「コンテスト初投稿で金賞受賞したことが自信に」
ハンドメイドのインテリアやナチュラル可愛いテーブルコーディネートが得意なyukinocafeさん。「暮らしニスタ」に投稿を始めた2015年の春から、様々なコンテストで受賞した実力派です。
「サイトを知った最初の頃は、みなさん素敵なアイデアを惜しみなく披露していて、素敵なサイトだなと眺めるだけで…。ただただ、『わー、このDIYすごいなぁ』とか、『こんなワザもあるのか〜』なんて見ていました」。
そんなとき、偶然コンテストが開催されているのを知り、チャレンジャー精神で応募してみたそう。「それが、いきなり初めて参加したコンテストで金賞をいただいてしまってビックリ! 評価されたことが嬉しくて、私も世の主婦の方々のお役に立てるようなアイデアを投稿するぞー! と俄然やる気になりました」。
モノ作りの面白さにハマったきっかけは、5年前から始めたブログだったのだとか。
「友人に勧められてブログを始めたら、これが思いのほか面白くて。掲載したテーブルコーディネートを読者さんに褒められるのが嬉しくてたまらなかったんです。写真をキレイに撮るために、掃除も自然と頑張れるようになったし、テーブルコーディネートも褒められたい一心でお料理にも気合が入るようになったし。それまで苦手だったことが、いつの間にか好きになっていたから不思議。単純な性格ですよね(笑)」。
センスとアイデアが光るyukinocafeさんのテーブルコーディネートは注目の的ですが、最近まで家事が苦手だったというから驚きです。
「大学時代は演劇サークルに所属していて、学生時代の私はモノ作りとは無縁。お料理やお裁縫など家事全般がとにかく苦手だったので、独身時代は結婚できるのかなって不安でしたね。幸い結婚した主人が好き嫌いなく、何でもおいしく食べてくれる人なので、かなり助かりました。とはいえ、結婚当初はお料理の味付けに苦労したんです。夫は関西出身で薄味が家庭の味。一方、私は濃い味で育ったので、調節が難しくて…。でも、濃い味になってしまっても、『これはこれでアリとちゃうか?』と笑ってたいらげてくれているうちに徐々に味付けにも慣れていった感じです」と結婚当初のことを思い出して笑ったりも。
「我が家のインテリアは私の趣味一色!」
テーブルコーディネートや作品作りも、ご主人が応援してくれているからこそ、心置きなくできるそう。
「結婚してから原因不明の体調不良などいろいろな理由もあって、独身時代にやっていた英語教室の仕事が続けられなくなってしまったんです。そんなとき、優しく支えてくれたのが9才年上の主人。仏様のような人なので、私が何か失敗しても、優しく見守ってくれるのでありがたいですね。お部屋の模様替えをしても、気づかないこともあるくらい大らかな性格なのですが、好きにやらせてもらっています。休日は、私のブログの撮影に協力してくれるし、『暮らしニスタ』の投稿も応援してくれているんですよ。そんな主人のおかげで体調不良からも抜け出し、”小さな幸せをみつけて感謝できる毎日”をモットーに元気に頑張れるようになりました」。
苦手な家事を頑張れる原動力となっているのもご主人への愛情。
「お料理もお裁縫もまだまだ器用にできないですよ。でも、主人がいつまでも元気で健康にいて欲しいなって思うと頑張れちゃう。栄養バランスのとれたお野菜中心のヘルシーな食事を心を込めて作ることと、家族にとって居心地のいい空間を作り、清潔に保つこと。このふたつを最優先と心に留めて、ひとつひとつの家事と向き合うようにしています。やる気がなくなったときの味方は、『暮らしニスタ』さんやブログをやっている同世代の主婦の方々。工夫しながら楽しんで家事に取り組んでいらっしゃる姿を知るたびに刺激になります」。
今あるものにひと工夫を加えて、世界にひとつだけのものを作ることが作品作りのモットー。yukinocafeさんの作品は、どこにでもある材料で簡単にマネして作れるのも魅力です。「うちの近所にはオシャレな雑貨店がないので、作品作りのインスピレーションとなるのは、家にすでにある雑貨たちや日用品の廃材。それらを眺めて、自分しか持っていない1点ものを何か作れないかなと考えています。100円ショップで買ってきたカレンダーに葉っぱをくっつけて画びょうでとめ、オシャレにしたり、マスキングテープで空き箱をリメイクしたり、牛乳パックと古着でカルトナージュを作るのも好きです。貧乏性なので、ついつい捨てる前に『これで何か作れないかなぁ』といつも考えちゃうんですよね(笑)。一度作ったものも色を塗り替えてアレンジしたり、季節の雑貨を足して手を加えれば新鮮な雑貨に一変。いらないものが素敵に蘇るのが楽しいです」
最近ハマっているのが、「暮らしニスタ」にも投稿しているリカちゃんハウス。キュートなドールハウスは、見ているだけでウキウキします。
「私が小さい頃、周りの女のコはみんなリカちゃんを持っていたんですよ。残念ながら私は持ってなかったのですが、夫の転勤で3年ほど前に引っ越した福島に『リカちゃんキャッスル』があるのを知り、心が踊りました。大人になってから、初めてリカちゃんデビューをして、素敵なお洋服をちょっとずつ増やして、写真を撮るうちにすっかりハマってしまって。『暮らしニスタ』にドールハウスの投稿をしたら、たくさんの方が“ステキ”を押してくれてうれしかったですね。リカちゃんは、くせ毛の私が絶対できないヘアスタイリングもできるし、可愛いお洋服を着こなしてくれるので、眺めているだけで女のコに生まれた幸せを思い出させてくれる存在。永遠の憧れです」
毎日の暮らしを居心地のいい空間の中で楽しむyukinocafeさんの目標は、「大好きなご主人のためもっとお料理やお掃除の腕を磨くこと」。家族の笑顔のために今日も奮闘中。未来への夢も大きく膨らみます。「いずれは自宅な海外からの留学生を迎え入れ、ホストマザーになるのが夢。英語教室で働いていた経験もありますから、それを生かしたいです。もっとお料理やお掃除の腕を磨いて、留学生の方においしい家庭料理をふるまいたいですね。そして、季節ごとに自分らしいインテリアやテーブルコーディネートを楽しみながら年を重ねて、可愛いおばあちゃんになれたらいいなって思います」。
取材・文/福田恵子
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