混和剤とは!?
モルタルや漆喰等に使え、混ぜて使う事により粘りが出たり接着の強度が上がり完成後のひび割れや剥がれが減少します。
もっちりとして滑らかになる為、コテ伸びが良く作業性が良くなります。
使用目的により種類が多いので今回は私が実際に使っている物をご紹介します。
混和剤と言ってもメーカーや種類が豊富なので購入時は説明をよく読んでみましょう。
画像は私が使っているメトローズと言う物で、粉末タイプです。
粉末タイプはセメントやインスタントセメントを水を加えて練る前に混ぜ合わせて使います。
画像のハイフレックスという混和剤は接着増強剤の一種です。
これは液体タイプの物で通常5倍位に水で薄めモルタル等の練り水として使う他、モルタルを使う場所の下地材として刷毛やブラシで塗ります。
この他に『急結材』や『凍結防止剤』などもあります。
私の住む長野県では冬場は外気が氷点下になる為、冬場のモルタル作業では『急結材』や『凍結防止剤』は欠かせません。
こちらも練り水に混和して使います。
『急結材』に関してはモルタル等の硬化速度を速める効果があります。
硬化時間は濃度に比例します。
レンガ花壇やブロック積などはモルタルを使います。
インスタントでもモルタルとコンクリートがありますので間違えない様にして下さい。
モルタルとは:セメントと砂を混ぜ水で練った物。
コンクリートとは:セメントと砂と砕石を混ぜ水で練った物。
インスタントモルタルとは:あらかじめセメントと砂を適正な分量で混ぜ合わせた物で水を加え練るだけでモルタルが出来る物。
インスタントコンクリートとは:あらかじめセメント・砂・砕石を適正な分量で混ぜてあり水を加えて練るだけでコンクリートが出来る物。
インターネット検索で『レンガの積み方』や『ブロックの積み方』を調べても使用しているモルタルの混和剤等の情報は殆どありません。
私が外構DIYでモルタル作業をしていて混和剤を使うのと使わないのとでは、断然使った方が良いのでモルタルを使ったDIYをされる方は是非参考にしてみて下さい。
モルタルはセメント1に対し砂を3混ぜた物を水で練った物ですが、この1:3は重さではなく量です。
簡単に言うとコップ1杯のセメントにコップ3杯の砂です。
実際の計量にはコップでは何回もすくわなければいけないので、1ℓ位が入る容器や大き目のハンドスコップが良いでしょう!
ちなみに私は20Kg入りの砂1袋に対して25Kg入りセメントの袋から園芸用ハンドスコップで14杯と言う目安でモルタルを作っています。
画像の感じがこの配分で出来たモルタルの量です。
この配分で混ぜたセメントと砂にメトローズ(45g)を袋の1/3で入れ更に混ぜ合わせます。
1/3にしているのはセメント25Kg1袋でメトローズ1袋と言う配分なので、1回に作る量がセメント袋1/3の量なのでメトローズも1/3という訳です。
これに接着増強剤を5倍に薄めた水を少しずつ加え練っていきます。
モルタルの硬さはこの水の量で加減します。
モルタルの硬さなのですが練り水の量で調整します。
なかなかうまく説明が出来ないのですが・・・
練り上がった状態(混和剤を使用時)で画像の様にコテ等にすくい、コテを立てた状態でゆっくりと滑り落ちる程度が丁度良いです。
水の量が少ない:バサバサしてコテを垂直に立ると同時位に落ちる。
水の量が多い:トロトロでコテを立てると流れ落ちる。
丁度良い:適度にもっちりしていて粘りがあり、コテを立てても画像の量位なら数秒間は落ちません。
コテの柄をコンッと叩くとゆっくり滑り落ちる位の硬さです。
参考例です。
ブロック積の際積み上げと同時に縦目地も入れるのですが画像の様にブロック側面にもモルタルを付けます。
この状態でブロックを横にして積んでいくのですが、モルタルが堅かったり柔らかすぎるとブロックを横にした途端にモルタルが落ちてしまいます。
丁度良い硬さと混和剤によりこの状態から横にして隣同士のブロックにくっつけるまでこのモルタルは落ちません。
レンガ積においても縦目地を同時に付ける場合はこれと同じ作業をしますが、いづれも作業性はモルタルの造り方で楽になりますので是非覚えてみて下さい。
モルタルの硬さ調整は外構DIYでは色々な面で役立ちます。
これがうまく出来ればレンガ積やブロック積はとても楽しい作業になりますよ~♪
混和剤を使わないモルタルでもレンガ積やブロック積は可能ですが、一度使うと使わない時との差が歴然です。
用途に応じて是非混和剤を使ったモルタルでレンガ積等のDIYに挑戦してみて下さいね!!
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