様々な料理に使えるキッチンツール「蒸し器」。最近は使い方が簡単で見た目もおしゃれなものが増えてきていますよね。
ハードルが高そうと敬遠している人も多いかもしれませんが、蒸し器ならではのレシピが作れたり、栄養価も高くおいしく仕上がるので、持っていると何かと役立ちます。
ですが、ネットの口コミやランキングを見ても、「種類が豊富すぎて選べない!」なんてこともありますよね。そこで本記事では、選び方のコツやおすすめ商品をご紹介していきます。
蒸し器にはこんな魅力が!
温野菜や魚のヴァプールなどの、ヘルシーで栄養素が抜けにくい蒸し料理をお任せで作れてしまうのが「蒸し器」。
アルミの大きな鍋でふきんをかぶせて…という昔ながらなイメージもありますが、最近の蒸し器は、手持ちの鍋にセットするだけのプレートタイプや陶製でほっこりおいしく調理できるものなど、幅広いラインナップがあります。
蒸し器の種類
まず、蒸し器の種類から見ていきましょう。家族の人数が多く、一気に調理したい人は3段重ねなど立派なもの、コンパクトに収めたい人は網状の小さいプレート…など、自分がいちばん使いやすいものはどのタイプか見極めてくださいね!
プレート(かご)タイプ
手持ちのフライパンや鍋の上にセットするだけで、超お手軽に蒸し料理が楽しめます。
大きさが変えられるフリーサイズのものを選べば、どんな鍋にもフィットするので心配なし。コンパクトで収納スペースもとらないので、一人暮らしや、遅くなる人の分だけ温め直すような場合にも向いています。
鍋タイプ
昔からあるクラシックな鍋タイプは、2段・3段重ねなど大容量なものが多いです。温度も安定しやすく、プリンや茶碗蒸しをたくさん並べて作るのにピッタリ♪
せいろタイプ
竹や木製の蒸し器。深型の和せいろと、浅型でそのまま食卓に出せる中華せいろがあります。目詰まりする場合もあり洗うときに少々面倒ですが、水分を調節してくれるので仕上がりが水っぽくなりにくく、温野菜などもホクホクに仕上がるので、おいしさ重視の人向きです。
スチームクッカー
ほとんどの場合タイマー付きなので、ほったらかしで蒸し料理が可能な便利家電。ゆで卵などができるタイプもあり、作れるレシピのバリエーションが豊富。手間いらずで時短調理を目指す人におすすめです。
どんな素材がおすすめ?
では、蒸し器の素材はどんなものがいいのでしょうか?金属製や木製など、素材別の特徴をチェックしていきます。
ステンレス
一般的な鍋同様、ステンレス製はニオイ移りがしにくく、手入れが簡単!初心者でも扱いやすい素材です。
ガラス/ホーロー
こちらもニオイ移りがしにくく扱いやすいのですが、少々重いというデメリットも。そこさえクリアできればデザインもおしゃれなものが多く、キッチンにずっと出しておきたいお気に入りが見つかりそう♪
シリコン
電子レンジを使った時短調理が可能なシリコン製は、時間のない人には特におすすめ。「コンロが空いていない!」というときにも使えます。そのままテーブルに出せるかわいらしいデザインのものも多いです。
陶器
最近流行りの陶器でできた蒸し器は、遠赤外線効果で食材がおいしくなると評判です。重いので出し入れやお手入れは少々面倒かもしれませんが、できあがった料理の味で「買って良かった♡」と思う人も多いそうです。
木、竹
素材本来の味が出やすいナチュラル素材の蒸し器。木や竹の良い香りが風味となってよりおいしくなる場合も!蓋の下に布巾をかませて使う場合が多いです。ただし素材的に耐久性に不安が残ります。長く使いたい場合は、最初から丁寧な扱いを心がけましょう。
蒸し器の選び方
蒸し器のタイプや素材がわかったら、最終判断に必要なポイントもチェック。意外な盲点に注意してください。
一緒に使う調理器具のサイズも確認!
