コラム

今どきソレ言っちゃう？！時代錯誤な男が発した「セクハラ発言」

更新日：2017.10.28

アベノミクスの重要政策「女性が輝く日本」を生きているはずの私たち。けれど、女性が働くうえでの障害は、今も昔もあまり変わっていないのが本当のところ…だったりしますよね。
それらを象徴するような「職場の男性同僚・上司によるセクハラ発言」を働く女性たちが告発します。

「男は偉い」発言

・「『資格を持っていたって、しょせん女なんだから、適当に誰でもできるような仕事しかさせない』と上司に言われたことがあります。今どき…」

・「飲み会の席で、『女性が男性にお酒をつぐのは当たり前だ』と言われました。本当に昔のままの人だと思います」

・「『後輩だからって、男にお茶出しなんかさせるな。女がやってくれ』だそうです」

・「『女はいつでも仕事を辞めれるし、子どもでも産んで家庭におさまれるからいいよな』『家に女（娘）がいてくれていいな。家事困らないだろ？』などと発言するジジイ上司がいたけど、そんなんだからお前は奥さんに逃げられるんだよ！」

・「『女は適当に仕事ができていいなぁ～。だから、パートでもいいんでしょ？　それで暮らせるんだからお気楽だよね～～』と言われたことがあります。その考え方、適当にも程があります」

・「『女のクセに黙ってろ！』と発言した上司には、男性社員も含め周囲はドン引き」

心のよりどころは「男」というプライドのみ。そんな同僚・上司が繰り出しがちなこの手の発言を聞こうものならば、女性たちは一気に白けるの必至です。

「結婚がらみ」発言

・「『結婚は？　相手はいないの？　結婚してこそ一人前だよ。もっと積極的に出会いの場に行きなさい』。大きなお世話です」

・「『こんなんも出来ないから結婚が出来ないんだ』と、結婚していない上司に言われたことがあります」

・「3年くらい前に、『女なんて、お茶くんで、笑顔で男にこび売って、結婚したいだけだろ』と言い放った上司がいた」

・「『なんで結婚しないんだ。早く結婚して子どもを産む。それが女の仕事だろ』とか言っていた上司。だから家庭内別居されるんだよ…と内心失笑していました」

・「『いつ結婚するの？』と挨拶もろくにできない上司に言われ、こういうことは言えるんだな～と皮肉に思いました」

・「『まだ独身なんですか？　行き遅れの女性は、社会じゃ肩身がせまいでしょ』とのことです」

・「結婚している人を『新品じゃない』と言い、独身の人を新品の製品と結び付けて話していた上司。怒りしかない」

・「『彼氏はいるの？』『休みの日は何をしているの？』『結婚はまだなの？』…。やめて～～ｗ」

・「『アラサ―なのに結婚しないの？　それともできないの？』の一言は傷つきました」

女性は「職場の花」、30過ぎればお荷物扱い、そんな職場はまだたくさん。結婚が及ぼす業務への影響を考慮して予定を聞かれることはあるにせよ、行き遅れ呼ばわりや、新品だの中古だのは会社じたいの品性を疑います。

「子作りがらみ」発言

・「新婚旅行へ行ったので、上司に休暇を頂いたことのお礼をしたら『仕事に支障が出るから、子どもは作らないで』と言われました」

・「育児休暇中に『早く復帰してほしい』と上司に言われました。でも、保育園にも入れないしで遠回しに断ったら、『1年は休みをあげられないって言ったよね？　今、戻らないと戻れなくなるから』と、クビを切るような話をされた」

・「『●●さんは、いつ子ども作るの？』と、不妊症のことなど思いも及ばずに言ってくる無神経な上司」

・「仕事中に、『少子化なんだし、早く子どもを作らないと高齢出産になっちゃうよ』と言われた。バカな上司と思っていたが、やっぱりバカだった」

・「店長に『子どもの作り方を教えてあげましょうか？』と言われた」

「子作り行為」が視点のセクハラ発言は論外にせよ、「妊娠は困る」趣旨の発言を上司にされることは、残念ながらままあるケース。女性側も、自分が抜けて周囲に迷惑がかかるのは痛いほどわかるだけに、余計な悩みを増やす結果に…。「産めよ増やせよ」政策と、追いつかない現場のひずみが解消し、本当の意味で女性が輝ける社会が一日でも早く来ることを願いたいところです。

文／和田玲子
※既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© suna - Fotolia.com

Profile和田玲子

女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。

編集部ピックアップ

「なにこれ、指が痛いんだけど…」40歳を目前にして訪れた不調。原因はまさかの…！？〈マンガ・4人目が欲しい〉

【大人の動物占い®】それぞれの動物の「基本性格＆カラーごとの特徴」をチェック

お母さんごめんなさい、私の口座残高これしかありません…【お金ビギナーの貯蓄マンガ】

【数量限定】「美味しい」を作る人のこだわりエプロン発売。｜暮らし二スタ10周年【コラボ企画】

とうとう汚部屋の限界突破…！3LDK家族暮らしの悲劇【片づけマンガ#1】