さっそくですが、ロティサリーってなんだろ?
ロティサリー(仏:rotisserie)とは、フランス語で“ロースト専門店”という意味だそう。「ロティサリーチキン」は、ハーブや香辛料などで味つけした鶏を、ロティサリーオーブンといわれる専用のオーブンで焼き上げた鶏の丸焼きです。丸焼きって、いい響き♡
コストコでは、ウオーマー付きの陳列棚に焼きたてが次々に並べられているので、周囲においしい香りが漂います。この香りに連られて買っちゃうんですよね。
お値段ですが、なんと、699円!(税抜)【2019年11月更新】。重さは堂々の1.6kg。
このコスパの良さなら、みなさんが気軽にカートに乗せる気持ち、わかります。私も一切の迷いなし。
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ロティサリーチキン
原材料名:
鶏肉(オーストラリア産)、調味液(食塩、マリトデキストリン)、リン酸塩(Na)、増粘剤(キサンタンガム)、香料、香辛料抽出物
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ラベルにはカロリーの記載はないようです。これは「カロリーなんて気にせずおいしく食べて」というコストコ側からの粋な計らいでは…と都合よく考えることにします。
しかも!(ここから重要!)
鶏肉の部位の中でも特にカロリーが高いとされるのが「皮」ですが、ロティサリーオーブンは高温によって余分な脂が落ちるので「健康的な調理法」とも言われているそう。
一般的なオーブンで焼いた丸焼きよりもローカロリーなんです。
では、いただきます!
もも肉、いっちゃいます。骨部分にアルミホイル巻いて、かぶりつきました。
熱々とはいきませんが、食べごろの温度で肉汁もじゅわり(喜)。見た目以上にお肉がやわらかいです。塩気はほどよく、調味料がしっかりしみている感じです。リーズナブルなので正直、そこまで期待しておりませんでしたが、十分おいしい。
特に皮がなかなか美味。さすがに焼きたてのパリパリ感はなくなっていますが、脂が適度に落ち、旨味が凝縮されています。
家族みんなで1羽まるごと、わいわいと食べてもいいし、大人2人の食卓なら、おしゃれなワンプレートにしてもよいですね(写真参照)。
ロティサリーを温める場合は、ラベル記載の温め方が参考になります。
▼再加熱方法:
フタを取り、電子レンジ(500w)で8分程度温めてからお召し上がりください。
↓↓↓ここからは保存用です。
後日、さっそくリピ買いしたロティサリーチキンを保存用にさばいてみました。
【準備】
成型のため脚がゴムひもで固定されています。まずはゴムを外しましょう。
【注意】
再加熱した場合、脂身が想像以上に熱くなっていることもあるので手を使う場合は、やけどにご注意ください。
調理用の手袋をしたり、ぬらしたふきんを傍らに置き、手をふきながら、気をつけてさばいていきましょう。
解体スタートです。
もも肉の脚の骨を持ってひっぱると…やわらかい。ロティサリーオーブンでグルグルと回されながら高温でじっくりと焼かれているので、本当にふんわりしています。いけるところまで手ではずし、関節は包丁で切りましょう。
胴体の中心にある骨にそって包丁で切れ込みを2本入れます。
切れ目に両手の親指を入れて、むね肉を観音開きにしていきます。少しずつ、お肉をはがしていく感じで大丈夫です。
胴体の中心にある骨のすぐ両脇にあるのがササミ(写真:左・右)、上についているのがヤゲン軟骨(中央)。これらもはずしていきます。
焼き鳥でおなじみの部位ですね。こんなとこにあったのかとわかってちょっと感動しました。
解体終了。初めてでしたが、なんとかなりました。
素人の場合は手作業がおすすめです。
改めて整理すると―
・左下…もも肉(チキンレッグ)
・右下…むね肉
・左上…ささみ、ヤゲン軟骨、手羽先、ぼんじり
・右上…鶏ガラ
まだ鶏ガラにだいぶお肉がついています。お肉好きとしては見過ごせませんので、こそげ取りました。その結果………
ど―ん!
