コラム
というわけで、既婚女性100人に「全国区だと思っていたら実は違っていた、地元独特の食習慣」を挙げてもらいました。食に関する常識がひっくり返るかも!
・「神奈川在住ですが、父方母方共に東北出身です。茶碗蒸しや玉子焼きには砂糖を入れるのが当たり前で育ちましたが、大人になって『だし巻き卵』というものを知った時、あまりの美味しさにビックリしました！ 玉子焼きって甘いものじゃなかったんですね。（31歳・専業主婦）
・「茶わん蒸し。関東出身の私は、茶わん蒸しはダシで作り、しょっぱい物が当たり前だと思っていました。でも、東北の茶わん蒸しは甘くて『プリンか!!』と怒りを込めて突っ込んでしまいました。茶わん蒸しは大好きで、プリンが大嫌いなので辛かった」（42歳・専業主婦）
・「地元である新潟県の中越地方では納豆に砂糖を入れて食べるのが習慣となっています。さらに麦茶にも砂糖を入れることがあります。しかし、テレビを見て全国共通ではないと知って驚きました」（33歳・パート）
・「とにかく秋田は何にでも砂糖を入れていた。例えば納豆やポテトサラダなど。上京して食べたポテトサラダが甘くなくて美味しくて感動した。もう地元の砂糖たっぷりポテトサラダは食べられません」（33歳・専業主婦）
・「私は佐賀県に住んでいるのですが、夏は冷やしたトマトを輪切りにスライスしてたくさんの白砂糖をかけて食べていました。夏の昼ご飯には欠かせないものでしたが、他県の人に『気持ち悪い』と言われて大ショック！ それ以降、食べなくなりました……」（29歳・会社員）
・「赤飯の豆が甘納豆だったこと。小豆でも食べますが、時々変えて作ります。転勤先の東京で作ろうと思ったら甘納豆が売ってもいなかったのでびっくりしました」（55歳・専門職）
・「お赤飯の豆は甘納豆を入れる。甘さとごま塩のしょっぱさが絶妙だと思っていたが、ご飯に甘いものなんて信じられないと言われた」（35歳・専業主婦）
・「うちの田舎の赤飯は甘い赤飯です。普通の赤飯は味がないもち米に塩をふって食べるのを見てビックリしました。味は甘い方が美味しかったです」（42歳・専業主婦）
もはや全国区になりましたが、やはり愛知県民の赤みそに対する愛は深いですね。小倉トーストや豪華なモーニングなど、今では全国的に人気の食習慣もいっぱい。それにしても「白みそ・合わせみそは、みそにあらず」という説には衝撃です。
・「カツをみそだれで食べること。名古屋めしで、甘い味付けをした赤みそのたれです。名古屋圏を少し離れただけで、みそだれがのらないことに衝撃を受けました。最近、徐々に各地へ進出中。おいしいので、全国制覇してほしいです」（42歳・パート）
・「トンカツにみそをつけること、みそ煮込みうどん、小倉トースト(パンに小倉やマーガリンをつけたり乗せたり)。喫茶店のモーニング(今では広がっていますが)はコーヒーの値段のみでトーストや卵、サラダ、一品料理が付くこと。鬼まんじゅうやイガまんじゅう。これらが地元だけの物と知り、信じられませんでした。美味しいのに！」（31歳・専業主婦）
・「ずっとおみそというものは赤みそだけだと思っていました。“白”や“合わせ”は、みそじゃないと思っていたので、今でも違和感があります」（49歳・パート）
・「お雑煮が白みそにあんこ餅なのですが、学生の時に大阪生活を送る中で香川県だけの食習慣ということに気が付きました。友人達の『気持ち悪い』という言葉に傷つきました」（45歳・専業主婦）
・「地元ではお雑煮にあんこ餅が入っていること。他の県は白餅だったことを知った日に、疎外感を感じました」（23歳・専業主婦）
・「お正月のお雑煮には必ず白みそを入れること。子どもの頃から、全国共通で、お正月なのでお祝いで甘いお味噌を入れると思っていたら、地域によって違うということを大学生になって知り、これまでずっと信じていたお雑煮に対する概念自体が崩れてショックだった」
・「お餅文化の地域で育ったので、結婚式はもちろんお葬式もお彼岸もお餅が振る舞われるのが普通。全国的にはお正月ぐらいしかお餅を食べない地域のほうが多いことに驚きました」（34歳・主婦）
・「レタス巻きです。とても美味しいので全国共通の食べ物かと思っていましたが、九州の、しかも宮崎県だけのものと知りびっくりしました」（41歳・専業主婦）
・「静岡生まれで、山芋のとろろに具なしの味噌汁をいれてのばす食べ方があります。結婚して、夫(神奈川生まれ、義親は群馬と東京)に作って出したら笑われましたが、美味しいと気に入ってくれたので、それから我が家の定番です」（48歳・専業主婦）
