プレスリリース
地域密着型企画展第五弾 「肥前国から世界へ 佐賀と長崎のあゆみ」 ~ かつて「肥前国」として一つだった佐賀と長崎の歴史を紐解く ~ 会期:2026年1月10日(土)~2026年5月10日(日)
株式会社ゼンリン
2025.12.16
ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市、館長:佐藤渉)は、2026年1月10日(土)~5月10日(日)まで、街の歴史を紐解く地域密着型企画展の第五弾として、企画展「肥前国から世界へ 佐賀と長崎のあゆみ」を開催します。
■展示概要
佐賀県と長崎県は、かつて「肥前国(ひぜんのくに)」と呼ばれた一つの律令国※でした。16世紀、佐賀の戦国大名が北部九州に勢力を広げ、長崎はキリスト教の布教と南蛮貿易の拠点となり、キリシタン大名も登場しました。江戸時代になると、長崎が幕府の直轄地となり、佐賀藩が警備を担います。幕末には長崎を通じて外国の文化や最新技術を取り入れ、佐賀藩が日本の近代化を推進しました。本企画展では古くから海外交流の窓口であった肥前国が、廃藩置県によって現在の二県となるまでの歴史を、27点の地図や資料とともに振り返ります。
※律令国(りつりょうこく):奈良時代の大宝律令(701年)によって定められた日本の行政区分

■本企画展の見どころ
本企画展では一つの国として海外交流を通じて歴史を重ねてきた佐賀と長崎を紹介します。特に、江戸時代に長崎が外交窓口となり、佐賀藩がその警備を担っていた様子を描いた絵図や、海外に渡った長崎の地図は、“肥前国から世界へ”を象徴する展示です。

▲「肥之(ひの)前州(さきしゅう)長崎図」国立公文書館 所蔵

▲「長崎図」 ケンペル ゼンリンミュージアム所蔵

▲「長崎湾図」 シーボルト ゼンリンミュージアム 所蔵
■企画展開催中の取り組み
<期間限定デザインのチケットホルダーを配布>
本企画展の象徴的な展示資料として、ヨーロッパ製と日本製の2枚の長崎湾図を対比させたデザインです。異なる視点から描かれた2枚の地図は、肥前国と世界の繋がりを鮮やかに浮かび上がらせます。地図に込められた歴史の物語をぜひお楽しみください。

<関連商品の販売>
館内の休憩スペース「Ligare」では、企画展のテーマに関連したメニューを期間限定でご用意しています。本企画展では、明治時代以降の近代化の中で「羊羹の本場」として知られるようになった、佐賀県小城市の「村岡総本舗」の「ナッツ小凾羊羹」を販売します。肥前国から現代へと続く悠久の歴史に思いを馳せながら、ひと時の余韻をお楽しみください。

▲村岡総本舗(佐賀県 小城市) 「ナッツ小凾羊羹」
■企画展開催概要

■学芸員による企画展ガイドツアー※

※ガイドツアーの事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。
<参考資料>
■「ゼンリンミュージアム」について
(公式HP:https://www.zenrin.co.jp/museum/)

北九州市に本社を置く地図会社ゼンリンが手がける展示施設で、2020年6月に「地図文化の継承と振興」を目的に開館しました。常設展では、「歴史を映し出す地図の紹介」をコンセプトに、西洋製・日本製の日本地図を中心とした約120点の地図や資料を展示。それぞれの地図が作られた時代背景や作り手の思いとともに、地図の新たな魅力を発信しています。2025年6月6日には、開館5周年に合わせて常設展示のリニューアルを実施しました。また、2025年9月26日には、当館が所蔵する「實測輿地圖(伊能小図)」が、重要文化財に指定されました。
【シアター】
常設展示の理解を深めるためのコンセプトムービー「HARUKA 歴史を映し出す地図」の視聴スペース
【第1章】世界の中の日本
16世紀~19世紀に描かれた地図を中心に、キリスト教の布教による地図の進化と、鎖国体制が地図に与えた影響を紹介
【第2章】伊能図の出現と近代日本
多くの苦難を乗り越え、初の実測図として作られた伊能図が海外へ渡り、その後の日本に与えた影響を紹介
【第3章】社会変容と地図の進化
明治以降、目まぐるしく変化する社会の中で進化する地図の過程と、近未来へとつながる変遷を紹介



