食器洗いの準備は「いただきます」の前にやってしまいます。
用意するのは『洗剤液で満たした洗い桶』『洗剤液の入った予洗い用の桶&柄つきスポンジ』です。
我が家では自分が使った食器は自分でキッチンに持っていくのがルール。予洗いまでしてもらい洗い桶に入れるところまでしてもらうので、画像のようにシンクに用意しておくと家族もスムーズに協力してくれます。(汚れが強い時はスクレバー&ウエスを使うこともあります)
以前は食べたままの食器をシンクに運ぶだけだったので、汚れた食器を一から洗うのがおっくうでしたが、予洗いまでしてもらうととっても楽。
家事を楽にするには家族の協力も必要。
ひとりで抱え込むのをやめるのも家事を楽にする方法のひとつですね。
家族全員の食事が終わって使った食器が全部洗い桶に移動したら最終チェック。食器が洗剤液からはみ出ないようにちょっと入れ替え。そのまま15〜20分洗剤液に浸けておきます。
予洗いしてあるので食器に残るのは油膜のような薄い汚れだけなので、この待ち時間に洗剤液が働いてくれ、汚れを剥がしとってくれます。
この待ち時間に他の家事をしたり、ちょっと寛いだり(^^)
瞬発力のなくなったシルバー世代、子供の世話を先にしたくて食器洗いは後回しにしたいママさんにも丁度良いんじゃないかな。
待ち時間が過ぎたら汚れ落ちを指で確認しみてください。キュキュと音が鳴るくらいになっているのが触ってわかると思います。
泡洗いだと食器の内側、外側、縁、底と全面をこすり洗いしなくてはなりませんが、この洗い方だと待つだけでその作業が終わってしまうといった感じ。はじめて試した時はビックリ感動ものでした。
予洗いが甘かったり、食器の重ね具合で汚れが残ることもあるので、スポンジ片手に指で確認しながら食器を取り出します。
汚れをみつけたら洗剤液の中でスポンジでこすって落とします。再び指で確認してキュキュとした感触になったら汚れが落ちたサインです。
お弁当箱のすみなど汚れが吸着して落ちにくいプラスチック容器でも、洗剤液の中でスポンジでこすり続けているとキュキュと落ちてゆきます。
取り出した食器には洗剤の泡はほとんど付かないのですすぎもスムーズ、手早く済むので節水に一役かってます。
どれくらいの水ですすげるのかというと、何度か桶を使ってためすすぎをしてみたんですが、5人家族でおよそ5Lくらいでした。
予洗い用に1L、洗剤液が7L、すすぎで5L、合計13Lで食器洗いが終わります。
我が家の壊れた食洗機の使用水量は10Lなのでほぼ近い!手洗いでここまで節水できるのもお気に入りの理由のひとつです。
(毎回W桶にしてためすすぎにしたら水の使い回しができてさらに節水に。ただシンクが手狭になるので必要な時だけにしています)
残った洗剤液はまだまだ洗浄力があるので、食器を追加して洗ってしまうこともあります。
食器洗いが全部おわた桶は、内側上部が浮いた油で汚れていることがあるので、スポンジに洗剤液を含ませながら桶の内側を洗い、そのまま桶の外側、シンクも磨いちゃいます。
時には排水溝洗いにも残った洗剤液を使っちゃいます。
洗剤の継ぎ足し無しでここまで洗えてしまうので、無駄に使っていないって思えて気持ちいいです。
洗剤の洗浄力がアップする温度は60度以上だそうです。実際、海外流では給湯器から熱い湯を出して使っていますし、食洗機も60度前後で洗浄しています。
また、動物性油脂を溶かす温度でもあるので食器を洗うには理想的なんですね。
これにならって洗剤液は60度以上の湯で作ります。
熱湯は給湯器から60度の湯がでるならそのまま使えますし、40度までが限界ならヤカンなどで沸騰させた熱湯と半々に入れると60度前後の湯が作れます。
60度の湯は火傷はしないけど手を入れていられない程度の温度。でも、食器を浸けている待ち時間の間に適度にあたたかい湯に冷めるので大丈夫。
溶かす洗剤は適量を守って計り入れます。
少し多い分にはいいんですが、入れる過ぎるともったいないし少ないと洗浄力が足りません。
溶かす割合は洗剤ボトルの裏に記載してあります。水1Lに対し0.6mlとか0.75mlとか2.5mlとかあるアレです。
例えば10L桶を使って、キュキュットやマジカで作るなら、お湯10L&洗剤7.5mlになります。
(JOYは無記載ですが水1Lに対し0.75mlできれいに洗えます)
ヤシノミ洗剤ならお湯10L&洗剤25mlになります。
すご〜く薄めてしまうけど目安量を守るとコンパクト洗剤も自然派洗剤もほぼ同等な洗浄力になるので満足度もほぼ変わりません。
夏の時期に60度のお湯って暑すぎ!
