ああ冷や汗…PTAの役員はこうやって決まります！

もうすぐ新学期！子どもの卒業や入学、新しい学年にあがったりと成長が感じられるイベントが盛りだくさんですが、避けては通れないのがPTAの役員決め…。みんなのところはどうやって役員決めをしているの？気になる疑問を"主婦100人アンケート隊”に聞いちゃいました！

これが１番スタンダード！「立候補」で決めてるところのハナシ

「やりたい人が挙手する立候補制。娘の幼稚園のクラスは上の子もいるママさんが多く皆パパっと手を挙げるのですぐに決まります。私もすぐ手を挙げました」（ちっぷすたー・36才）

「幼稚園のクラス委員はじゃんけんやクジではなく、話し合いで決めなければいけないため、必ずと言っていいほど気まずい空気に。下の子が小さいから無理などと言う人がいると、『私が前にやったときには下の子がいた』と言い返す人がいたりします」（たっきー919・43才）

「年度最初の保護者会で、基本は挙手制で決める。シーンとしてそのまま20分、30分たつことも。先生だけが何度も聞いたり、他のクラスの進捗や他のクラスで決まった役員名を聞いてきて伝えていた」（あのしゃ～・49才）

「立候補が優先ですが、やっぱりやりたくない人が多いです。PTA経験者の方が受け入れてくれそうな方にターゲットを定め、睨みをきかせて断れない空気になり引き受けていた事がありました…」（すず・40歳）

「押し付け合い、あるいはだれも手をあげない」（RomanceRIO・48才）

立候補で決まれば万事解決！なのですが、そう簡単にいかず押し付け合いの実態も見え隠れ。同じ立候補でもみんながやりたがってすぐに決まる！ということもあれば、なかなか決まらず気まずい空気が流れることも…。

主婦の不満は爆発寸前！「くじびき」で決めてるところのハナシ

「高学年のママから、役員が初めての方優先で、くじ引きで決めました」（ここしんママ・42才）

「本人もしくは足を運べない方は代理を立てて、くじ引きで決めています。今回は代理を立てたところ私が選ばれてしまいましたが、不満などは特にありません。当たったら快く引き受けるのがマナーだと思っています。ただ、やってみて分かったことは、毎年継続してPTAを行っている方は癖がある方が多いです（笑）」（くり・38才）

「立候補が出なかったためにくじ引きになり、引っ越してきたばかりの方が会長に。『仕方ないね～！頑張れ～～！！』と声が聞こえるものの、その声の主はさっきまで子供が小さいことを理由に頑なに拒否し、大騒ぎしていた方…」（匿名希望・34才）

「立候補とクジ引きで決まるものの、クジ引きで当たった人は必ず『無理だ』と主張。後日連絡した場合は電話にも出ない。名前だけ上がったまま、結局一度も顔を出さない人もいました」（匿名・39才）

「長年伝わるながーいおみくじ棒。運なのでもめることはないが自分の運の無さをのろって泣く人はいる」（よっちゃん・48才）

立候補でなかなか決まらない場合は、くじ引きを行うのがPTAの役員決めの方法ではあるあるな模様。ただ、自分勝手なワガママ保護者にイラついている主婦の皆さま多数！本音と建前をうま～く使い分けつつ穏便に済ませたいところ！

 暗黙のルールがある？「話し合い」で決めてるところのハナシ

「立候補というか、この人がするよね～という流れがありました。会長は決まっているから他の役員を決めたらいいよね～と。実際のところ本人からそういう話しを事前にしていたのか断れない理由になっているのかわかりませんが、その方が立候補して決まりました」（キリンのここ・35才）

「小学校は子供の人数が少ないため、子供1人につき１回役員を引き受けるのは暗黙の了解となっていました。執行部役員は中々毎年決まらず、期日までに決まらないと4、５年生の保護者が土曜日の夜に集められ(必ず出席)決まるまで帰れない、なんとも言えない会が毎年開かれていました。役員をできない理由を1人ずつ言って行かなくてはならないのが苦痛でした」（mihoko・48才）

「会合などの拘束時間が多い役員はなり手がいません。なかなか決まらず、2時間以上ピリピリした空気で辛かったです。最終的には条件付きで引き受けた方がいらっしゃいました」（ナナハチ・44才）

「幼稚園の役員決めの時に先輩ママから幼稚園デビューした保護者に「赤ちゃん居ても、妊婦でもできますよー」とかなり進めていた。周りの人は、自分はやりたくないからか、前回やったからか、黙ったままで、進められた保護者が引き受けなければならない空気と言うか周りからの圧力があった」（匿名希望・44才）

「卒園した元クラス役員が「子供のためですよ！そう思って立候補する人はいないんですか！くじ引きはしたくないんですよ！」と立候補しないのを悪といわんばかりにキレていた…結局委員長とクラス役員はくじ引き」（まぬみ・32才）

穏便に「話し合い」で解決している…と思いきやなかなかそうもいかない様子。最終的には暗黙のルールや圧力という闇が…。子供の卒園もしくは卒業まで継続する保護者同士のコミュニティ。キレたくなる気持ちもよーーく分かりますが、PTAはあくまでも保護者同士の交流の場ということを忘れずに…！

なんだかんだ１番公平？「全員役員制」で決めてるところのハナシ

「うちの学校では入学式の日に、入学式が終わったあと有無を言わさず全員クジを引かされ、必ず6年間の間に2回するシステムになっています」（ちかこ・36才）

「毎年全員役員制のため、やりたい役員の第1～第5希望を書いて提出します。ただ、その決め方はそれぞれの部長が欲しい人から取っていく形式らしく、毎年第1希望が通る人もいれば、毎年第3希望以下しかなったことがない人も。不公平だという声もあがっています」（はつたろう・43才）

主婦の皆さまの不満が最も少なかったのは全員で役割を分担するノルマ制度。みんなが平等にノルマを背負うことで、保護者間の平和も保たれている様子。ただ、全家庭が同じ条件ではないので、そこもしっかり考慮できると良いのかもしれませんよね。

秘密の会議が開かれている！？「推薦」で決めてるところのハナシ

「推薦方式。なぜ推薦するのかの理由も書くので、推薦された人の中から割とすんなり決まっています」（へちまエンジン・34才）

「アンケートを無記名で名簿に○をつけて提出します」（みかちゅう・36才）

「懇談会では決められないようで、先生が個人的に頼んでいるみたいです。（アップルミント・44才）

「今は廃止になったが、現役役員から、選出委員が決められて、まだなってない人に電話して勧誘しなければならない時期がありました。かけるほうも辛いのに、電話先の保護者に怒られるという、とても嫌な仕組みでした」（elly’s table・45才）

「役員さんと、園長で事前に秘密の会議を開き、次の役員候補を話し合っているらしく、下の子がいないなど、『役員を断る理由がないお母さんリスト』を作成するようです。いざ各クラスで役員決めが始まり、なかなか決まらない場合は例のリストを確認しながら「○○さん、今回ぜひお願いできませんか？」と声掛けが始まります。結局私もそのリストのおかげで役員を引き受けることになりました。」（ゆき・33才）

現在は個人情報保護法が改正されたことでPTAの会員名簿も厳しく管理されているため、家に勧誘や推薦の電話がかかってくるなんてことは無いハズ…！？推薦されて快く引き受けられればいいんですが、それもまた難しいものですよね…

いかがでしたか？「無駄が多い」「無理やりやらされる」イメージが付きまとうPTAですが、学校や保護者、地域との橋渡しなど重要な役割を担っているのもまた事実。本音と建て前の板挟みがツライところですが、なかには、「中学では三年連続で立候補しちゃいました（笑）楽しいです（みーママ・43才）」なんて方もいらっしゃり、 案外PTAの実情は変化している模様？

文／小野寺咲乃