深まる溝！？ ママ友との「価値観の違い」困惑エピソードと解決法

ママ友とのお困りエピソード筆頭に挙げられるのが「価値観」の違い。ランチ会にお誘いされて、たわいもない会話で終わらせるつもりが、思いがけないところで価値観の違いが発覚してびっくりした！なんてことも。

そこで今回は、ママ友との価値観の違いに驚いたエピソードを、ママ100人に聞いてみました。

溝は深まるばかり…「金銭感覚」の違い

「私立幼稚園が月3万ほどかかる話から『３万円程度でしょう』と言われてしまい驚いた」（専業主婦/35歳）

「私はあまり外食をしないのですが、旦那さんが銀行員でお金があるママに週１ペースでランチに誘われます。さすがにお金がもったいないので『家の用事があるから行けない』と断ったらシカトされるようになりました。陰で『あの人は貧乏だから』と言っていると聞きドン引きです」（専業主婦/35歳）

「子供のランドセルを見に行きたいからついてきて、と誘われてついて行ったら表参道・銀座の店。ついてきてくれたお礼に、と御馳走になったのがブルガリカフェのランチ。ユニクロのおさがりをあげたら、7000円のフルーツゼリーセット。しかもそのママは専業主婦。一緒のお出かけが辛い」（パート・アルバイト/38歳）

「私はお金に困ってないから働かなくていいの、という感じでマダムのように気取っている人がいます。どうでもいいのですが、正直目障り！」（専業主婦/44歳）

「部活動で遠征時の交通手段を話し合った時のこと。例年300円程度の個人負担でバスを手配しての移動だったので、今年も同様にとの流れになった時に『バス代掛かるでしょ。保護者が送り迎えすればいいことじゃない』と一人だけ反対意見を出していた」（専業主婦/49歳）

お金にまつわる価値観が丸っきり一緒というのは、もう１万分の１の奇跡！？ まだ付き合える程度ならいいですが、あまりに差が開きすぎているママ友には「あなたとは違うの…」と雰囲気を醸し出して距離を置くのが良さそうですね。

叱る？叱らない？「子どもへの教育方針」の違い

「ママ友の子供が悪いことをしているのに、怒らずスマホをいじっていた時。代わりに注意すると、『別にうちの子悪いことしてないでしょ！？』と逆ギレされたことがあり、言葉も出ませんでした」（正社員/26歳）

「怒らなすぎるママ。子供どうしの喧嘩で『仲良くしないとダメだよー』って遠くから言うだけ。もう泣いて奪いあいになっているんだから、さすがに仲裁に入ってほしかった」（正社員/30歳）

「友達の家に子連れで遊びに行ったときに手土産なしのママや、遊んだオモチャを片付けないで帰るママにビックリ。特に意地悪したり手が出たり、口が悪い子供を叱らなかったりするママには困ってしまった」（専業主婦/39歳）

「子どもの習い事について。私は子どもが興味を持ったものをやらせるつもりでいるが、周りには熱心な人が多く、あれもこれもやらせるなどと会話をしていて引いてしまった」（専業主婦/28歳）

こんな時、子どもに叱る？叱らない？問題が多く勃発している様子。人様の迷惑をかけるような行為は、子どもだからといって許されるものではありませんよね。もし目の当たりにしたら、反面教師だと思って気を引き締める！ということで…。

深刻な問題！「病気予防・衛生管理」の違い

「最近話題の予防接種の是非について。私は必要と感じる派だが、そのママは否定派。『仕事は医療事務だけど、予防接種は必要ないと思っているからやってないよ！』とニコニコしながらあっけらかんと言われて逆に困惑した」（パート・アルバイト/41歳）

「子供が幼稚園の夏休みに『遊びに来て』と言われ親子でお邪魔したところ、真夏なのにエアコンも扇風機もつけてくれず、窓を開けただけの部屋で何時間も居たこと。熱中症になるかもと思った。そのお宅の家の子供3人は顔にあせもができていた」（専業主婦/44歳）

「まだ子どもが生後半年頃の時、ママ友数人で遊ぶ約束をしていました。前日にも問題なく来られるか、体調等の問題はないか（予防接種の時期だったので）確認したのにも関わらず、当日鼻水・せきの症状がある子ども二人を連れて登場……おもちゃの貸し借りも当然発生するのに…」（正社員/31歳）

「バスタオルは家族で共有して二日間は洗わないというママ友がいましたが、不衛生に感じて引いてしまいました。それなのに子供服はブランドにこだわるので、自分とは合わない人種だと思って付き合いを控えるようにしてしまいました」（パート・アルバイト/31歳）

病気や衛生管理のこととなると、謝れば済まない場合もあるから、ちょっと話は深刻。近頃、子どもの風疹が大人に移ってしまったことが話題となって関心が高まってきているかと思いきや、まだまだ無神経なママがいるよう。大ごとになる前に、こちらから予防線を張っておくべきかも。

比較が趣味？！「夫への価値観」「家庭環境」の違い

「夫や家族の学歴、職業、収入などで人を判断するママ友がいて困ります。ふとした時に、話題になることはありますが、普段の会話ではそのようなことはどちらも言いませんが、その人は、ダイレクトに聞いてきたりしてどうしてよいかわかりません」（正社員/43歳）

「子供同士が親しいのに、その子と我が子を比較する親がいて聞いている度にもう関わりたくないと思った。子供と仲良しの友達を比較するというだけでなく、我が子を誰かと比較する人とは自分とは価値観が違う」（正社員/58歳）

「夫が家事や子育てに協力的でないなら、自分は浮気や不倫をしても構わないという考え方。正直ドン引きしてしまう」（パート・アルバイト/28歳）

自分の考えを包み隠さず、よその家庭の事情にまで入り込んできてしまうようなママ友は嫌われてしまうのも当たり前。表にだしていいことと、秘めておくべきこと、会話のノリでその区別がゆるまないように、それぞれの家庭があるからこそ気を付けたいところですね。

「価値観の違い」をくぐり抜けるママたちのレスキュー法とは？

では、上手にその場を切り抜けているママたちはどのようなことを心がけているのでしょうか。

「なるべく自分から話題の中心にならないように他のママ友の話をしっかり聞いてからしゃべるように気をつけています」（個人事業主・フリーランス/32歳）

「様々な年代の方や育った場所や生活している地域が全く違う人たちの集まりなので価値観が違うのはもっともだと思っています。なるべく深く関わらない様にしています」（専業主婦/35歳）

「深入りし過ぎないことです。子供の話を中心に話を進め、お互いのバックグランドをさりげなく情報収集します。決して他人行儀になり過ぎず、馴れ馴れしくしないことで距離を保っています」（専業主婦/32歳）

「この人とはちょっと合わないかなと思うことがあっても、人は一人ひとりみんな違うと考え、自分の価値観を強引に押し付けたりはしない。相手がぐいぐいきても、自分を見失わないように気をつけている。ただし全てを受け入れるわけではなく、『それは違うと思う』『やりたくない』と思うことはきちんと言う」（個人事業主・フリーランス/52歳）

「育ってきた環境によって、価値観の違いは絶対にあることを前提に、あまり神経質な人とは距離をおく、もしくはもともと関わらないようにしています。刺激し合うくらいの関係ならいいけれど、批判し合うようになっては自分のためにも子供のためにもならないので、トラブルにならないよう気を付けるようにしているつもりです」（パート・アルバイト/35歳）

親も子もそれぞれ性格があること、同じ子育ては、ひとつもないことを頭の片隅に置きつつ、発言や行動を気遣うことこそ「価値観の違い」を上手に受け流す、何よりの秘訣かもしれません。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より