近年ますます共働き世帯が増えたことや、コロナ禍で外食よりも自宅で料理をする人が増加したことで、食品保存や作り置きに便利なタッパー型保存容器の需要が高まっています。
そこで、暮らしニスタ編集部ではユーザーにアンケートを実施。主婦がおすすめする保存容器をご紹介します。また、数ある保存容器の中からどんなものをチョイスすればいいのか、選び方のポイントもぜひご覧ください。
タッパー型保存容器の種類は?素材別の特長をチェック!
食品保存容器は、使われている素材によってできること・できないことが大きく違います。まずは、それぞれの特長とメリット・デメリットについて見ていきましょう。
●プラスチック素材
最も製品のバリエーションが多いのが、プラスチック製の保存容器。保存容器やタッパーと聞くとプラスチックのものをイメージする方も多いと思います。最近では100均ショップでも見かけるほどポピュラーな素材ですね。
【メリット】
最も大きなメリットが、安価に手に入ること。数百円で複数個のセット品を購入することができます。
またプラスチックは加工がしやすいことから、様々な形や大きさの製品が販売されていたり、キャラクターやおしゃれな柄がプリントされたものが販売されていたりと、好みのものに出会いやすいのもポイント。
その他にも、軽量であることや重ねて収納しやすいことなど、様々なメリットがあります。
【デメリット】
気軽に使えるプラスチック製ですが、一方で耐久性が低いことがデメリットとして挙げられます。食材の匂いが残ってしまったり、変形・変色してしまうなど、長期的に使い続けるのが難しい素材です。
また、中には電子レンジOKの容器もあるとはいえ、オーブン調理には使用できないので、保存容器を利用して調理をしたい場合にも向きません。
★こんな人におすすめ★
気軽にいろいろな保存容器を試してみたい人、収納場所が狭い人、小さい子がいる家庭に。
●ガラス素材
プラスチックに次いで一般的なのは、ガラス素材の保存容器。コーヒーポットやパスタケースなど、食材を入れるだけのものもあれば、冷凍できるもの、調理までできるものなどいろいろ。ここでは、使い勝手の良い耐熱ガラス製の保存容器についてお伝えします。
【メリット】
電子レンジ・オーブン共に利用可能。食品を保存するだけではなく、普段の調理にも大活躍。食洗器や乾燥機に対応しているものがほとんどです。食材の色や匂いが残るようなこともなく、長く使えるのもメリットでしょう。
またガラスも加工がしやすい素材であることから、形や大きさのバリエーションが豊富で好みの製品を選びやい点もメリットとして挙げられます。透明なので中身が見えやすいことや、そのシンプルな見た目で食卓にそのまま出しやすいことなども好まれる理由です。
【デメリット】
プラスチックに比べ値段が比較的高いことと、重いのが最大のデメリット。強度のあるガラスが使われてはいますが、当然、落としたり衝撃を与えると欠けたり割れることもありますので、取り扱いには注意が必要です。破損しやすい薄いガラスではないかや耐熱温度などはよく確認してください。
また、ガラス製の保存容器の大半は蓋がプラスチックなど別の素材が使われているので、蓋によっては密閉度が低かったりと、不便になる場合があります。
★こんな人におすすめ★
長く使い続けたい人、調理→冷凍→温めなど、一つで済ませたい忙しい人におすすめ。
●ホーロー素材
ホーローとは、鉄やアルミニウムなどの金属素材の表面に、ガラス質の釉薬(ゆうやく)をかけて焼き付けたもの。ちょっとレトロな雰囲気もあり、SNSなどでホーロー素材の保存容器の人気が高まっています。
【メリット】
一番に挙げられるメリットが、色や匂い移りがしにくく、オーブンや直火での調理にも対応していること。また、酸や塩分に強いので、味噌や漬物などの長期保存にも適しているほか、薬剤でしっかり殺菌処理することもできるので衛生的です。
また白くてコロンとした見た目で、食卓にそのまま出せるデザイン性の高さも人気の理由の1つです。
【デメリット】
オーブン・直火での調理が可能な一方で、ホーロー素材は電子レンジに対応していません。また、値段が高いことや、製品の種類が限られていて購入できるお店が限られることなどもデメリットとして挙げられます。透明ではないので蓋を開けないと中身が確認できないことも、地味に不便なポイントです。
★こんな人におすすめ★
容器のビジュアルにこだわりたい人、オーブン料理にも保存容器を使いたい人。
●ステンレス素材
コーヒー豆や茶葉を入れる保存缶などは別として、作り置きや食材の残りを入れるためのステンレス製の食品保存容器は、市場全体から見れば少数派。とはいえ、すっきりクールなビジュアルにファンも多いようです。