こんなに取れました。重さを測ってみると、150g。骨のまわりのお肉なので旨味があり、すでにほぐされているので、リメイクレシピでいろいろ活用できそうです。
ロティサリーチキンの消費期限は、2日間。
食べきれない分は空気が入らないようにラップできっちり包み、さらにジップ付きバッグに入れて冷凍しておけば、いつでも食べられるし、リメイク料理として新しい姿で食卓を飾ることができます。
二度も三度もおいしい「ロティサリーチキン」。続いてメイクレシピを3つご紹介します。
ふんわり焼き上げられたロティサリーチキンだから、自然解凍したむね肉はまだしっとり。手で簡単にほぐれます。
熱々のゴマ油をかけると香味野菜の青臭さがほどよくとれ、シャキシャキ感が際立ちます。ご飯もビールもすすみますよ♪
【材料】(2~3人分)
・ロティサリーチキン・むね肉(冷凍) 1枚(170g)
・小ネギ 10本
・ミョウガ 2個
・ゴマ油 大さじ2
・ポン酢(市販品) 大さじ1~
【つくり方】
①チキンは自然解凍もしくは電子レンジで解凍し、細かくさく。皮は千切りにする。
②小ネギは5cmほどの斜め切り、ミョウガは縦に切って斜めに薄切りする。
③器にチキン、小ネギ、ミョウガの順で盛る。
④ゴマ油はフライパンで煙が出るくらいまで熱し、③の上からかける。※やけどにご注意を。
⑤全体を和え、ポン酢を加えてさらに混ぜる。
ロティサリーチキンの鶏ガラから取ったお肉と薄切りタマネギでつくるので、長く煮込まなくてもいい時短レシピ。時間がないときにおすすめです。
【材料】(2~3皿分)
・ロティサリーチキンの鶏ガラから取ったお肉 150g
・タマネギ 大1個
・油(今回は米油) 大さじ1
・塩 少々
・水 2カップ
・カレールー(市販品) 3かけ
【つくり方】
①チキンは自然解凍もしくは電子レンジで解凍する。
②鍋に油を入れて熱し、薄切りにした玉ネギを中火で炒め、途中で塩をふり、5分ほどしっかり炒める。
③②に水を加え、フタをして弱火で5分ほど煮る。
④③にロティサリーチキンを加え、煮立ってら火を止め、カレールーを加えて溶けるまで混ぜる。
⑤再び中火にかけ、とろみが出るまで5分ほど煮込む。
じっくり焼かれたロティサリーチキンの骨なので、あまりエキスは出ないかな…とダメ元でスープをとってみたけど、底力が残ってた!なかなかうまし。
あっさり出汁なので、夏バテのときなど、さらさらと食べられます。我が家は玄米なのですが、玄米の香ばしさとスープのコク、ショウガの風味は相性もよし。
【材料】(1人分)
・ロティサリーチキンの鶏ガラスープ 2カップ~
(※鶏ガラスープのつくり方はこの後に紹介)
・塩、コショウ 適量
・ご飯(今回は玄米) 茶碗1杯分
・小ネギ 1、2本
・ショウガの千切り 適量
【つくり方】
①器にご飯を盛る。ご飯が冷たい場合は電子レンジなどで温めてください。
※写真をご飯をあえてこんもりさせてます。撮影テク☆
②鶏ガラスープは熱々に温めて、①にかける。たっぷりのほうがおいしいです♪
③刻んだ小ネギ、千切りにしたショウガをのせます。
鶏ガラ1羽分に、水4カップ入れてフタをして強火にかけ、沸騰したら弱火にしてエキスを出します。ナイスな白濁ですね♪
長編投稿におつきあいいただきましてありがとうございました。
人気の「ロティサリーチキン」、文字通り「骨まで」堪能いたしました。さすが、高温のロティサリーオーブンで焼かれているだけあって、もも肉はもちろん、むね肉もふんわりしていておいしかったです。
お肉の味つけがあまり濃くないので、リメイク料理もしやすいと思います。ぜひ試してみてくださいね。
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