カツオのさく。刺身以外の活用法がマジでナイスアイディア‼過ぎる【平野レミさんレシピをつくってみた】

スーパーの魚売り場をウロウロ。品物とお値段をチェックしていると、ひときわ目を引くコスパな存在、それがカツオ。今年はかつおが豊漁だそうで、食べない手はない‼刺身とはまた違う、あっとおどろく美味しい食べ方を、書籍『平野レミのオールスターレシピ 家族の絆はごはんで深まる』よりご紹介。

とうとう刺身に飽きる日がきてしまった

さくで買ってきたカツオにねぎをた～っぷり散らして生姜じょうゆでいただきます！
もちろんとても美味しい。が、しかし、初夏から食べ始めて暦は9月。そろそろ食べ過ぎた。
美味しくて、栄養豊富で、コスパ抜群の頼れるカツオに……飽きる時が、来てしまった。
まだカツオの旬は続いている、この先どうすればいいのか。絶望する私の肩を誰かがたたく。（たたいた気がしただけ？）

トントントン。豚（トン）＋カツオ＝トンカツオ！

そもそもカツオのさくを加熱したことがない。ひたすら生で食べるもんだと思い込んで生きてきた。
しかし、ウン十年の呪縛を解くレシピに出会ってしまった。
そのレシピの作者はあの平野レミさんだ。テレビで見かける、めちゃめちゃ元気な料理研究家の、（ご本人は「愛好家」と名乗っているそう）平野レミさんだ。
おしゃべりしている姿はよく知っているが、そういえば料理のレシピを試したことはない。
「トンカツオ」すごいらしい。の噂を聞いて、試してみることにした。

材料はこちら

【材料】4人分
かつお（刺身用・さく）　300g（一口大に切る）
豚バラ肉しゃぶしゃぶ用　300g
塩麹　大さじ１　
小麦粉　大さじ１
卵1個
和がらし　小さじ１
水　大さじ１
生パン粉、揚げ油　適量
キャベツ、レモン、とんかつソース　適量

さぁ、カツオがどんな仕上がりになるのか～ワクワクドキドキしながら、
レッツ、クッキング！

まずは一口大に切ったカツオに塩麹で下味をつける。
塩麹がなければ塩でもOKだと思う。

そして、豚バラ肉を巻き付ける。
うちに大量パックで買った豚コマがあったのでそれでいってしまおう。

発見！①衣のつけ方がラクラク

フライを作るときは、小麦粉→卵の順だと思っていました。ウン十年…（またか）
しかし、このレシピでは、卵と小麦粉と和がらしと水を混ぜて、そこにポチャン！なのです。
えー！一気に混ぜてポチャンでいいんだ。
和がらしは納豆についてくるのが余って溜まっている。アレが活躍するときです。

混ざったところにポチャン！いい感じに絡みます。
何故これまで、律儀にも小麦粉→卵の2ステップを守ってきたんだろう。
一気にポチャン！で何の問題もない。

パン粉をつけて、あっという間に下ごしらえ完了。

発見！②「揚げ物に火か通っているか問題」が完全解決

揚げ物を普段つくる人なら、誰しも思い当たるだろうあの嫌な思い出。
食卓で聞こえてくる「これ、中身まだ生っぽくない！？」の声。
そんなはずはない！しっかり中まで火を通したはずだ。
どれどれ見せて、「あ……ちょっと生っぽいかもね。」

しかし、トンカツオにはその心配が一切ない！
何故なら、巻き付けた豚肉にさえ火が通っていればOK。カツオは生でも食べられる素材だから。
生でも食べられる素材をあえて、揚げ物にしているこの贅沢。優雅な気持ち。
この心の余裕は想像以上だった。衣がこんがりなっていれば、それでいい！なんて。

さっと揚げたら、出来上がり～

さぁて中身はどんな感じ？

お肉なら「生っぽい」の声が出るだろう。しかしこれはカツオ、何の問題もない。
というか、むしろ少し加熱しすぎのアルデンテ。もうちょっとレアを狙ったのだが、
あっという間にこのくらいになった。

え！これカツオなの？？

我が家の女子高生に食べさせてみる。ソースをかけて、パクリ。
「ウマ！」
「ウマ！」
「めちゃやわらかいんだけどコレ」

いつもは毒舌な女子高生が、手放しに褒めている。やった！

「これ、三つ葉乗せたら合うと思うんだけど」と、アレンジまで楽しんでいる。

「これ、言われないとカツオだって気づかないよね」
「え！どういうこと？」
そうだった、肝心のトン＋カツオという説明をしていなかった。
言われないと「やわらかくて美味しいとんかつ」だと思って、食べていたそうだ。

魚嫌いのお子さんでも、これなら食べられる！間違いない！

平野レミさんのレシピをもっとつくってみよう！

私にとって、トンカツオが革命だったので、さらに平野レミさんのレシピを作ってみようと思う。
本をパラパラとめくると気になるレシピがたくさんある。
「大根の皮った漬けもの」、大根の皮でつくるのか、なるほど。捨てちゃう食材がおいしく変身。
こういうの好きなので、次はこれを作ってみよう！

表紙のトンカツオはめちゃいい感じにレアですね！次につくるときはこれを目指したいと思います。

『平野レミのオールスターレシピ 家族の絆はごはんで深まる』
著者：平野レミ
1650円（税込）／主婦の友社

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