【メリット】
すぐさびてしまう鉄に代わる金属として100年ほど前に発明されたステンレス。鉄にクロムやニッケルを混ぜ合わせて作った合金で、アルミと同様、さびにくく、耐久性が高いことが最大の特長です。匂いや色移りの心配もなく、油汚れでも洗いやすいので、清潔を保ちやすいというメリットも。丈夫なので、アウトドアシーンでも活躍してくれます。
また、熱伝導率が高いため、冷蔵庫に入れると食材をスピーディーに冷やしてくれるのもステンレスならでは。
【デメリット】
電子レンジやオーブン、直火など調理には使えないのがたまにきず。100円ショップでも手に入るプラスチックに比べると、かなり高価です。
★こんな人におすすめ★
多少高くても長く使い続けたい人や、お手入れのしやすさ&清潔を重視する人。アウトドア好きの方にもおすすめです。
他にも、保存容器の選び方にはこんなポイントが!
●サイズ選びも重要。一番重宝するのは400~500ml
保存容器のサイズは実にバリエーション豊か。薬味を入れる小型の容器から、お鍋の残りや汁物などを保存できる2L級の大型容器までいろいろです。
目安としては、ご飯1膳分なら250~400ml、ちょっとした料理の残り物を保存するなら400~500mlの容器があれば十分ですし、このくらいのサイズが最も活躍度が高いかもしれません。
自身の食生活や家庭の状況などをあらためて振り返ってみて、必要なサイズを選んでください。
●同じメーカー、同じ形の容器で揃えると便利
大小さまざまなサイズ展開をしている保存容器があれば、シリーズで揃えるのも手。積み重ねることもできて、収納スペースを無駄なく使えるだけではなく、見た目もすっきり整います。
●形状は入れる食材や料理によって選んで
タッパー型保存容器には、正方形&長方形の角型タイプと、丸型の2種類があります。
角型はスタッキングしやすく、冷蔵庫の中でもスペースを効率よく使って、整然と保管することができるメリットが。一方の丸型は電子レンジで温める際、角型よりも加熱ムラが起こりにくく、角がないので洗いやすいのが嬉しいポイントです。
主婦の口コミ付き!おすすめのタッパー・保存容器をご紹介
ここからは暮らしニスタユーザーである料理達人の主婦おすすめの保存容器と、暮らしニスタ編集部がピックアップした人気商品をご紹介しましょう。さあ、あなたはどれを選ぶ?
●「プラスチック製」の保存容器
アメリカで人気を確立ラバーメイドはアメリカで約80年にわたって愛されるブランド。イージーファインドリッド保存容器は、本体の底とフタが接続できる“くっつき機能"が特徴で、フタの紛失を防ぎ、キャビネットの整理整頓に役立ちます。食洗機、電子レンジ、冷凍庫に対応する BPAフリーのプラスチックを使用。横面がクリアで見やすいため、中身を簡単に確認できます。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 深型容器の決定版冷蔵・冷凍庫、電子レンジから食卓まで幅広く活躍する多機能な保存容器。生野菜の冷蔵保存や作り置き食品の冷凍保存、密閉性が高いので汁物にもおすすめ。フタをはずせば電子レンジで加熱もできます。オランダ生まれらしいシンプルでおしゃれなカラーリングで、そのまま食卓に出しても違和感がありません。食洗機も使えるのでお手入れもラクラク。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 名前の通りの機能性が◎冷凍庫・冷蔵庫から出してそのまま電子レンジにかけられる、楽チンな保存容器。フタをしたまま電子レンジOKで、加熱時に発生する蒸気によってフタが押し上げられるため、自動的に蒸気を逃がします。キッチンのインテリアを邪魔しないシンプルなホワイトカラー。フタと本体のフチに溝がなく、洗いやすいのも嬉しいポイントです。しっかりした作りの日本製。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る クルッと回して開け閉めラクラク♪冷凍保存ならコレ!というくらいポピュラーなジップロック。冷凍庫に保存していたものを蓋ごとレンジ加熱できて、他の容器に移し替える必要はなし(加熱時は蓋をずらす必要があります)。蓋がスクリューだから密閉性が高く、汁物や湿気を嫌う粉ものなどの保存にも最適。目盛付きなので、調味料を測って入れてそのまま調理することができるのも便利です。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 凍っていても食材を取り出しやすい!プラスチック製保存容器の代名詞ともなっている「タッパーウェア」。そのネーミングは容器の開発者であるアール・S・タッパーの名前に由来しているのだとか。現在では、用途によって多彩なラインナップがそろっていますが、こちらは効率よく冷凍できるフォルムが自慢の冷凍専用容器。蓋がやわらかいので、凍っていても開けやすいだけではなく、本体は底がすぼまっているので、軽くひねるだけで凍った食材が簡単に取り出せます。また、本体にも蓋にも中身が見える窓がついているのも便利。
