ブラックペッパーは胡椒の一種です。胡椒は、作り方の違いにより「ブラックペッパー」と「ホワイトペッパー」に分けることができます。
日本で一般的に売られている「コショー」と表記された粉末のものは、ブラックペッパーとホワイトペッパーを細かく粉末状にしたものです。
ちなみに、このブラックペッパーとホワイトペッパーを混ぜた商品は、日本独自でアメリカやヨーロッパでは見られないんだとか。
ブラックペッパーとホワイトペッパーの違い、ご存知ですか?
実は同じ胡椒の実から作っているんですが、見た目だけでなく、香りや辛みも違います。
作り方:まだ熟していない胡椒の実を、天日乾燥させたものを使う。
味:辛味がホワイトペッパーに比べて強く、野生的な香り。
適した料理:ステーキなどの肉料理。
作り方:完全に熟した実を水に浸し、皮をとって天日乾燥させたもの使う。
味:ブラックペッパーほど辛味がなく、上品な香り。
適した料理:白身魚や鶏肉などの淡泊な素材を使う料理。色を汚さないように作りたい色の淡いホワイトソースやポタージュなどにも適しています。
胡椒には、ホールや粗挽き、パウダーなど種類がたくさんあります。
それぞれの特徴と使い分けをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
粒子の大きさによって、ホール(粒)、クラッシュ、粗挽き、グラインド、パウダー、と小さくなっていきます。こしょうの香りは粒が大きいほど香りのもちはよくなります。
じっくり香りを引き出したいときはホール(粒)が適しています。下ごしらえには、まぶしやすいパウダータイプやグラインドがよいでしょう。調理中に使うのは、粗挽きやクラッシュが向いています。
・特徴:粒
・使い分け:じっくり香りを引き出したいとき(煮込み、マリネ液に漬け込む等)
・特徴:ホールをかなり粗く砕いたもの
・使い分け:香りが持続しやすく、風味をやんわりとしみこませたいとき
・特徴:クラッシュより少し細かく砕いたもの
・使い分け:香りが持続しやすく、風味もやんわりとしみこませたいとき(クラッシュに比べると、胡椒の強さが和らぎます)
・特徴:あらびきより少し細かい粒からパウダーまで混ざっている
・使い分け:下ごしらえにまぶしやすく、料理中や出来上がった料理への使用など、幅広く使用可能
・特徴:かなり細かく粉砕したもの
・使い分け:下ごしらえにまぶしやすく、料理中や出来上がった料理への使用など、幅広く使用可能。舌触りを邪魔しないので、なめらかな食感のものとも好相性
胡椒の香りは揮発性なので、粒が大きいほど香りのもちがよくなると言われています。
胡椒の香りは、やっぱり挽きたてが一番。香りを楽しみたい方は、ホールの胡椒を買い、使うときにミルで挽くのがオススメですよ。
今回は、胡椒とブラックペッパーの違いと、粒の大きさによる使い分け方法などをご紹介しました。ブラックペッパーとホワイトペッパー、粒の大きさなどで使い分けると、料理もぐんとレベルアップしそうですね。
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参照 : S&B エスビー食品株式会社 「スパイス&ハーブ」
http://tg-uchi.jp/topics/%3Cbr/%3Ehttps://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/qa/spice-herb_item.html
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