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コラム

相続の不安は、ひとりで抱えない!自分と家族の未来を守るために“もやもや”を相談するという選択肢

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相続の不安は、ひとりで抱えない!自分と家族の未来を守るために“もやもや”を相談するという選択肢

「相続のこと、いつか考えなきゃとは思っているけれど、誰に何をどう話していいのか分からない」そうした“もやもや”を抱えたまま時間が過ぎてしまう。

でも実は、それはとても自然なことです。人生において、相続のような大きな節目に直面することはそう多くはありません。多くの人にとって、“はじめてのこと”であり、しかも“誰かに相談しにくいこと”でもあります。

今回お話を伺ったのは、元銀行員で1級ファイナンシャルプランニング技能士として独立し、現在は相続や遺言分野に専門的に取り組む土方朋さん。

この記事では、“相続対策の奥深さ”と“相談するという行為の大切さ”について、具体的な事例を交えてお届けします。

「揉めないための準備」は“感情”を整理することから

「私が一番重視しているのは、相続対策とは“人の感情を整理する作業”でもあるということです」と話す土方さん。専門家に話してはじめて見えるのが“自分の相続”だそう。

相続にまつわるトラブルの多くは、資産の金額や税金の問題というより、感情のこじれや誤解に起因するものが多い。たとえば、同じ価値の遺産を渡したつもりでも「自分だけ軽んじられた気がする」という感情が芽生えてしまえば、争いの火種になってしまいます。

そのために、遺言書だけでなく「付言(手紙)」を添えることで、残される家族に自分の思いを直接伝えることの大切さも語ってくれました。

「財産は“形”としての遺産ですが、“思い”の部分をどう渡すかが重要です。私が関わったご家庭では、“ありがとう”の一言を添えた手紙だけで、兄弟の関係がスッと和らいだというケースもあります」

“家族の外の味方”を作ることがスムーズな相続のカギ

「専門家に相談するって、なんだか大ごとに感じてしまって…」そんな声も少なくありません。

ですが、だからこそ専門家に話す意味があるのです。

「相続に限らずですが、“家族の中の問題”というのは、かえって家族だから言いにくいことが多いんです。専門家は第三者として、利害関係のない立場で話を聞くことができます。だから、冷静に提案もできるし、誰かの代弁もできる」

実際、相続の現場では“親子で言えないこと”や“兄弟間でのしこり”が潜んでいることも少なくありません。

だからこそ、 “家族の外側にいるけれど、家族の未来を本気で考えてくれる人”の存在が、とても大きな意味を持つのも納得です。

「相談って、どこまで話していいの?」

個別相談を受けるにあたり、こんな不安もよく聞かれるそうです。

「何を話せばいいのか分からない」「こんなことを聞いたら失礼かな?」「全部さらけ出さないとダメ?」

「まずは“今の不安”をそのまま話していただければ大丈夫です。無理に全てを話す必要はありません。“誰に何を残したいと思っているか”という思いの部分があれば、あとは一緒に整理していけばいいんです」

たとえば、「通帳が複数あって、どこに何があるのか分からない」「不動産があるけれど、評価の仕方が分からない
保険ってどう使えるの?」「遺言書って、いつ・どう書けばいいの?」

そんな疑問や不安を“全部まとめて”話せる場所が、個別相談です。

「相続のこと、ネットにも情報はあふれているし、調べれば出てきます。でも、“自分の場合はどうなのか”は、ネットには載っていません」

土方さんは、保険・税務・不動産・法務など幅広い知識を持ち合わせたFPとして、相談者一人ひとりの人生や希望を丁寧にくみ取ります。

特に印象的だったのは、こんな事例。

「遺言書ではきちんと“均等分け”とした上で、“保険”を使って特定の子に多めに渡すというケースがありました。遺言書にのせる必要がなく、遺言に優先するものとなります。

保険契約した時点で受取人固有の財産になるので遺言では均等に分け、特定の人に多めに渡すときに保険を活用することができます」

一見、難しく感じるかもしれませんが、それぞれのご家庭に合った“方法”が必ずあるので安心して相談してみては。

最初の一歩は、「自分の気持ちに向き合うこと」

「相談することは、何かを決断することとは違います。まずは、“なんとなく不安”という状態を、口に出してもらうだけでいいんです。それだけで、自分が何に悩んでいたのかが、少しずつ見えてきます」

「シニアの方ほど、こんなふうに遠慮されることが多いんです。『私の相談なんて大したことじゃないかも』『仕事に繋がる話じゃないのに、聞いてもらっていいのかな?』と。でも実際は、そうした“誰にも話せない小さな不安”こそが、一番のしこりになっていることも多いんです」

まずはその“心のもや”に丁寧に耳を傾けるようにしていきます。

「ひとりで考えていても、答えが出ないことってありますよね。だからこそ、“今、何が引っかかっているのか”“なぜ動けないのか”を一緒に整理することから始めましょう。そこがクリアになるだけで、自然と一歩踏み出せるようになる人も多いんです」

「1回の相談で“やるべきこと”がスッキリ見える方もいれば、何度かお話を重ねることで、少しずつ状況が整理されていく方もいます。どちらでも構いません。気負わず、どうぞ気軽に会いに来てください」

「ご相談を受けていると、いつも感じることがあります。“この方は、私を通して家族に想いを伝えている”のだということ。面と向かっては言えない気持ち、言葉にならなかった想いを、私に預けてくれているんです」

その想いを、ただの手続きでは終わらせたくない。

「だから私は、その人の気持ちを“かたち”にするお手伝いをしていると思っています。愛情や感謝、願いを、相続というかたちに込めて、次の世代へしっかりとつなげていく。家族の愛を遺すための、バトンリレーのサポートですね」

その瞬間ごとに立ち会えることが、何よりのやりがいです。

「家族に迷惑をかけたくない」「何かあってからでは遅いかも」そんな“気になっている”を見過ごさないことが大切。

相続は、“誰にでも関わる”大切なテーマです。でも、ひとりで抱える必要はありません。気軽に、そして信頼できる誰かに話してみることで、きっと心が軽くなるはずです。

人間味とプロフェッショナルさが漂う土方先生が直接相続の基礎を教えてくれるセミナーを開催しますので、ぜひ気になる方はお気軽にセミナーにご参加くださいね。

「相続の基本5つのステップセミナー」開催決定!

土方朋さんが直接相続の基礎を教えてくれる「相続の基本5つのステップセミナー」を開催。

【主催】主婦の友社 × ニッポン放送「生活の窓口
【講師】1級ファイナンシャルプランニング技能士 土方朋さん
【日時】2025年8月26日(火)13:00〜14:00
【場所】主婦の友社 8階会議室(東京都目黒区)
【定員】50名


<セミナー参加後は土方先生による個別相談会も実施>

【日程】2025年9月4日(木)・5日(金)
【時間】①10:00 ②11:30 ③13:30 ④15:00
【場所】ニッポン放送(東京都有楽町) 生活の窓口
※個別相談は事前予約制です。詳細はセミナー終了後にご案内いたします。

相続について考えることは、これまでの歩みを丁寧に見つめ直し、「自分の想いをどう未来へつないでいくか」を考える時間です。今だからこそできる、“想いを託す”という選択を、私たちと一緒に始めてみませんか?

プロフィール
土方朋(ひじかたとも)
1級ファイナンシャルプランニング技能士
2008年三井住友銀行入行
2021年三井住友銀行退職
2022年準備期間を経て、AMI FINANCIAL DESIGNを設立

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