Amazonで詳細を見る ふたを開けたらそのまま取り分け可能思わず「これ考えた人天才!」とうなるようなアイデア品!名前の通り、シリコン製の蓋の内側にPP樹脂製のトングがついていて、ぐにゃっと曲げればそのままトングで食材を取り分けられます。お箸やスプーンいらずで、お弁当作りの時など食材ごとに取り箸を変える必要がありません。もちろん、トングは取り外して洗うこともできます。冷凍・電子レンジ・食洗機使用可。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 透明ボディで中身がくっきり見える!最大の特長は「中に入っている食材がくっきり見える」こと。プラスチックの場合、薄く曇ったように見えるものが多いのに対し、透明度の高い材質なので、どこから見ても中身が一目でわかります。冷凍もでき、蒸気弁を開ければ蓋ごと電子レンジ加熱もOK。ラップの必要がないのも魅力です。270mlのSサイズから1L、2Lサイズまで大きさいろいろ。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 高い密閉力で液漏れも匂いも阻止!シリコンパッキン付きで、密閉性の高さは抜群。キムチやぬか漬けなど匂いの強い食品の保存に威力を発揮します。汁物など液体を入れて横にしても液漏れしないのも高ポイント。メモリがついているので、サラダのドレッシング作りなど調理器具としても重宝です。豊富なサイズバリエーションも魅力の一つですが、浅型を2つ重ねると深型と高さが同じになるなど、収納にも便利。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る パッキンの雑菌繁殖をブロック蓋とパッキンが一体化した構造になっていて、本体と蓋がすき間なく密着。食材の乾燥や劣化を防ぎ、フレッシュさが長持ちするほか、スープなどを入れて逆さにしても液漏れしません。匂いもしっかりシャットアウトしてくれます。また、一体構造なのでパッキンと蓋のすき間に汚れがたまったり雑菌が繁殖するのをブロック。お手入れがラクで、いつまでも清潔に使えるのは嬉しいですね。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る シンプルなデザインと操作性の快適さで人気半透明の蓋と透明度の高い容器で、どこから見ても中が一目でわかり、どんなキッチンにも違和感のないシンプルなデザインが人気のOXO。様々なサイズがありますが、スタッキングできるのも◎。密閉力の高さも自慢ですが、蓋の白いフレームを上げ下げするだけで簡単に開け閉めすることが可能です。蓋を浮かせれば、電子レンジ加熱もOK。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る ●「ガラス製」の保存容器
大小様々なサイズの容器がセットに!200mL/500mL/1.2Lの3種類の容器がセットになった7点セットです。蓋をしたままの電子レンジ調理・冷凍保存に対応している他、蓋を外せば140度までのオーブン調理にも使えます。積み重ねやすい構造になっているので、使い心地も収納もバッチリ。クリアな見た目がおしゃれなので食器としても使えて、料理初心者さんにも選ばれやすい製品です。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 万能容器!コロンとした見た目も可愛い♥とてもバランスの良いこの製品は、蓋をしたまま電子レンジ調理ができ、冷凍保存にも対応しています。また本体・蓋ともに食洗器で洗えるので、衛生的に使うことができます。蓋を外せば140度までのオーブン調理も可能。コロンとしたボディとホワイトの蓋が組み合わせられた見た目も可愛く、シンプルで使い勝手の良い万能な製品です。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る コンパクトに収納できる4個セットポップなカラーでぱっと目を引くデザインが印象的。入れるものによってサイズを選べるので、一人暮らしならこのセットさえあれば食品保存は十分です。一番大きな容器の中にすべての容器を重ねられるので、場所を取らず収納可能。