麻ひもは1玉全てを使うのではなく、好みの大きさにするまでほどき、ほどいた分は別にして本来の麻ひもとして使います。
左側の大きな麻玉は穴の内側のひもを出してほどいたもので、元の麻玉の大きさや形もほとんど変わっていませんが、穴は大きくなるので、入れる土の量を多くすることができます。
右側の小さな麻玉は麻玉の外側の側面にある糸の始めからひもをほどいたものです。外側からほどくと穴の大きさも変わらず、土を入れられるスペースも変化しないので広くなりませんが、このように小さなものができます。
①麻ひもの穴の内側にある麻ひもの始まりの部分を出して②のように割り箸に巻きつけていきます。
目的の大きさになったところでほどくのをやめますが、この時、麻玉を軽く握ってみて鉢として適度な硬さを保ち、崩れないことを確認しながらほどいていきます。②の麻ひもは保管して、本来の用途で後日使います。
③30cmほどに切った麻ひもを4本ずつひとつにまとめます。
④③の麻ひもを4セット、合計で16本の約30cmの麻紐を用意します。
⑤約30cm長さの麻ひも4本をひとつ束ねて麻玉の底になる部分の1カ所を固結びします。結び目が穴の内側に少し入るくらいの位置にくるように結びます。
⑥⑤を側面から見た状態です。
⑦⑤と同様に4カ所を固結びします。
⑧⑦を側面から見た状態です。
⑨底になる部分です。⑦で4カ所の固結びをして残ったひもの端をさらに向い合う側のひもの端と固結びを繰り返していきます。固結びの結び目で底の穴が塞がってきます。
⑩⑨の作業で最後に残ったひもの端を麻玉の内側に入れ込んでひもの始末をします。
⑪⑩の状態の底が抜けないように補強するため、用意したワイヤー4本を底の周りから挿して十字に留めます。
⑫⑪の作業を終えて麻玉が完成したら、中に土が漏れないようにココマットを入れます。
⑫のココマットを入れて土が漏れ出ない状態にしてから多肉植物を育てる土を入れます。
⑫の作業が完了後に多肉植物のカット苗を土に挿して寄せ植えを作ることができます。
但し、戸外栽培で小さい麻玉が転倒、または風で飛ばされたりして土がこぼれる心配があるので、土がこぼれないように覆うほうが安心です。
水に浸して戻した水苔を絞ってから土の上に置き、防鳥ネットを被せています。
水苔のほか、ココマットも土こぼれ防止に使えます。水苔やココマットで覆うことにより、平置きでも壁掛けタイプでも土こぼれの心配がなくなります。
一番上の写真の中央上部の小さな壁掛けタイプの麻玉はこの写真の麻玉です。
水苔を使うか、麻玉を使うかは私は使う品種の性質によって使い分けています。地面を這うように広がるタイプの品種を使う場合には水苔タイプを使い、しっかり根が張れるようにします。
ココマットに覆われた部分に匍匐性の品種のカット苗を植えても根がうまく張れないため、ココマットを使う場合は匍匐しないタイプの品種を選んでいます。
水苔よりも少しだけココマットのほうが面倒なく作れる気がします(^^♪
完成した麻玉に多肉植物のカット苗を挿していきます。ワイヤーで作った小さなピックなども加えて挿すとより表情も豊かな麻玉多肉ちゃんができあがります\(^o^)/
吊るすタイプを作りたい場合は麻玉を完成させてからワイヤーで持ち手を付けたり、壁掛けタイプならひもやワイヤーでリングを作って取り付けたりして自由に平置きタイプ以外のバリエーションも楽しむことができます(^。^)y-.。o○☆☆☆
#kurashinista #succulent #hemp line #hemp rope
土を水苔で多い、防鳥ネットを被せる手順詳細はコチラをどうぞ(^o^)
麻ひもはほどき過ぎずほどよい硬さを保って麻玉を作りましょう。底になる面に麻ひもを固結び、その結び目で底の穴を塞いでいきますが、その際少し結び目が内側に入り気味になるようにします。平置きした時に結び目が外側に出過ぎていると底がデコボコになり平置きしても傾きやすくなります。麻玉のように小さくて可愛い雰囲気のものはついつい、室内に置いてインテリアのように扱ってしまいがちかもしれません。ですが、ずっと室内栽培のみでは光不足に陥ります。冬越しに室内管理が必要な以外はできれば戸外で適度な光に当てて育ててあげましょう♪
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます