赤ちゃんは生後1ヶ月までは基本的におうちの中で育ちます。その後少しずつ成長する過程で、新しいものを見たり、触ったり、他の赤ちゃんと出会うこともいい刺激になることでしょう。自治体の運営する施設では、月齢・年齢別のおはなし会があったり、遊ぶ場所や時間、おもちゃなんかを年齢別に分けていたりと工夫がたくさん。家ではなかなかできない思い切った絵の具遊びや工作、広い庭での泥んこ遊びなども思う存分やらせてあげることもできます。近い月齢の子どもからたくさんの刺激を受けることで、感じる力も発達するかもしれません。また、同じ施設に通い続けることで、人や場所に慣れ、安心して遊べる場所を確保できるのは大きなメリットです。
特に初めての育児の場合、自分の親や近所の年長者など、近くに頼れる経験者がいないのは心細いもの。母乳の出は足りているのか、赤ちゃんがなかなか寝てくれないなど、本当に些細な悩みなのに一人で抱え込んでしまい、大きな悩みになってしまったりすることもあります。そんな時に自治体の施設にいる保健師さんや保育士さんに雑談しながら相談したり、アドバイスをもらったり、褒めてもらえたりするとあっという間に心が軽くなったり、自信がついたりすることもあるものです。
自治体によっては定期的に身長や体重を測ってくれる施設もあります。月齢や体の大きさなどが同じくらいの子どものママとなら、お話しも弾みそうです。親子でたくさんの人とお知り合いになれるのは嬉しいものです。
親の急病や急用など、どうしても子どもの預け先が見つからないという場合は、一時預かりを実施している施設もあります。事前登録が必要な場合も多いですが、何かの時に頼れる場所があるということは本当に心強いものです。
例えば、港区とNPO法人あい・ぽーとステーションが管理運営している「あい・ぽーと」では、保護者の急病や休養以外でも、理由を問わずに一時預かりをしてくれます。旧港区立青葉幼稚園の施設を活用した同施設では、予約なしで遊べるおはなし会や、ピアノに合わせて季節のうたを歌う会、予約ありのお誕生会、連続講座としてリトミック、ベビーヨガや親子ふれあい体操など様々なプログラムが開催されています。港区民以外でも参加できるイベントもあるようなので、出かけてみても楽しめそうです。
家の中で子どもと二人だと煮詰まって、お互いイライラするなんてこともありますが、外に出て同じくらいの年齢の子、あるいはもっと大きな子や小さな子とそのママに出会うことで、子育てがこれまで以上に楽しいものになることも。まずは、お住まいの地域の児童館や子育て支援センターなどの情報を確認して、気軽に遊びに出かけませんか?
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