コラム

これだけは言わせて！園や学校にママたちが物申す！！

更新日：2017.10.27

幼稚園・保育園や学校は、子どもを導き、サポートしてくれるありがたい場所。でも、時には理不尽なこと、納得できないこともありますよね。中には「え？　それってあり？」とギョッとしてしまうようなことも……。子どものいる既婚女性100人に、「園＆学校に言いたいこと」を聞いてみました。

手作り強制にムダな行事……「お母さんの役目」が多すぎる！

・「姉の子どもが通っている幼稚園にお弁当入れや上履き入れなど全て手作りじゃないとダメという決まりがあります。作る時間をほかに回したとしても、愛情を感じさせればＯＫじゃないの？と思いました。強制的な愛情はどうかと思う」（33歳・専業主婦）

・「行事を減らしてほしい。行事が多いことで保護者の負担は増えるし、休日の行事だと家族で出かけられなくなってしまうし……。全ての保護者が行事に出たいわけではないことを知ってほしい」（31歳・専業主婦）

・「親が参加する行事が多い。働いているので休みを取るのが大変で困っている」（34歳・契約社員）

・「行事が多すぎる。確かに虐待などが多くなって、親の愛情も薄くなってきている時代にはなっているとは思うけど、園や学校での行事を増やすことよりも、会社が旦那を早く自宅に返すことの方が大事な気がするのは私だけでしょうか？」（42歳・専業主婦）

・「かつて息子が通っていた幼稚園に、食器洗い当番をなくしてくださいと言いたい」（52歳・専業主婦）

圧倒的に多かったのがこの意見！　今は働くママも増えていますし、専業主婦でも今ドキそんなにヒマな人はいませんよね。手作りの強制にたくさんの行事、ボランティア……。母親への負担の多さに、たくさんのママたちが悲鳴をあげています！

これがゆとり教育の現実？　ゆるすぎる学習内容

・「公立の中学校に息子が入学したその日、親だけ残されて校長が言い放った言葉はとても衝撃的でした。『我が校は市内でワースト１の学力です。ご家庭で塾などに行き、しっかり勉強させてください』と言われました。そんなことを言い放つ前にまず、学校ももっとがんばれよ！と怒鳴りたくなりました」（40歳・専業主婦）

・「鉄棒や跳び箱ができなくても、そのままにしていること。がんばっていれば、それでいいのか。できるまで指導してほしい。子どもも『そのときだけやりすごせば、できなくてもいいじゃん』みたいな感じになっている」（37歳・専業主婦）

・「なにかといえば早帰りになるので、もっとしっかり授業をして下さい、と思います」（51歳・専業主婦）

ゆとり教育が撤回されたとはいえ、まだまだ昔に比べると授業時間も少なく、ゆとりの影響は残っていますよね。水泳やとび箱、鉄棒も、今の子どもたちは「できなくてもいい」が当たり前。できない部分はご家庭で…と言われますが、学校に通わせてるのに習い事や塾が必須ってどういうこと？

先生が叱らない…それで大丈夫？

・「先生が優しすぎて、子どもが悪いことをしても叱らないことが不満です」（40歳・専業主婦）

・「幼稚園でも、もう少し道徳的なことを教えて欲しい。虫を捕まえて殺しまくっている子どもがいたので、何か教えてあげて欲しい旨を伝えると『うちは教育的なことはなにもしていませんので』と言われた」（42歳・専業主婦）

・「生徒が悪いことをしたらきちんと叱って欲しいと思います。私が生徒だった頃に比べて、先生たちの態度が柔らかくなり過ぎているように感じます。例えば息子のクラスで掃除の時間にさぼって遊んでいる男子生徒がいても、先生は叱らないそうです。ただ『掃除をしましょう』と言うだけだそうです」（31歳・専業主婦）

モンスターペアレンツの影響でしょうか？　先生たちがどんどん子どもを叱らなくなっています。悪いことは悪いと教えてほしいと、親の立場としては思いますよね。ピシッと叱れない先生たちに、不安を覚えるママたちです。

えこひいきをしないで！

・「悪いことをした時にしっかりと叱って欲しい。例えば同じ悪いことなのに成績の良い子や学級委員には叱り方が甘いというのも、気になる」（43歳・パート／アルバイト）

・「問題を起こさない、いわゆる“普通の子”に対して、あまりにも雑に扱いすぎ。問題児のほうが、先生方の対応がいい気がする」（37歳・会社員）

・「学校の先生には、子どもたちをえこひいきしたり、差別しないで欲しい、と言いたいです。人間だから仕方がないけれども　なるべく平等にしてほしい」（58歳・専業主婦）

・「クレーマーの親の子どもには必要以上に優しく、なにも言えない親の子どもにはほとんど声をかけない姿があるので、親によって子どもをひいきしないで平等に見て欲しいと思う」（27歳・パート／アルバイト）

先生だって人間。対応に差が出てしまうのは仕方ないかもしれませんが、教育者たるもの、なるべく平等に接してほしいですね。それにしても、「うるさい親の子には甘い」というのは、今の時代ならではの感想でしょうか？　それだけ、先生たちも保護者対応に苦労しているということかも!

え？　これでいいの？　気になる保健・衛生面

・「トイレのニオイをなんとかしてください。幼稚園から高校まで全ての場所で、トイレのニオイが酷かったです。こんなにも続くとは驚きです。子供たちの掃除が行き届いていない点もあるのでしょうが、なんとか対策を考えて欲しかったです」（51歳・専業主婦）

・「子どもが通う予定の幼稚園だが、園庭開放の時によく猫のウンチが落ちているのはいかがなものかと思う。何度も見ているので直接先生にも言ったことがあるが、やはり安全ではないと思う」（35歳・専業主婦）

・「保育園だから仕方がないかもしれないけれど、もう少し衛生面に気をつけてほしいです。赤ちゃんはすぐ吐いたりヨダレをたらしたりするので、その都度除菌をしてほしいです。そうすれば、もっと病気が減ると思います」（25歳・専業主婦）

意外に多かったのがこの意見。トイレや園庭の不潔さが気になってしまうママも多いようです。また、子どもへの衛生管理も気になりますよね。この季節、病気の感染も心配です。子どもの健康を守るため、気を付けて欲しい！

親たるもの、保育や教育にはなかなか妥協ができないもの。大切な子どもを預かる保育施設や教育機関には、やはり誠実な対応をしてほしいものですよね。先生たちも大変だとは思いますが、理不尽な点に関しては、改善してほしいと考えるのが、多くの母親の本音ではないでしょうか。

写真© jedi-master - Fotolia.com

Profile吉田直子

元・フリー編集者。出産後は２人の男の子を育てながら、ライターとして活動。生活系の執筆のほか、書評、映画評など。近著は『キャラクターを知れば源氏がわかる！　登場人物で読む源氏物語』（KADOKAWA / 富士見書房）。

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