・「ゼリーフライというおからのコロッケがあります。当時1つ50円くらいで、お祭りの時なんかによく食べました。地元だけだと知った時は、そうだろうな、と思いました（笑）」（32歳・専業主婦）
・「おまんじゅうを天ぷらにして食べるのが普通だと思っていたら、福島県の会津地方でのみの食習慣と知って驚いた。『普通に食べるけど天ぷらにもするよね』と言ったところ、『その食べ方はおかしい』と人に言われてショックを受けた」（32歳・専業主婦）
・「地元というか東海地方の食べ物だったと知ったのが鬼まんじゅうです。サツマイモの蒸しまんじゅうのことなのですが、東海地方出身でない人に『えっ？』と聞き返され、全国区ではないと初めて知りました。秋になると、おやつによく食べたんですけどね……」（36歳・パート／アルバイト）
・「あられ茶漬けです。伊勢地方には田舎あられに塩を少しかけてお湯やお茶でお茶漬けにして食べる習慣があります。子どもの頃はおやつでした」（38歳・専業主婦）
以上、いかがでしたでしょうか？ 中にはマネしてみたい、おいしそうな食習慣もありましたね。最近はテレビのバラエティ番組などで地方の食習慣も比較的知られるようになりましたが、まだまだ知らない食べ物や食べ方がいろいろありますね。
あなたが「常識」と思っている料理や習慣、実は地方限定のオリジナルかもしれませんよ!
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
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これって全国区じゃないの？少数派だと知らなかったうちの「ご当地めし」
更新日：2017.10.27
というわけで、既婚女性100人に「全国区だと思っていたら実は違っていた、地元独特の食習慣」を挙げてもらいました。食に関する常識がひっくり返るかも!
砂糖文化圏対決! 東北＆九州の甘～い食べ物
砂糖をたくさん使う食文化は、なぜか南北に偏っているようです。ほかの文化圏ではしょうゆ味や塩味のものも、東北や九州では砂糖たっぷり。寒さ、暑さに備える生活の知恵なのでしょうか？ 九州では醤油にも甘味料が入っているそうです。・「神奈川在住ですが、父方母方共に東北出身です。茶碗蒸しや玉子焼きには砂糖を入れるのが当たり前で育ちましたが、大人になって『だし巻き卵』というものを知った時、あまりの美味しさにビックリしました！ 玉子焼きって甘いものじゃなかったんですね。（31歳・専業主婦）
・「茶わん蒸し。関東出身の私は、茶わん蒸しはダシで作り、しょっぱい物が当たり前だと思っていました。でも、東北の茶わん蒸しは甘くて『プリンか!!』と怒りを込めて突っ込んでしまいました。茶わん蒸しは大好きで、プリンが大嫌いなので辛かった」（42歳・専業主婦）
・「地元である新潟県の中越地方では納豆に砂糖を入れて食べるのが習慣となっています。さらに麦茶にも砂糖を入れることがあります。しかし、テレビを見て全国共通ではないと知って驚きました」（33歳・パート）
・「とにかく秋田は何にでも砂糖を入れていた。例えば納豆やポテトサラダなど。上京して食べたポテトサラダが甘くなくて美味しくて感動した。もう地元の砂糖たっぷりポテトサラダは食べられません」（33歳・専業主婦）
・「私は佐賀県に住んでいるのですが、夏は冷やしたトマトを輪切りにスライスしてたくさんの白砂糖をかけて食べていました。夏の昼ご飯には欠かせないものでしたが、他県の人に『気持ち悪い』と言われて大ショック！ それ以降、食べなくなりました……」（29歳・会社員）
「お赤飯が甘い」がスタンダードの地域も……
お赤飯は小豆で炊いて、黒ゴマをふって食べる…というのが普通だと思っていたら大間違い。結構あります、甘納豆を使って甘いお赤飯を作る地域。経験者によると、「甘いお赤飯のほうがおいしい」そうですよ！・「赤飯の豆が甘納豆だったこと。小豆でも食べますが、時々変えて作ります。転勤先の東京で作ろうと思ったら甘納豆が売ってもいなかったのでびっくりしました」（55歳・専門職）
・「お赤飯の豆は甘納豆を入れる。甘さとごま塩のしょっぱさが絶妙だと思っていたが、ご飯に甘いものなんて信じられないと言われた」（35歳・専業主婦）
・「うちの田舎の赤飯は甘い赤飯です。普通の赤飯は味がないもち米に塩をふって食べるのを見てビックリしました。味は甘い方が美味しかったです」（42歳・専業主婦）
やはり強し！ 名古屋のソウルフード群
もはや全国区になりましたが、やはり愛知県民の赤みそに対する愛は深いですね。小倉トーストや豪華なモーニングなど、今では全国的に人気の食習慣もいっぱい。それにしても「白みそ・合わせみそは、みそにあらず」という説には衝撃です。
