柿を洗い、柿の葉の薄い部分を手でむしり取り、固いヘタ部分だけを残します。
ヘタに対して水平になるようにヘタの周りにグルリと刃を入れ、ヘタを残して、柿の上部をきれいに取り除きます。
ピーラ―や包丁で皮を薄くむきます。このとき、皮が残っているとその部分の口当たりが悪くなるので、皮は残さないように、むくようにしましょう。
ヘタの部分に枝が残っている場合は、そこに紐をくくりつけます。そうでない場合は、竹串を水平に柿の上部に刺し、竹串の両端に紐をくくりつけます。
たっぷりのお湯を鍋に沸騰させ、紐の部分を持ち、柿を熱湯に浸けて、表面を5〜10秒ほど煮沸消毒します。
カビ対策のために、霧吹きに焼酎を適量入れて、柿全体に吹きかけます。
風通しのよい場所に約2週間干します。
柿同士がくっついてしまうと、カビの原因になってしまうので、間隔をあけて干すようにしてください。
柿の表面にできた小さい黒い点ができた場合は、カビの可能性があります。綿棒に焼酎をつけて拭き取り、もう一度熱湯に浸けて煮沸消毒しましょう。
2週間ほど干したら完成。
1週間ほど干して、外皮が固くなったタイミングで、押すようにして軽く揉むと、渋みが抜けて甘くなります。
干し柿作りというと難しいイメージがありますが、渋柿をカビさせずに2週間干すことができれば、作ることができます。
一般的に、紐でつるして綺麗に並べて干しますが、自宅で作るときは洗濯の物干し竿や洗濯ばさみを使って干せばOK。
カビないように気をつけて干しましょう。
渋柿は甘柿より糖度が高いものの、水溶性の渋み成分であるタンニンが多く、そのまま食べると唾液に溶けて苦味を感じます。
干し柿にすることで、タンニンを凝固させ、溶け出さないので、美味しい干し柿になります。
室内でも干し柿を作ることができます。ただ、外よりも風通りが悪いので、干し柿にむけて、扇風機を回すなどして対策をしましょう。
また、室内の湿度が高いときには除湿機を使うのも◎。
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