コラム

落ち込んだときはどうする？ミキティ流「心を軽くする方法」とは？

更新日：2017.10.27

毎日楽しくハッピーに過ごせるのが一番ですが、仕事や育児、人間関係で嫌なことがあれば、誰しも心がズンと落ち込んでしまうことはあるもの。

“お気楽Happy”が信条の藤本美貴さんでも、落ち込むことはあるのでしょうか？　どんなときに落ち込んで、どんなふうに乗り越えるのでしょう？　藤本さんが実践している落ち込んだときの対処法を教えてもらいました。

人からのささいな言葉に落ち込んで悩むことも！

とってもポジティブで、前向き志向な藤本さん。日常生活で落ち込むことはほとんどないそうですが、それでも、過去に何度か心が沈んだ時期があったそう。

「仕事や人間関係で落ち込むことは基本的にありませんが、育児のことになると、人からのちょっとした言葉に傷ついたり、悩んだりすることがあります。

うちの子どもたちは２人とも、おっぱいをしっかり飲んでいても、離乳食をたくさん食べていても、体重があまり増えないタイプの赤ちゃんで、周りの人から“体重軽いね～”なんて言われるだけで、すごく心配になって悩んでいました。おばあちゃんに“おっぱい足りてないんじゃないの？”と言われただけで、さらに心配に。

仕事では、人に嫌なことを言われても“絶対がんばってやる～”とプラスのパワーに変えていけるのですが、育児は正解がないぶん、迷ったり、落ち込んだりしてしまいますね」。

長い芸能生活でも、ソロからモーニング。娘に加入することになったときなど、大きな節目で落ち込んだことはあったそうですが、持ち前の明るさとポジティブ思考で乗り越えてきました。
でも、周囲や当の本人も驚くくらい落ち込んでしまったことがあったそう。それは、１人目を妊娠中に産後うつならぬ産前うつになってしまったこと。

「いよいよ出産が現実のものとして迫ってきたとき、“私が本当に親になれるの？”という不安にとりつかれてしまって。家でひとりでこっそり泣いていたこともありました。いつも前向きで悩まないタイプの自分が、こんなふうになってしまうなんて思いもよらなくて……。
そのときは、母に“大丈夫。子どもがちゃんと美貴を親にしてくれるよ”と言ってもらって、心がふっと軽くなりました。旦那さんもたくさん励ましのメールをくれたりして、周りの優しさに救われましたね」。

たくさんの人と話して解決策を模索するのが一番

へとへとになるまで運動する、カラオケで発散する、友達と飲みに行く……、落ち込んだときの対処法は人それぞれあると思いますが、藤本さんは「とにかく、周りの人に話を聞いてもらう！　たくさんしゃべっていると、だんだん前に進むパワーが湧いてくるんです」とのこと。

「落ち込むといっても、私の場合はうじうじ悩むことはほとんどなくて、一瞬だけ“はあ～”と落ち込んだあと、すぐさま“じゃあ解決するにはどうしたらいい？”と考え始めます。

そんな時は、旦那さん、家族、ママ友、仕事の先輩、マネージャーさんなど、悩みのジャンルによって適任を見つけて、話を聞いてもらうのが一番。ネットで検索することもありますよ。いろいろな人の意見を聞いていると、自分の中で情報や選択肢が増えるので、おのずと解決法が見つかることが多いですね。

とにかく、悩んで落ち込んでいる時間はもったいないので、どうしたらちょっとでも前に進めるかを考えます。それは、育児でも仕事でも一緒。やっぱり、基本、前向き志向なんだと思います」。

また、人のささいな言葉に傷ついて、落ち込んだときには「イヤなことを言われたら、その言葉自体はすぐに忘れて、“こういう人、かっこ悪いな。私はこうはならないようにしよう”と反面教師にするのがおすすめ。ちょっと強気がポイントかな(笑)」と、藤本さんらしいアドバイスが。

“落ち込んでいる時間はもったいないと考える”“人と話して意見や情報を集めて、自分なりの解決策を導き出す”。藤本さんがいつも笑顔でいられるヒミツは、嫌なことでもプラスのパワーに変えられるポジティブ思考と行動力にありそうですね！

Profile藤本美貴: 1985年２月26日生まれ。2001年歌手デビュー後、モーニング娘。として活躍。2009年にお笑い芸人の庄司智春さんと結婚。2012年に第一子の男の子、2015年に第二子の女の子を出産。産後ダイエットでヨガと出会い、インストラクターの資格を取得。現在、『ミキティが東大教授に聞いた赤ちゃんのなぜ？』(中央法規出版)が好評発売中。

取材・文／金澤友絵　撮影／馬場のぶよし

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