【ステップ4】塗り壁フェンスDIY!基礎造りその③鉄筋を組み立てる

【ステップ4】塗り壁フェンスDIY!基礎造りその③鉄筋を組み立てる
投稿日: 2016年12月30日 更新日: 2017年3月6日
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2016'9月より参加させて頂きました。 2013'7月に現在のリフォーム済み...
『【ステップ3】塗り壁フェンスDIY!基礎造りその③型枠をつくる』で組み立てた型枠内に
基礎コンクリートの骨組みとなる鉄筋を組みます。
コンクリートの性質上コンクリートが収縮する時にひび割れが入ります。
鉄筋を入れる事により強度が増し、ひび割れや崩れが防げます。
同時にブロック積み上げ用に『縦筋』と言ってブロックの最上段まで通る鉄筋を基礎から出す事によって
基礎とブロック塀を一体化させます。


【ステップ3】塗り壁フェンスDIY!基礎造りその②型枠をつくる
【ステップ3】塗り壁フェンスDIY!基礎造りその②型枠をつくる
2016年12月29日
塗り壁フェンスの基礎となる部分にコンクリートを流し込む為、コンクリートの塞き止めとして型枠を造ります。 型枠に使うベニヤ板は片面にウレタン塗装が施してある型枠用の板を使います。 これは型枠をばらす時にコンクリートとの剥離が容易にできるようにする為です。 あらかじめ寸法を測っておき、ホームセンターでカットしてもらいました。
2016年12月29日

材料

  • 鉄筋D13サイズ(主筋用) :全長分
  • 鉄筋D10サイズ :2m×22本以上
  • スペーサー(鉄筋かさ上げ用) :20個位
  • 結束線(針金でも可) :適宜

鉄筋組①

鉄筋組①

1.型枠の全長分D13で1通り分、D10で2通り分を作ります。1本2mの鉄筋を使い10~20cm重ねて鉄筋同士を結束線で縛ります。
重ね代の部分を3ヶ所くらい縛ります。
結束線を縛り上げる専用の道具を使いましたが、無ければペンチ等でも大丈夫です。

2.作った3本の鉄筋のうちD13サイズ(直径1.3cm)は真ん中(主筋)でD10サイズ(直径1cm)は両サイドに配置します。

鉄筋組②

鉄筋組②

鉄筋の専用の曲げ器具を使っていますが、今回はこのような形をつくり『鉄筋組①』で造った鉄筋をコの字の両サイドにD10、真ん中上にD13を結束線でくくり付け三角形を造ります。

コの字の鉄筋は1m~1.5m毎に入れています。

鉄筋組③

鉄筋組③

画像の物がスペーサーと言ってコンクリートで出来た2cm×3cm×5cmのブロックキューブです。
使う方向によって高さを3通り選べます。

このスペーサーを『鉄筋組②』で三角形に組んだ鉄筋の下に敷き全体を地面から浮かせます。

今回は2cm高さで入れました。

鉄筋組④

鉄筋組④

スペーサーを鉄筋の下に入れた所です。

スペーサーの代用で小石を入れてもOKです。

鉄筋を地面から浮かせたのは浮かせた鉄筋の下にもコンクリートを入れ全ての鉄筋をコンクリートで包み込むようにする為です。

コンクリートはアルカリ性なので鉄筋を包み込むようにすると鉄筋が空気に触れず酸化(錆の原因)しないで済むからです。
同時にコンクリートの中に心金が出来ますので、強度も上がります。

鉄筋組⑤

鉄筋組⑤

『鉄筋組④』の形が出来ましたら、D10サイズの鉄筋2mを使ってブロック積用の縦筋を立てます。

1.鉄筋の端から20cm位の所でL字型に曲げます。

2.三角形に配置した鉄筋の下辺のD10の鉄筋に更に横に鉄筋を渡しL字に曲げた鉄筋の曲げた方側を結束線で縛ります。(画像参照)

3.D13の主筋にも立ち上げ部分で縛ります。
これで縦筋が立ちます。

4.縦筋の間隔はブロックの端の穴からスタートして80cm間隔で立てると丁度ブロック2個毎にブロックの穴位置で立てる事が出来ます。

ランプ配線用配管の引き回し

ランプ配線用配管の引き回し

鉄筋が全て組み上がったらフェンス壁面にライトを付ける為基礎の中に配管を埋め込みます。

出口入り口の位置を正確に測り所々鉄筋に結束線で縛って固定します。

この時鉄筋と配管に少し間が開くように緩めに縛ります。

こうする事で鉄筋と配管の間にもコンクリートが流れ込む様になります。

完成です!

完成です!

これで全ての鉄筋と配管が出来上がりました。

この後はコンクリートの流し込み(打設)になります。

この基礎は1と2番目の塀用のですが、お庭の方が駐車場予定地より高い為土留めも兼用するので1本通しでの基礎にしました。

この基礎からの完成イメージは
『【ステップ1】大掛かりなDIYはイメージ図を書きましょう!』で確認できます。

【ステップ1】大掛かりなDIYはイメージ図を書きましょう!
【ステップ1】大掛かりなDIYはイメージ図を書きましょう!
2016年12月12日
DIY! 簡単な物から本格的な物までDIYと言っても様々で、幅があります。 今回計画した我が家でのDIYは外構で庭に『塗り壁フェンスを建てよう~!』です。 かなり大掛かりで大胆なDIYなのでまずはイメージ図をつくり、実際の場所から採寸して スタートしました。 本格的なDIYなので外観はもちろんですが、塀(ブロック積)の強度、耐震性、天候や気候による耐久性を基本から勉強しました(殆どがネットや本ですが・・・)。 全長も10mを超える物なのでDIYでは耐震性がネックになります。 そこで5分割に分けデザインを決めました。 イメージとしては『南欧風 塗り壁フェンス』です。 このイメージ図はMicrosoft officeのExcelで描画ツールを使って作りました。 こう言ったイメージ図を描けるソフトはあると思いますが、良いのが見つけられなかったので PCをお持ちの方なら殆どの方が知っているエクセルを使いました。 もちろんノートやスケッチブックなどに手書きでもOKですので、是非大掛かりなDIYを手掛ける時はイメージした物を描いてみて下さい。 イメージ図を描くことによりカラーやバランス、レイアウトなどをイメージ出来たりします。 材料の調達量やサイズなども書き込んでおくととても便利です! 今回は5分割したフェンスのイメージ図をご紹介します。 本作業は次回以降から投稿していきます。 これから挑戦したいと思われている方、興味がある方、そうでない方も塀は『こうやって造られているんだ~』程度でも楽しんで頂けたら幸いです(*^▽^*)
2016年12月12日

コツ・ポイント

ブロック積では基礎を鉄筋入りで造りブロックの中まで一体のものとして考えます。
DIYで1~2段積のブロックでは簡易基礎(縦の鉄筋無し)でも十分ですが3段以上積み上げる場合は基礎一体型で縦筋も必要です。
これは法律でも定められておりプロは必ず施工します。
地震や強風でブロック塀が倒れたらとても危険です。

DIYでも安全性は重視しましょう!

安全で楽しいDIYライフを!!


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