・「カツをみそだれで食べること。名古屋めしで、甘い味付けをした赤みそのたれです。名古屋圏を少し離れただけで、みそだれがのらないことに衝撃を受けました。最近、徐々に各地へ進出中。おいしいので、全国制覇してほしいです」（42歳・パート）
・「トンカツにみそをつけること、みそ煮込みうどん、小倉トースト(パンに小倉やマーガリンをつけたり乗せたり)。喫茶店のモーニング(今では広がっていますが)はコーヒーの値段のみでトーストや卵、サラダ、一品料理が付くこと。鬼まんじゅうやイガまんじゅう。これらが地元だけの物と知り、信じられませんでした。美味しいのに！」（31歳・専業主婦）
・「ずっとおみそというものは赤みそだけだと思っていました。“白”や“合わせ”は、みそじゃないと思っていたので、今でも違和感があります」（49歳・パート）
お雑煮・お餅も全国いろいろ
お正月に食べるお雑煮には、全国津々浦々、いろいろな習慣がありますよね。味噌を入れたり、あんこ餅を入れたり……。また、お餅を食べる頻度も、地方によって違うようです。・「お雑煮が白みそにあんこ餅なのですが、学生の時に大阪生活を送る中で香川県だけの食習慣ということに気が付きました。友人達の『気持ち悪い』という言葉に傷つきました」（45歳・専業主婦）
・「地元ではお雑煮にあんこ餅が入っていること。他の県は白餅だったことを知った日に、疎外感を感じました」（23歳・専業主婦）
・「お正月のお雑煮には必ず白みそを入れること。子どもの頃から、全国共通で、お正月なのでお祝いで甘いお味噌を入れると思っていたら、地域によって違うということを大学生になって知り、これまでずっと信じていたお雑煮に対する概念自体が崩れてショックだった」
・「お餅文化の地域で育ったので、結婚式はもちろんお葬式もお彼岸もお餅が振る舞われるのが普通。全国的にはお正月ぐらいしかお餅を食べない地域のほうが多いことに驚きました」（34歳・主婦）
おいしそう！ 郷土料理＆地域おやつ集まれ～！
聞いたこともない名前の料理におやつ、なんだかとってもおいしそうです！ ぜひ食べてみたいですね。最近はデパートの物産展などで登場することもあるようですよ。・「レタス巻きです。とても美味しいので全国共通の食べ物かと思っていましたが、九州の、しかも宮崎県だけのものと知りびっくりしました」（41歳・専業主婦）
・「静岡生まれで、山芋のとろろに具なしの味噌汁をいれてのばす食べ方があります。結婚して、夫(神奈川生まれ、義親は群馬と東京)に作って出したら笑われましたが、美味しいと気に入ってくれたので、それから我が家の定番です」（48歳・専業主婦）
・「ゼリーフライというおからのコロッケがあります。当時1つ50円くらいで、お祭りの時なんかによく食べました。地元だけだと知った時は、そうだろうな、と思いました（笑）」（32歳・専業主婦）
・「おまんじゅうを天ぷらにして食べるのが普通だと思っていたら、福島県の会津地方でのみの食習慣と知って驚いた。『普通に食べるけど天ぷらにもするよね』と言ったところ、『その食べ方はおかしい』と人に言われてショックを受けた」（32歳・専業主婦）
・「地元というか東海地方の食べ物だったと知ったのが鬼まんじゅうです。サツマイモの蒸しまんじゅうのことなのですが、東海地方出身でない人に『えっ？』と聞き返され、全国区ではないと初めて知りました。秋になると、おやつによく食べたんですけどね……」（36歳・パート／アルバイト）
・「あられ茶漬けです。伊勢地方には田舎あられに塩を少しかけてお湯やお茶でお茶漬けにして食べる習慣があります。子どもの頃はおやつでした」（38歳・専業主婦）
以上、いかがでしたでしょうか？ 中にはマネしてみたい、おいしそうな食習慣もありましたね。最近はテレビのバラエティ番組などで地方の食習慣も比較的知られるようになりましたが、まだまだ知らない食べ物や食べ方がいろいろありますね。
あなたが「常識」と思っている料理や習慣、実は地方限定のオリジナルかもしれませんよ!
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
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Profile吉田直子
元・フリー編集者。出産後は２人の男の子を育てながら、ライターとして活動。生活系の執筆のほか、書評、映画評など。近著は『キャラクターを知れば源氏がわかる！ 登場人物で読む源氏物語』（KADOKAWA / 富士見書房）。
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