コラム

ママ友からの迷惑なLINE、どうしてる？その対処法をリサーチ！

更新日：2017.10.27

いまやママ世代のほとんどが使っているLINE。学校関係の連絡や、子どもの習い事の連絡も、最近はLINEグループで管理することが多いですよね。でも、24時間連絡が取れるツールなだけに、時には対応したくないLINEメッセージが来ることも……。ママ友からの「迷惑なLINE」にどう対処しているか、100人の現役ママたちのアンケートからピックアップしてみました。

最初から「返信が遅い」「アナログ人間」をアピールしておく

お付き合いの初めから、「文字が打つのが遅い」「まめに返信しない」人であることをアピール。親しい仲間うちだけのグループだったら、これもアリかもしれませんね。最初から「返事をくれない人」だと思っていれば、相手も「既読スルー」に傷つかずにすみます。

・「あらかじめLINEに登録する前に“平日はなかなかこまめにチェックできないからレスが遅くなるかも”ということを伝えておいて、迷惑なLINEが来た際には長時間未読無視にしておく。時間が経ってから当たりさわりのないレスをしておく」

・「『小さい子どもがいるのでスマホの音を消してる』とママ友には言っています。はじめから“スマホをあまり見ない人”と認識されれば楽チンです。輪に入ろうと意気込むと“すぐ返事くれる人”となるので後々しんどいと思います」

・「LINEは既読になってしまうのでなるべく交換しないようにしているのですが、交換してしまったママ友さんからしょっちゅう時間お構いしなしにLINEはくるし勝手にグループに誘われるので、『私、アナログ人間なのでLINEの使い方がいまいちわからなくて。ごめんなさい』と言うとそれ以来、来なくなりました」

しぶしぶ付き合う

本当は相手をしたくないけれど……返信しないとこじれそうな場合は、適当にお返事するママも多いようです。スタンプを送って早めにその話題を切り上げる！というのがコツのよう。

・「夜遅くにジャンジャンLINEを送ってくるママ友がいます。適当に返事して『おやすみ』で電源を切ります」

・「こればかりは逃げる手がないので、イライラしながらも相手をします」

・「他のママ友の悪口をしょっちゅうLINEしてくる人がいるのですが、それを直接批判すると自分も言われそうなので、差しさわりのないように同調せず、批判せずで、やり過ごしています」

・「ボスママがいつも、先生の悪口ばかりを長文でグループLINEに送ってきます。誰も反応しないといじけたり、怒ってきたり、あからさまに機嫌が悪くなるので、５通に１回くらい意見に同意しているようなリアクションをしています」

・「子どもの学校でのことでLINEがきて、終わりたいのになかなか終われない時は、スタンプだけで返しちゃったりしてます」

既読をつけない

わりと多かったのが、ポップアップ表示や通知画面だけ確認して、既読がつかないようにしている人。投稿されてすぐに見ると既読がついて相手に伝わってしまうため、「見ていない人」というイメージを定着させるために、この手を使うママも多いようです。既読をつけない専用アプリもあるようですよ。

・「既読がつかないよう、機内モードにしてから内容確認します。既読さえつかなければ、なにかと言い訳できるので」

・「LINEが苦手なキャラクターになりきり、それを徹底しています。既読もすぐにつけません。文字で会話をするチャット機能として扱わず、ショートメールと同様、要件のみを文章にして後でまとめて返信します。“ありがとう”“なるほど”“おやすみなさい”というような、ありきたりなメッセージがついている絵文字も便利です」

・「ポップアップ表示にして読むだけ読んで既読にしない。『あ、気付かなかった、ごめん』で通します」

・「届いたときに開く前から文章が見られるように設定をしなおしました。変なメールだと感じた時は開くことをしないようにしております。会ったときに何か言われたら、『LINEがおかしくて……』と適当にごまかしています」

・「携帯をチラッと見て既読にしない。既読にしてしまうのが一番面倒。あとは、一言で返信。例えば“了解”“はーい”などなど」

返信をわざと遅くする

読んでいても、あえてすぐのタイミングで返信せず、時間を置いて返信。グループLINEの場合は、返信をしないでいるとその話題が流れていくため、人の悪口などもスルーできるメリットがありますね。やりとりが続かないよう、わざと相手が忙しそうな時間帯に返信する、という頭脳派ママもいました。

・「グループで回ってくるメールにはしばらく参加せず、内容も目を通しません。会話がだいたい落ち着いたころ『気づかなくてごめんね～』というのを繰り返します。そうすると、相手もこちらがそういうドライな人だと思ってあまり深入りしてきません」

・「なるべく既読を寝る直前にして、朝早い時間に返事をする。そうすると、自然に来なくなります」

・「これは回答に困るなって内容のLINEを送ってくる人はなんとなく決まっているので、その人からのLINEは開封前に通知で内容を先に読んでしまい、すぐは開封しない。返答に困るようなものは、かなり時間をおいてから、用事や子どもの病気などで開けなかったと詫びる。たいがい、話が進むと逃げられることが多い」

グループをやめた、LINEをやめた

結局面倒になってLINEをやめた人、結構います。これができれば一番いいけれど……お付き合いもあるので、なかなか難しいですね。中にはLINE禁止になった幼稚園も！

・「グループに入っていない人の悪口を言っていたので『ごめんねー。忙しくてあんまり見られないから抜けるね』と退会」

・「特に用事もないのにスタンプだけ送ってくることがあったので、既読無視をしていたらグループから外されました。ちょうど良かったのでLINEをスマホから削除しました」

・「思い切って、すっぱりと止めました。仕事が忙しい、という理由です。スッキリしました」

・「悪気はないのですが、迷惑な時間にしつこくLINEしてくるママ友がいました。うちの幼稚園では働くママが多く、とうとうLINE禁止です」

事故を装う

ちょっと強引な手ですが……。ログが削除された、子どもにいたずらされたなどと言って、知らんぷりをするママも。バレた時が怖いですが、それだけ嫌がっていることが伝われば、相手もあきらめるかも!

・「既読もせずに未開封スルーを１週間ほどする。偶然会っても『電話の調子が悪い』と言い続ける」

・「その人とのトークごと全て消して、会った時に聞かれたら、『知らなかった。ごめんねー。子どもがスマホ触わってて、ラインのアプリ1回消されちゃったんだよね』と言う」

もともとは便利になるために使い始めたツール。コミュニケーションの足かせになるようでは、本末転倒ですよね。あっさりとした、当たり障りのないお付き合いができれば一番いいのですが、それが難しいのもママ友の世界。相手を傷つけないよう、でも、自分も振り回されないよう、どこかで線を引いて割り切るしかないようです。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

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Profile吉田直子

元・フリー編集者。出産後は２人の男の子を育てながら、ライターとして活動。生活系の執筆のほか、書評、映画評など。近著は『キャラクターを知れば源氏がわかる！　登場人物で読む源氏物語』（KADOKAWA / 富士見書房）。

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