プレスリリース

顧客はどこでジムを知る？経営者200名×顧客200名の調査で判明した“想定外”の認知ルート（SEO会社ランクエスト調べ）

株式会社eclore

2025.05.01

https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ 【SEO対策】で検索順位No.1を獲得したランクエスト(※注1)がフィットネスのマーケティングを徹底分析

近年、健康意識の高まりによりフィットネスジムへの関心が高まっています。しかし、競合が増加するなか、「どうすれば自社が選ばれるジムになるか？」は経営者にとって共通の課題となっています。

そこで、Google検索【SEO対策】で1位を獲得した実績(注1)を持つランクエスト（https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ ）は、独立開業したフィットネスジム経営者200名と実際のジム利用者200名を対象に、『フィットネスジムを知ったきっかけ（認知経路）』に関する調査を実施しました。

本調査では、フィットネスジム経営者が考える「顧客の認知経路」と、顧客自身が実際に経験した「リアルなジムとの出会い方」を比較・分析。経営者と利用者の認識ギャップを明らかにし、実際に効果があるマーケティング施策や、顧客心理の本質に迫ります。

選ばれるフィットネスジムを目指すうえで不可欠な『認知経路』のリアルなデータとして、ぜひ日々のマーケティング戦略の改善や、新規顧客との効果的な接点づくりにお役立てください。

（注１）2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定しました。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。

1. 経営者が考える認知経路の実態（回答数：200人）

（注２）本設問は複数回答が可能ですが、あえて2つまでに制限することで、フィットネス経営者が考える「顧客の主な認知経路」をより明確に把握できるようにしています。

- フィットネス経営者が顧客の認知経路として主に想定しているのは、「看板・外観」（34.5％）や「チラシ・ポスティング」（20.5％）であり、地域密着型のビジネス特性から、直接目に触れるオフライン経路の影響力が高いと考えていることがわかります。
- 一方、オンライン経路では「Web検索（SEO）」（13％）、「SNS」（11.5％）といった自然検索やSNS経由の認知を想定する経営者が一定数存在するものの、「リスティング広告」や「Googleマップ（MEO）」（ともに4％）を想定する割合は比較的少ない傾向にあります。

2. 顧客のリアルな認知経路（回答数：200人）

（注３）本設問は複数回答が可能ですが、あえて2つまでに制限することで、顧客の主な認知経路をより明確に把握できるようにしています。

- 最も多い認知経路は「看板・外観」で、約3割の顧客がジムを街中で見かけて認知しています。
- 次いで多いのは「紹介（家族や友人）」で、身近な人からの信頼できる情報が、ジム選びにおいて重要な影響を与えていることがわかります。
- また、「チラシ・ポスティング」や「Web検索（SEO）」もそれぞれ20％前後を占めており、紙媒体による地域密着型の施策とオンラインの自然検索が共に顧客獲得に貢献しています。
- 一方、「リスティング広告」や「MEO（Googleマップ）」などは10％以下と割合が低めですが、一定の顧客がこれらの経路を通じて認知していることも見逃せません。

3. 経営者の認識と顧客行動とのギャップ分析

本分析では、フィットネスジム経営者が想定している顧客の認知経路と、実際に顧客がジムを知る経路との間にあるギャップを明らかにし、経営者が今後優先的に取り組むべき施策を提案します。

（１）過小評価されている経路

- Web検索（SEO）（+8%）：
顧客がWeb検索（SEO）を通じてジムを見つける割合が経営者の想定を大きく上回っています。SEO対策を見直し、より検索されやすいコンテンツ作りを強化しましょう。
- 紹介（家族や友人）（+6%）：
人からの紹介による入会が想定以上に多く発生しています。紹介制度をさらに魅力的に設計することで、口コミ効果の最大化を目指しましょう。
- Web検索（リスティング広告）（+6.5%）、ポータルサイト（比較サイトなど）（+5.5%）：
オンラインでの比較検討が顧客に広く行われていることが明らかになりました。リスティング広告のターゲティングを精査し、ポータルサイトへの露出機会を増やす施策が効果的です。

（２）過大評価されている経路

- TV・ラジオ・雑誌などのマスメディア（▲7.5%）：
マスメディアによる認知効果が実態よりも高く評価されています。予算配分を見直し、オンライン施策に重点を移すことで、より高いROIを期待できます。
- 看板・外観（▲4%）：
看板や外観による認知効果は想定より低いものの、一定の役割は担っています。看板や外観による認知をさらに高めるために、看板デザインを定期的に刷新したり、夜間でも目立つような照明の配置を工夫するなど、視認性を向上させる施策を検討しましょう。また、店舗の特徴やメリットが明確に伝わるようなメッセージを看板に盛り込むことで、通行人の関心を引きやすくすることも効果的です。

4. 優先的に取り組むべき施策提案

（１）SEO強化とコンテンツマーケティング

- 検索ニーズを洗い直す:
入会直前のユーザーが検索しそうなキーワードを改めて洗い出し、サイトのコンテンツに反映します。例えば「24時間ジム ○○駅」のように地域名（駅名）やサービス特徴（24時間営業など）を含む具体的な検索語句をリストアップし、ページタイトル・見出し・本文に違和感のない範囲で盛り込みます。キーワードにジム所在地の町名や駅名を含めることは、特定エリアでジムを探すユーザーへの効果的なアプローチにつながり、さらに「24時間営業」「プール付き」等の要望を含むキーワードは潜在顧客の来店意欲を高める効果があります。
- 記事の「鮮度」を維持する:
コンテンツの情報が古くならないよう、定期的な更新を行います。常に記事内容をアップデートしておくことで、ユーザーに常に有益で新しい情報を提供し続けることができ、サイトの信頼性向上につながります。また、コンテンツの鮮度維持はSEO上でも有効です。
- 内部リンクと表示速度の最適化:
サイト内の関連コンテンツ同士を適切に内部リンクで結びます。関連度の高いページをリンクで繋ぐことで、ユーザーが興味・関心に沿ってスムーズにサイト内を回遊しやすくなり、リンク先ページの評価向上（SEO効果）も期待できます。あわせて、サイトの表示速度も改善します。画像ファイルの圧縮や不要なスクリプトの削除などを行いページの読み込み速度を向上させることで、ユーザーにストレスのない閲覧体験を提供します。これはSEO評価の観点から見ても重要な施策です。

（２）紹介促進キャンペーンの充実化

- 紹介を促すためのインセンティブを魅力的に設計します。具体的には、紹介者と新規入会者の双方に割引や特典を提供する制度を設け、積極的に告知を行います。また、SNSを活用して、既存会員が紹介制度を気軽にシェアできる仕組みを整えることで、紹介が自然と拡散する環境を作ります。

（３）リスティング広告とポータルサイトの活用強化

- 広告運用のPDCAサイクルをより高速化し、広告の成果を素早く把握して改善策を実施します。特に地域性を重視し、地域住民にターゲットを絞った広告配信を行うことで、広告費の無駄を削減します。また、主要な比較サイトやポータルサイトへの掲載を積極的に行い、顧客がジムを比較検討する際に選ばれやすくなる環境

調査概要

調査日： 2025年4月28日
調査対象地域： 全国
調査機関： Freeasy
調査方法： オンラインアンケート調査
調査対象・人数：
- 独立開業しているフィットネスジムの経営者または運営責任者　200名
- 現在、フィットネスジムに通っている人　200名

<<調査結果の利用条件>>
- 情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」を明記してください。
- ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL：
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/
https://rank-quest.jp/column/column/seo-company/