プレートタイプの場合は、蒸し器を置く鍋やフライパンのサイズをしっかり測ってから買いましょう。一般に鍋などのサイズ表記は一番面積の広い部分のサイズが書かれていますが、プレートを載せる位置によっては微妙なサイズ差がある場合もあるので注意したいところです。
キッチンの収納スペースに入るかどうか
買ってから後悔してしまうこの収納問題。しまう予定の場所にきちんと入るかどうかは大事な問題ですね。あまり余裕がなさそうな場合は、小さいプレートタイプや折り畳めるシリコンタイプなどを選ぶと◎。
ガス、IHなど自宅の熱源に対応しているかどうか
コンロにのせてもウンともスンとも言わない…と困ってから、「IH用じゃなかった!」と気づく場合なども。自宅の熱源に対応しているかどうかは、購入前に必ず確認しましょう。
主婦のおすすめ蒸し器を大発表!人気商品はどれ?
選び方やそれぞれの用途の違いがわかったところで、早速おすすめの商品をご紹介していきます!場所をとらず簡単に使えたり、本格中華の風味が味わえたりと、どれも魅力あふれる蒸し器たち。
さまざまなサイズの鍋に対応できるプレート型ティファールの高級ライン、インジニオシリーズの蒸し器。赤と黒を基調にした、ティファールならではのデザインで、美しさとともに、ハードな使用にも十分耐えられる丈夫さを兼ね備えています。食材の色移りがしにくく、汚れも落ちやすい素材で、食器洗い機で洗えるところもうれしいポイントです。
Amazonで詳細を見る 暮らしに馴染む手軽な蒸しプレート手持ちの鍋にセットするだけで蒸し料理が作れる、出し入れが億劫にならない簡単蒸しプレート。ホットサラダに入れる温野菜を作りたいとき、おやつにとうもろこしを蒸したいときなど、さっと取り出してすぐに使えます。中央の持ち手は取り外せるので、他のボウルやザルなどと一緒に収納しやすい形状です。
Amazonで詳細を見る 蒸し料理以外にも色々使える汁物、麺類、ケーキなど、様々な料理が作れる深型シリコンスチーマー。扱いやすいシリコン製で、レンジ対応の時短仕様な上に、収納するときは折り畳んで小さくしまえるという隠し技も。オーブン料理にも使えるので、ひとつで何役もこなしてくれる、汎用性の高い商品です。
Amazonで詳細を見る 有名料理研究家が考えた究極の蒸し器フライパンや鍋にさっとのせて使える蒸し器。シュウマイや中華まん、茶碗蒸しやプリン、野菜、肉&魚などなど、どんな食材も気軽に蒸し料理を楽しめる調理道具です。付属の蓋は厚みのあるドーム型なので、茶碗蒸しなどの場合の高さのある器や、大きめの野菜も入れることが可能。蓋を開けずに中の様子が確認できるのも嬉しいですね。
Amazonで詳細を見る シンプルを極めたプレート型美しく機能的なものづくりが特徴の、日本の伝統工芸を生かした工房アイザワのキッチンツール。プレートというより、板と呼んだほうがしっくりきそうな構造です。手持ちの鍋に敷いて使うタイプは、収納場所もとらず気軽に使えて、蒸し料理のレパートリーを増やすのにもってこいですね。ステンレス製なので匂い移りしづらく衛生的、しかも錆びにくいのでお手入れは本当に簡単です。
Amazonで詳細を見る 普通の片手鍋としても使える2階型熱の伝わりが良く、保温性に優れた全面三層ステンレス製。電磁調理器にも使えます。珍しい片手鍋の小ぶりの蒸し器は、下段のお鍋だけでも使えるすぐれもの。シンプルなデザインで飽きの来ない良質のお鍋なので、5年保証の安心感とともに、長く愛用できる一品になりそうです。