その際、蓋同士をとめておけば、バラバラになってしまうこともありません。電子レンジ、オーブンでも使用できます。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 安心安全で、地球にも優しい♥HARIOは、創業時から100年以上耐熱ガラス製品の製造・販売を行ってきた老舗。金属を使わず100%天然の鉱物を精製した安心・安全なガラス製品だけに、信頼性は抜群です。コーヒードリッパーなどが有名ですが、食品保存容器も人気。クッキングパックシリーズは、蓋をしたまま電子レンジで使うことができ、サイズ違いの容器を入れ子にしてコンパクトに収納できる機能性も人気です。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 使う人を優雅に見せる美しいデザインが世界で人気「使い心地」の良さと、生活空間に自然に溶け込む「佇まい」を重視してモノづくりを行い、滋賀県彦根市から世界各国に食器や調理器具などを発信しているKINTO。こちらのキャニスターも、しっくり手になじむ快適さと美しさが特長です。本体の耐熱温度は120度。熱湯消毒や電子レンジ加熱もOKです。蓋にはシリコンパッキンがついているので、密閉力はバッチリ。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る ファン必見のムーミン柄。機能性の高さも◎「ムーミン」に登場する人気キャラクター、玉ねぎ型のおだんご頭がトレードマークのミイをプリントしたかわいらしい保存容器。食器としてそのまま食卓に出したり、お弁当箱にしたら、子供が喜びそう♪4点ロックだから密閉性の高さは言わずもがなですが、エア弁を開ければ蓋をしたままレンチンできるのも便利。ラップが不要なので、エコにもなりますね。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る ●「ホーロー製」の保存容器
料理のプロにも愛される品質と機能性1934年の創業時からホーロー製造一筋。すべての工程を自社工場で行う唯一の国内メーカーが野田琺瑯です。機能美にあふれ、実用的なこちらの「ホワイトシリーズ」は、料理のプロや幅広い年代の人に人気。冷蔵庫から出してすぐに直火や湯煎などで温められるほか、蓋をはずせばオーブン調理も可能。ホワイトボードマーカーで、表面に中身や日付をメモしておけるのも便利です。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 食材が長持ち♪味しみにも威力を発揮ホーローの専門メーカーとして、世界最高水準の品質を追求し続けている富士ホーロー。独自のノウハウを駆使して誕生した驚きの製品がこちら!本体に蓋をセットし、付属のポンプをバルブに押し当てて空気を抜けば、容器内が簡単に真空状態に。湿気を取り除いて雑菌の繁殖を抑えるので食材が長持ちするだけではなく、味が食材にしみこみやすくなるメリットも。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る ●「ステンレス製」の保存容器
重ねて収納もできる!料理の作り置きに歴史のある金属加工の町として有名な新潟県・燕三条のメーカーが作った保存容器。匂い移りしないので、匂いの強い漬物を保存したり、食材の漬け込みにもぴったり。完全密閉ではないので、横にすると液体が漏れてしまうことがありますが、持ち運びせず、キッチンの中だけで使っているぶんには問題なし。蓋をはずせば冷凍もOKです。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 高品質ステンレスで長~く使えるひと口にステンレスと言っても、種類はなんと200以上!中でもこの商品に使われている「18-8ステンレス鋼」は耐食性が高く、原子力発電所の冷却水バルブにも使われるほどさびにくい素材なのだとか。それだけに衛生的に長く使い続けることができる保存容器です。蓋にはバルブがついているので、密閉性は十分。パッキンと一体型だから、お手入れもラクちんです。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 自分にぴったりの保存容器で家事をもっと快適に♪
素材もサイズも形状も、さまざまな種類があるタッパー型保存容器。自分のライフスタイルや好みに合った容器を使い分ければ、毎日の家事がもっとラクに、暮らしがもっと快適になるはずです。自分に合った保存容器をぜひ見つけてください。
まとめ/暮らしニスタ編集部
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