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プレスリリース

TISIと竹富町観光協会、AI活用で観光案内のデジタル化を推進し、多言語対応サービスを沖縄県竹富町全域で運用開始

~生成AI音声ガイドと「Agentic AI Platform」のチャットボット機能の組み合わせで、観光体験価値の向上と窓口対応業務の効率化を実現~

TISインテックグループのTISI株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 社長執行役員:岡本 安史、以下:TISI)と一般社団法人竹富町観光協会(所在地:沖縄県石垣市、会長:大島 佐喜子、以下:竹富町観光協会)は、TISIが提供する生成AI音声ガイドと、AIエージェント構築プラットフォームである「Agentic AI Platform」のチャットボット機能を組み合わせた多言語観光案内サービスの運用を2026年9月29日より開始します。
本サービスでは、沖縄県竹富町(以下:竹富町)の全域を対象に、生成AI音声ガイドとチャットボットを活用し、観光客が必要とする情報を、好きなタイミングで多言語※1にて取得できる環境を提供します。これにより、観光体験価値の向上と案内業務の効率化を図り、持続可能な観光地域づくりを推進します。

※1 チャットボット:75言語/生成AI音声ガイド:42言語


サービスイメージ図

背景
竹富町には近年、国内外から年間80万人を超える※2観光客が訪れており、観光情報の提供は主に竹富町総合案内所での対面対応によって行われてきました。そのような中、観光ニーズの多様化、外国人観光客の増加に加え、9つの有人島と7つの無人島で構成される竹富町では、交通手段や観光資源、利用できるサービスが島ごとに異なることから、観光客一人ひとりに応じた案内が求められていました。このため、多言語での情報発信や、観光客が必要な情報を必要なタイミングで取得できる環境整備の重要性が高まっていました。
一方で、限られた人員による運営のため、混雑時の対応や多言語での案内には制限があり、情報提供も紙媒体や口頭説明が中心であることから、観光客が島内周遊中に必要な情報を得にくい状況にありました。こうした状況は、観光客の満足度や現場の負担にも影響し、観光の理解促進を通じた地域との良好な関係づくりの面でも、改善の余地がありました。
そこで竹富町観光協会は、観光客がスマートフォンから必要な情報をいつでも取得できる環境の整備と、案内業務の効率化を目的として、2025年度にTISIとともに生成AI音声ガイドの実証事業を実施しました。その成果を踏まえ、本サービスの本格導入を決定しました。

※2 竹富町入域観光客数(年別):https://www.town.taketomi.lg.jp/administration/toukei/kankonyuiki/1531308472/
提供サービスの概要
本サービスはTISIが提供する2つのツールで構成されています。
1.生成AI音声ガイド
歴史・文化・風習、観光マナー、おすすめスポット、散策ルート案内など、地域が伝えたい情報を、周遊中の観光客へ能動的に届ける。これにより、観光体験を充実させるとともに、地域からのお願いへの理解と協力を促す。
また、事業者は専用編集画面へ日本語テキストを入力するだけで、多言語に対応したガイドページを作成することが可能。観光施設案内、位置情報連動型など、用途に応じた複数のテンプレートから選択することができる。
2.TISIのAIブランド「IntegriA」の「Agentic AI Platform」※3
観光案内所で実施している問い合わせ対応機能をオンライン上に拡張し、観光客がいつでも、どこからでも知りたいことを質問でき、多言語で即時回答する役割を担う。
AI学習機能が搭載されており、問い合わせ内容から回答精度をスコア化し類似する回答を提示することで、メンテナンスの効率性を高める機能を実装している。

※3 「IntegriA」は企業戦略・業務プロセス・IT基盤・データ・人材といった経営基盤をAI を前提に刷新し、AI による費用対効果を最大化するための支援を行うTISIのAIブランド
参考「IntegriA」https://www.tisi.jp/service_solution/integria/
参考「Agentic AI Platform」https://www.tisi.jp/service_solution/generative_ai_platform/
導入効果
 本サービスの導入により、観光案内業務の効率化が見込まれています。案内対応に関する作業時間は200時間から135時間へと約30%削減され、職員1人分に相当する業務時間の創出が期待されます。これにより、職員は来訪者への対応や地域事業者との連携など、人による対応や調整が求められる業務に注力することが可能となります。さらに、時間当たりの対応人数増加が可能となるため、繁忙期には来訪者対応件数を約10~20%増加できる見込みです。
実証内容・成果(生成AI音声ガイド)
<実証内容>