Amazonで詳細を見る 朝食からおもてなし料理までなんでもこなせる食材を入れてタイマーをセットするだけで簡単に調理できる電気せいろ。上下に重ねて2品同時調理ができるのはもちろん、大きめの肉まんなど高さの必要な調理もでき、幅広く使えます。卓上で飲茶を楽しむこともできるおしゃれなデザインで、蒸し料理のイメージを良い意味で裏切ってくれるマシンです。
Amazonで詳細を見る カロリーカットの力強い味方電子レンジで油を使わずヘルシーに「蒸す」「煮る」「茹でる」「炊く」が出来る「ルクエ スチームケース+トレイ」。材料をスチームケースに入れてレンジでチンするだけなので、手早く簡単に美味しい料理が作れます。また、カロリーをできるだけ抑えたいダイエット中にも超便利。食洗機に入れて洗えるのも、購入の決め手になりそうです。
Amazonで詳細を見る 栄養とおいしさ、どちらも逃さず調理キッチンに常に出しておいて、毎日でも使いたいフードスチーマー。おこわや赤飯など、主菜と副菜を同時に調理できる2段重ねで、十分な量の調理ができます。栄養を逃さず調理できるので、ヘルシーな食生活の必需品になるでしょう。
Amazonで詳細を見る 桧の良い香りが料理のアクセントに竹や杉などでできたせいろとは一線を画す、高級路線の桧のせいろ。蒸し始めるとキッチンに漂う桧の香りがたまりません。二段重ねでも、しっかりして安定感があるので扱いやすく、ずっしり重みのある鶏の蒸しなどにもぴったりです。
Amazonで詳細を見る ル・クルーゼ愛用者には嬉しい手持ちのル・クルーゼの鍋にプラスするだけで、気軽に蒸し料理が楽しめるスチーマー。お鍋本体と蓋の間に挟んで使う形なので、鍋の中にたっぷりと水を入れることができ、蒸気をたっぷり発生させられます。ル・クルーゼの鍋の持つおしゃれな雰囲気を邪魔せずに使えるのも嬉しいですね。
Amazonで詳細を見る 大きい食材も丸ごと蒸せる!下の鍋では何かをゆで、上の蒸しパートでは別の食材を蒸して…と、一度の調理で2つの別レシピを同時進行、というコンセプトのもとに作られた器具。工夫された底の形状のおかげで、4〜5Lのほとんどの鍋に重ねて使えるとあり、大きめの食材も扱えるのが便利です。
Amazonで詳細を見る 蒸気を密封できるオリジナルな鍋お湯を入れたフライパンの中にこの2段重ねの鍋を入れて使うという独特な蒸し器です。使い始めはちょっと手間がかかりますが、慣れてしまえば全く問題なく調理可能。この方法で蒸すと、蒸気からの水滴が食品に付着するのを防ぐことができ、よりおいしい状態で食べられるようになります♪
Amazonで詳細を見る どうしても蒸し器がない!そんなときは…
「まだ蒸し器の購入前だけど、手軽に蒸し料理が食べたい!」という人に朗報!実はフライパンとクッキングシートで代用することもできるんです。
方法は、クッキングシート(アルミホイルでも可)で食材を包み、フライパンに水を注いで蓋をし、火加減を見ながら加熱するだけ。蒸気がモクモクと湧いてくれば火を弱めてOKです。
食材に水がかからないよう水の量を調整することと、クッキングシートがフライパンからはみ出さないよう注意してくださいね。
蒸し料理に気軽にチャレンジしよう♪
「料理上級者が使うもの」と思われがちな蒸し器ですが、実は簡単に使えるので持っておいて損なし!
自分のスタイルに合わせて用意して、点心や蒸しパンはもちろん、さつまいもを蒸したり、お菓子に応用したり…気軽にチャレンジしてみてくださいね。
まとめ/伊波裕子
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