コラム

ボスママ、自慢屋、放置子ママ…苦手なママ友とつき合うには!?

更新日：2017.10.28

“問題あり”“気が合わない”“なんだか苦手”…ふつうなら友だちにはなりづらいこんな相手でも、子どもが同じ幼稚園に通うという接点で“ママ友”という友人関係に。さらには、「子ども同士が親友」「父母会の係がいっしょになった」などの関係性ができれば、より濃ゆ～いお付き合いがスタートします。
そんな「絶対無理な相手だけど、距離も置けない」場合にどう立ち回るべきか、失敗例＆成功例を含めママたちの体験から、その傾向と対策を学びましょう。

ピーチクパーチク「うるさ型ママ」の前では女優になれ！

話し好きで情報量は誰よりも豊富、他人の批判が大好物という「うるさ型ママ」。ある意味カリスマ性があるため常に人の輪の中心にいて友だちはたくさん、敵に回すとのちのちまでやりにくくなる厄介な存在です。コミュニケーション偏差値がよほど高くなければうまくつき合うのは至難の業ですが、
「攻撃的で、取り巻きは多いけど敵も多いママと母の会の係がいっしょになりました。案の定、やりたい放題でうんざりしましたが、肝心なのは彼女の矛先がこちらに向かないこと。余計なことは言わず、微笑みを絶やさず女優になりきり、苦手に思っていることすら気づかれずにイベントを乗り切りました。(大阪府/K)」と、うまくつき合うのではなくうまくやり過ごすという、嫁姑関係にも役立ちそうな手法が役に立ちそうです。
一方、この手のママに丸腰で挑んで地獄を見たママも。「会長でもないのに父母会を仕切りまくり、決まったことをなんでもひっくり返す役員ママに思わず意見した私。その瞬間、同じ意見だったはずのママたちは一斉に下を向き、私は孤立。この件はすぐさまSNSで拡散され、下の学年に語り継がれる伝説になってしまいました。正義より派閥、政界も顔負けの世界が幼稚園ママ界だと思い知りました（大阪府／Y）」とは玉砕ママの弁。

マザコン上等「我が子溺愛型ママ」には先制攻撃を！

我が子はかわいい。そのあふれ出る愛がママ友同士のつき合いにくさを生むケースも。
「何かにつけ『わが子のすごさ』『愛らしさ』『利発さ』『５才児とは思えない人間性』エピソードを語りたがるママ友。最初はおつきあいのつもりで『すごいね』『さすがだね』と相づちをうっていたら、送迎時だろうがスーパーだろうが健康診断の会場だろうが私を見つけるなりロックオンして“本日の自慢話”を心ゆくまでされるように。もうノイローゼになりそう！(愛知県/S)」と、あまりお人よしだとつけ込まれてたいへんな目に遭うようです。
うまく立ち回ったママの例としては、「娘の親友のママはなぜかうちの子にライバル心があるようで『お宅の○○ちゃんはさぁ～』と話しかけてきては身長からピアノの進み具合までチェックを入れる。こういう自信のないタイプはお世辞に弱いはずなので、つかまって話しかけられたら何かを聞かれる前にほめ倒し、別の話題にシフトすることで難を逃れました。(大阪府/P)」とのこと。わが子自慢が止まらないママ友には、先手を打つのが正解。

面倒みません「放置子ママ」には率直に話を！

もはや社会問題にもなっている「放置子」。降園後や放課後、もしくは休日に、その保護者が仕事などで不在、あるいは単に面倒を見たくないなどの理由で子どもが野放しにされ、代わりに面倒を見るハメになるママが大変な目に遭う事例です。子どもに罪はないため単に突き放して解決させるのは忍びない、というのが放置子の依存を大きくし、こじれる原因にも。解決に至ったママのケースでは、肝心の保護者がことの重大さを認識していない、という点に注目し、勇気をもって母親に意見をするなど相手に踏みこんだ結果、良好な関係をキープしつつ、放置子自身の幸せにもつながった、というパターン。
「我が家にひとりで遊びに来て大暴れする近所の子のママは典型的なほったらかしタイプ。ある日私の堪忍袋の緒が切れ、その子を泣かして帰したことがありました。謝りついでに電話で今までの状況を説明したら、親子で外に出てくるようになり、ひとりで我が家に来ることもなくなりました。『伝える』って大事なことだと思いました。(埼玉県/S)」
「放任主義のお隣のママ。子どもが土足で我が家に入り込んでも知らん顔。注意すると『ほら怒られたでしょう』とこっちが悪者。なので今は見つけたらその場で『○○くん××で危ないよ』と子どもではなくママに声をかけ、自分で動かざるを得ないように仕向けています。(岐阜県/M) 」など。避けるだけでなく話をしてみる、それだけでいい方向に変わったりするんですね。

文／和田玲子
※参考：雑誌『Ｃｏｍｏ』
※写真© JackF- Fotolia.com

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