<成果>
1.観光スポットの回遊促進効果を確認
実証期間中、生成AI音声ガイドの総流入数は3,292回、音声の総再生回数は14,383回となった。利用者1人あたりの平均再生スポット数は4.8ヶ所となり、複数の観光スポットを巡りながらサービスを利用する傾向を確認。
2.利用者アンケートで肯定的な評価を確認
実証に合わせて実施したアンケート(有効回答:224件)によると、「現地の理解が深まった」「自分のペースで利用できた」など肯定的な評価を確認。
3.竹富町観光協会自らがコンテンツを更新できる運用環境を実現
システムに関する専門知識がなくても、生成AI音声ガイドの作成・公開・運用が可能であることを確認。これにより、観光情報や地域情報をタイムリーに更新できる運用体制を構築。
今後について
今後、竹富町観光協会とTISIは、生成AI音声ガイドおよびチャットボットから取得できる利用データを活用し、来訪者ニーズの分析や情報発信内容の改善を進めていきます。また、観光情報の提供にとどまらず、周遊促進や観光体験価値向上につながる施策への活用も検討します。
本取り組みで得られた知見を活かし、観光協会やDMO(観光地域づくり法人)、自治体などに向けた観光DXモデルとして展開することで、持続可能な観光地域づくりへの貢献を目指します。
TISIのコメント
このたび、竹富町の全域に観光案内サービスを提供できることを大変光栄に思います。AI技術を活用し、竹富町へ訪れる国内外の多くの方々へ竹富町の魅力をお伝えするとともに、新たな観光体験の価値向上を実現します。また、本取り組みを通じて竹富町観光協会をはじめ地域の皆さまの業務効率化にも貢献していきます。
今後も、ITで地域の課題を解決し、持続可能な観光地域づくりを推進していきます。
                                        TISI株式会社
                         執行役員 ソーシャルイノベーション事業部長
                                          中村 健
竹富町観光協会のコメント
竹富町は、それぞれ異なる自然や文化、歴史を持つ島々から成り立っており、来訪者の皆さまへ正確で分かりやすい情報を届けることが重要です。一方で、島ごとに交通事情や観光環境が異なることに加え、多言語対応や限られた人員による案内体制など、さまざまな課題を抱えてきました。
昨年度、竹富島で実施した生成AI音声ガイドの実証では、来訪者の皆さまがご自身のペースで島を巡りながら、自然や文化、歴史、暮らしへの理解を深めていただける可能性を実感しました。今回、サービスを竹富町全域へ展開することで、旅の利便性と満足度の向上に加え、地域が大切にしている文化やマナーを伝える役割も期待しています。
今後もデジタル技術を効果的に活用しながら、人による温かいご案内も大切にし、来訪者と地域の皆さま双方にとって心地よい、持続可能な観光地域づくりを進めてまいります。
                                 一般社団法人竹富町観光協会
                                          事務局長
                                         譜久嶺 靖

一般社団法人竹富町観光協会について(https://painusima.com/)
一般社団法人竹富町観光協会は、9つの有人島と7つの無人島からなる沖縄県竹富町の観光振興を担う団体です。竹富町総合案内所の運営をはじめ、観光情報の収集・発信、国内外での観光プロモーション、地域事業者との連携、観光客の受入環境整備などに取り組んでいます。また、島々の豊かな自然や文化、歴史、地域の暮らしを未来へ継承するため、来訪者と地域住民が互いに心地よく過ごせる「責任ある観光」を推進し、持続可能な観光地域づくりを目指しています。

TISI株式会社について(https://www.tisi.jp/)
TISインテックグループのTISIは、金融、製造、流通、サービス、公共、通信など多様な業種で培った知見とAIをはじめとする先進技術を融合し、4,500社以上のお客さまと社会変革と価値創出を推進しています。300を超えるサービス・ソリューションを国内外で提供し、業務の効率化・高度化を通じて人材不足などの社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市への集中・地方の衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

◆サービスに関するお問い合わせ先
TISI株式会社 ソーシャルイノベーション事業部 ソーシャルイノベーション第2部
E-mail: si_info@ml.tisi.jp

一般社団法人竹富町観光協会
E-mail:take-kan@guitar.ocn.ne.jp

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