そんな時は給湯器から出る40度前後のお湯だけで洗剤液を作ってしまっても洗えます。熱い湯を使うのは汗だくになってしまいますし、気温が高い夏は食器に残る油脂が固まりにくいのでこの温度でも待ち時間にきれいにしてくれます。
いそいで片付けたい時は、この40度の温水や水道から出る常温水で洗剤液を作って待ち時間ナシでも洗えます。
(市販の洗剤をはじから試しているところなんですが、濃縮コンパクト洗剤は冷たい水も得意のようです)
低い温度で洗う場合、できるだけ丁寧に拭き取りや予洗いをして、洗剤液の中で食器の全面をスポンジでこすり洗いします。指で確認してキュキュとした感触になったら汚れが落ちたサインです。
ただ、動物性の固形脂が多いおかずだった日は高温の洗剤液を作った方がスッキリ簡単に洗えるので熱湯をオススメします。キッチングローブ使用なら冷めるのを待たなくても洗えます。
洗剤液の準備は食事が全部終わった後でも大丈夫。
その場合、予洗い済みの食器を桶に重ね入れた上に、適量の洗剤とお湯を加えます。
後からの方が洗剤液が出来立てで熱々なので、よりすっきり洗い上がります。
来客があった日、食器を多く使った日、汚れが落ちにくい料理だった日、消毒をかねて高温で食器を浸したい日なんかに手順を変えて対応しています。
我が家は時間差家族。1度目の夕飯は7時頃。それが終わって10時頃に帰宅して夕飯という家族がいるんですが、その頃私はバイトで家にいません。でも洗剤液を満たした洗い桶を用意しておけば、食べ終わりの食器をポイしてくれるので、私が帰宅した頃には液の中で食器がほぼきれいになっているのでストレスフリーです。むしろ、桶の中でピカピカになった食器を取り出すのが楽しみになりました。
我が家の場合、5人家族で7L桶がギリギリの容量です。なので、食器が多い日用に14L桶も用意しています。画像はソフトタイプのランドリーバスケットです。7Lも14Lもダイソーで購入しました。
*手荒れしにくい
原液に直接触れることがないので手荒れしにくいです。泡洗いではゴム手袋必須だった子供達も、今は素手で洗っていますが手荒れしていません。
*こすり洗いが軽く済む
洗剤液につけ置く間に汚れが剥ぎ取られるので、洗うのが面倒なスプーンの内側までピカピカです。こする必要がほとんどなくて簡単に終わってしまいます。子供達がつたない作業で洗っても、洗い残しはほとんどなし。見守る親もストレスなし。
*泡を作らなくていい
食器洗いは泡が命!って思ってましたが、この洗い方だと泡はむしろ不要。泡立ちが弱い洗剤でも気持ち良く洗えます。
*洗浄力の弱い洗剤でも融通がきく
「使ってみたら油汚れに弱かった〜」という洗剤でも、この洗い方で適量を使えばお湯の力との相乗効果でキュキュと汚れが落ちます。
適量使ってもなお弱い洗剤だった場合は2倍量を溶かせば他の洗剤と同等な洗浄力に引きあげることができます。
*すすぐ前に汚れ落ちがわかる
泡洗いだとすすいだ時の感触で汚れ落ちを確認しますが、この洗い方だとすすぐ前に汚れ落ちがわかるので「すすいだ後に洗い直し」という二度手間が激減します。
*桶が必要
シンプルなキッチンを目指している人の中には洗い桶を排除した人もいると思います。桶を使いたくない人には敬遠されちゃうかな。小さなシンクなら海外流に蓋して使えますが、日本のシンクは横広なのがほとんどだからな〜。
*木製の食器やカトラリーに注意
水分を吸い込みやすい素材だった場合、長く浸けすぎてしまうと劣化の原因に。他の食器類とは別にした方がいいです。浸け置く時間はとらずに洗剤液の中でこすり洗いします。
*「石鹸」は不向き
「石鹸」は泡あっての洗浄力。台所用の液体石鹸であっても「石鹸」には変わりないので、大量の水に薄めて使うとその力が発揮できません。
計量にはこれを使っています。
食洗機があれば楽々ですが、我が家の食洗機はただいま故障中。
どうにかラクして食器が洗えないものかと、泡ボトルや泡スプレー、泡の作り置き洗いとか色々試しましたが、最終的に海外流を真似たこの方法に辿りつきました。
我流なのでまだまだ改良点があるかもしれませんが、日本だと泡洗いが9割を占めているそうなので、残りの1割さん、もっとこうするとイイよ〜我が家ではこうしているよ〜ってお話が聞けたら嬉しいです。9割さん、やってみたよ〜って声が聞けたらさらに嬉しいです。
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