画像家側に見える元々の基礎から前回のレンガ柱は敷地内側にオフセット(バック)して建てましたので、間に建てるブロック塀も建物寄りに後ろに下げます。
既存の基礎のちょうど半分位の所が12cm幅のブロックの外端になります。
その為ブロックの半分強が空中に浮いてしまいますのでその分新たに基礎を造っていきます。
このオフセットする基礎のやり方はお庭側の3番目の塀と4番目の塀でも作りました。
http://ameblo.jp/kob-studio/entry-12160770933.html
http://ameblo.jp/kob-studio/entry-12194655388.html
ブログ記事ですが、ご参考程度にどうぞ!!
1.まずは基礎を造る部分より広めに穴(溝)を掘ります。今回は20cmの深さで掘りました。
2.掘った所を突き固め、砕石を掘った20cm分入れて均し、突き固めます。
3.塀を建てる分の3本のレンガ柱の間分、全て同作業をしていきました。
ブロック積にはお馴染みになりました、骨となる鉄筋を曲げて作ります。
1.鉄筋はブロック2個毎に1本立てますので必要本数分作ります。
今回は5本立てるのでその分を曲げ加工します。
2.基礎の中にも鉄筋が潜るのでなるべく抵抗になる様な形状にしました。
3.画像左上に少し見えている赤い棒と、板に付けた青い鉄板が鉄筋を曲げる為の専用道具です。
ホームセンターでも取り扱っている所はあります。
私はホームセンターで購入しました。
丁度既存の基礎の端がほぼブロックのセンターに位置するので、この様な位置関係で鉄筋を立てていきます。
捨てコンクリート!?でいいのかな??
この様に基礎コンクリートを打つ前に突き固めた砕石の上に5㎝厚程コンクリートを入れ均します。
このコンクリートの上に鉄筋を組んでいきます。
チョット不細工な形ですが、コンクリートにもぐった時になるべく抵抗になる様に面積を稼ぎました。
上の画像の形から更に5㎝程コンクリートを盛って、鉄筋を埋め込みます。
鉄筋の間隔はこの時点で最終確認して合わせておきます。
ブロック1個は横幅が390㎜ですので2個毎ですと目地幅10㎜を+して400㎜×2=800㎜になります。
なので鉄筋の間隔は800㎜毎に1本で立てます。
特に強度が必要な場合は1個毎(400㎜間隔)に1本鉄筋を立てます。
上記画像の次に主筋と言って基礎の中に潜る鉄筋の横方向に主となる鉄筋で立てた鉄筋同士を全て繋いでいきます。
全ての鉄筋を基礎の中で繋ぐことで地震や強風、外部からの衝撃に耐える骨組みが出来ます。
ブロック積で3段以上積む場合はこの鉄筋が必ず必要になります。
DIYとはいえ安全は第一に!!
通常ですと基礎コンクリートを打つ際は、型枠と言うベニヤ板等で作った枠組みをしますが、今回は基礎部分が丸見えになってしまうのと、花壇の中にも基礎が入り塗り壁が泥まみれになるのを嫌ってレンガで基礎型枠を組み同時にコンクリートで固めてみました。
1.前工程からブロック厚さより少しはみ出る位置で既存の基礎の高さと同じになる位置に、レンガを立てて並べモルタルでくっつけます。
2.立てたレンガのモルタルが固まりましたら、レンガ間の目地をモルタルで埋めていきます。
※見えるレンガの目地は後入れする為、ここでは深目地にし基礎のコンクリートを入れた時にコンクリートが流れ出ない様にだけしておきました。
3.型枠となるレンガのモルタルが固まりレンガが動かなくなったら既存の基礎とレンガの間の溝にコンクリートを流し込みます。
4.今回は型枠が板材では無いので外から叩いてエアー抜きが出来ませんので、棒切れ等でコンクリートを隅々まで行き渡る様、まんべんなく全体を突き中の空気を抜いていきます。
5.角部分や側面になる部分を中心にしつこい位に突きます。
6.エアー抜きが終わりましたら天端を軽く慣らして完成です!
これでブロック積み用の基礎が完成しました。
鉄筋の位置は丁度レンガ柱の中心になり、ブロックはレンガと基礎、既存の基礎をまたいで積む形になります。
コンクリートやモルタル(セメント)は水と反応して固まりますので、このままでは外気や風等によりコンクリート内の水分が反応する前に乾いてしまいますのでビニールシートや毛布などを掛けて養生しておきます。
夏場などにモルタル作業等をする場合は、モルタル作業を終わって暫くして表面の乾き具合を見て、ジョウロや霧吹きで湿らせてからシートなどを掛けておくと良いでしょう!!
これからの季節は特に乾きが早くなってしまいますので特に注意が必要ですね!!
以前は鉄筋の上端にはペットボトルをはめてカバー代りにしていました(笑)
ホームセンターで専用のカバーが1個15円で売っていましたので今回はそれを購入してきました。
黄色の硬質ナイロン製の帽子みたいな形でかわいいです!
今回も地味~なDIYですが、何もない場所への基礎造りは意外と標準的に進められますが、我が家の場合の様に色々弊害が出てくる場合もあると思います。
いろいろなパターンの基礎の造り方として参考にでもなれば幸いです!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました(*'▽')/
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