭ってしまっている可能性はありますよね…。

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トイレは排泄をするところなので、家の他の場所に比べると、どうしても“ニオイ”というものとは切っても切れない場所。
しかし、排泄をしたあとはその都度水で流しているのに、どうして臭ってしまうのでしょうか？
その理由が、ライオン株式会社リビングケア研究所の調査によって、トイレダストと尿ハネに関係があるとわかったというのです。
では、どんな調査結果だったのでしょうか？

まず、トイレダストとは、衣類の着脱やトイレットペーパーの切り出しなどによってトイレの床にたまるホコリのこと。家族全員が毎日何度も使うトイレはホコリがどうしても溜まりやすく、そしてこのトイレダストには、トイレならではといえる「ブドウ球菌」や「大腸菌」が潜んでいるという結果が同研究所の調査でわかっています。
また、多くの人が臭いの原因だと思っている男性の尿ハネですが、実は尿ハネは男性だけの問題ではないというのです。
どういうことかというと、男性女性関係なく、用を足し終わりトイレの水を流すときには水とともに菌が周囲に飛んでしまいますし、温水洗浄便座で洗浄中にも水圧が強いと目に見えないレベルでトイレを汚しているというのです。

そこで、同研究所が「菌とアンモニアの発生量の関係」を調査するため、トイレダストの菌に尿を加えアンモニアの濃度を測定してみたところ、尿から発生するアンモニアの発生量が約3倍も増加するという結果がでました。
これは、尿単体よりも、菌を含んだホコリ（トイレダスト）と尿が合わさったときにさらに臭いが強烈なものになるということ。
ですから、トイレの臭いを防ぐには、「尿ハネ」だけではなく、ホコリ対策も必要なのです。

「ウチのトイレはなんだか臭うかも…」とお悩みのあなた！もしかして便器の掃除はしていても、床や壁のホコリをそのままにしていたりしませんか？
「菌」の温床であるホコリをそのままにしておくとトイレ内は雑菌だらけになり、そこに尿が飛び散れば、アンモニア臭がすぐさま漂うという悪循環が、トイレの臭いを生んでいたのです。
さぁ、トイレが臭う原因がわかった今日から、さっそくこまめにトイレ掃除をはじめましょう！

写真© yayoicho - Fotolia.com
※出典：ライオン株式会社ルックまめピカ「知らなきゃ良かったトイレの秘密シリーズ第2弾トイレの床にたまったホコリ“トイレダスト”は菌まみれ？！」より