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■展示概要
佐賀県と長崎県は、かつて「肥前国(ひぜんのくに)」と呼ばれた一つの律令国※でした。16世紀、佐賀の戦国大名が北部九州に勢力を広げ、長崎はキリスト教の布教と南蛮貿易の拠点となり、キリシタン大名も登場しました。江戸時代になると、長崎が幕府の直轄地となり、佐賀藩が警備を担います。幕末には長崎を通じて外国の文化や最新技術を取り入れ、佐賀藩が日本の近代化を推進しました。本企画展では古くから海外交流の窓口であった肥前国が、廃藩置県によって現在の二県となるまでの歴史を、27点の地図や資料とともに振り返ります。
※律令国(りつりょうこく):奈良時代の大宝律令(701年)によって定められた日本の行政区分

■本企画展の見どころ
本企画展では一つの国として海外交流を通じて歴史を重ねてきた佐賀と長崎を紹介します。特に、江戸時代に長崎が外交窓口となり、佐賀藩がその警備を担っていた様子を描いた絵図や、海外に渡った長崎の地図は、“肥前国から世界へ”を象徴する展示です。

▲「肥之(ひの)前州(さきしゅう)長崎図」国立公文書館 所蔵

▲「長崎図」 ケンペル ゼンリンミュージアム所蔵

▲「長崎湾図」 シーボルト ゼンリンミュージアム 所蔵
■企画展開催中の取り組み
<期間限定デザインのチケットホルダーを配布>
本企画展の象徴的な展示資料として、ヨーロッパ製と日本製の2枚の長崎湾図を対比させたデザインです。異なる視点から描かれた2枚の地図は、肥前国と世界の繋がりを鮮やかに浮かび上がらせます。地図に込められた歴史の物語をぜひお楽しみください。

<関連商品の販売>
館内の休憩スペース「Ligare」では、企画展のテーマに関連したメニューを期間限定でご用意しています。本企画展では、明治時代以降の近代化の中で「羊羹の本場」として知られるようになった、佐賀県小城市の「村岡総本舗」の「ナッツ小凾羊羹」を販売します。肥前国から現代へと続く悠久の歴史に思いを馳せながら、ひと時の余韻をお楽しみください。

▲村岡総本舗(佐賀県 小城市) 「ナッツ小凾羊羹」
■企画展開催概要

■学芸員による企画展ガイドツアー※

※ガイドツアーの事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。
<参考資料>
■「ゼンリンミュージアム」について
(公式HP:https://www.zenrin.co.jp/museum/)

北九州市に本社を置く地図会社ゼンリンが手がける展示施設で、2020年6月に「地図文化の継承と振興」を目的に開館しました。常設展では、「歴史を映し出す地図の紹介」をコンセプトに、西洋製・日本製の日本地図を中心とした約120点の地図や資料を展示。それぞれの地図が作られた時代背景や作り手の思いとともに、地図の新たな魅力を発信しています。2025年6月6日には、開館5周年に合わせて常設展示のリニューアルを実施しました。また、2025年9月26日には、当館が所蔵する「實測輿地圖(伊能小図)」が、重要文化財に指定されました。
【シアター】
常設展示の理解を深めるためのコンセプトムービー「HARUKA 歴史を映し出す地図」の視聴スペース
【第1章】世界の中の日本
16世紀~19世紀に描かれた地図を中心に、キリスト教の布教による地図の進化と、鎖国体制が地図に与えた影響を紹介
【第2章】伊能図の出現と近代日本
多くの苦難を乗り越え、初の実測図として作られた伊能図が海外へ渡り、その後の日本に与えた影響を紹介
【第3章】社会変容と地図の進化
明治以降、目まぐるしく変化する社会の中で進化する地図の過程と、近未来へとつながる変遷を紹介



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