いわゆる関東風の卵サンドとは、みじん切りにしたゆでたまごやスクランブルエッグを、マヨネーズで和え、焼いていない食パンで挟んだものを言います。
一方で、関西風とは焼きたてのオムレツのような厚焼き玉子を、トーストした食パンに挟むのが一般的で、「オムレツサンド」と呼ばれることもあります。ただし、このタイプは関西の喫茶店で出されていることが多いようで、一般家庭では関東風がフツーだという話も。
ちなみに関東でも昔ながらの喫茶店では「オムレツサンド」としてこの関西風タイプを出しているところもあるようです。
準備する材料は関東風も関西風もそれほど違いはなく、とってもシンプルな味付けです。
<材料>(1人分)
食パン(8枚切り)・・・2枚
卵・・・3個
砂糖・・・小さじ1/2
牛乳・・・小さじ1/2
塩・・・少々
バター(食パンに塗る用)・・・適量
マヨネーズ・・・適量
バター(オムレツ用)・・・10g
1.卵を溶き、砂糖、牛乳、塩を加えて泡立て器で混ぜます。
泡立て器で混ぜることにより、空気を含み、ふわふわのオムレツが出来やすくなりますよ。
2.フライパンにバターを入れて溶けたら、1を一気に流し入れ、外側が固まってきたら火を止めます。
中の方は半熟状態で火を止め、残りは予熱で火を通す程度でOKです。
3.四辺を折り畳んで食パンサイズの四角になるように形を整えます。
卵が完全に固まる前に火を止めて折り畳むことがふわふわに仕上げるコツです!
4.食パンの片方ずつにバター、マヨネーズを塗り、トーストします。
5.4のパンの片方に3のオムレツを乗せ、もう片方のパンでサンドし、好みの大きさにカットすれば完成!
見るからにふわっふわなオムレツがあふれんばかりに入っていてボリュームたっぷりのように思えますが、食べてみると不思議なほどにオムレツがふっと溶けていくのでいくつでも食べられそう♪
しかも食パンは焼いてあるので、外はサクっとしていて、これまたふわふわのオムレツと合います!関西人にとっては「やっぱりこれやで〜」と言わんばかりの懐かしい美味しさです。
そこで、せっかくなので関東でも昔から親しまれ、EXILE HIROさんの好物でもあるお店のオムレツ風卵サンドを作ってみました。
【材料】 (1人分)
卵:2個
★和風だし:60cc
★しょうゆ:小さじ1と1/2
★みりん:小さじ1/3
食パン(8枚切り):2枚
マヨネーズ:大さじ1
粒マスタード:小さじ1と1/2
サラダ油:適量
1.★の材料をボウルに入れて合わせておきます。
2.ボウルに卵を加えて、泡立て器でよくかき混ぜます。
3.卵焼き器を中火でよく熱して、サラダ油を馴染ませておき、そこに2を1/5程流し入れて芯を作ります。
出し巻卵作りは中火がポイントです!
4.その後卵焼きを作る要領で5回ほど繰り返し、出し巻玉子が完成。
卵液を流し入れた後、卵液が固まる前に素早く巻き始めるとキレイな出し巻卵になります。
5.出来上がって粗熱をとった出し巻卵は横半分に切ります。
6.片方の食パンにマヨネーズ、もう片方の食パンにマスタードを塗ります。
7.5を片方の食パンに乗せ、さらにもう片方の食パンを上から乗せて、6等分にカットしたら完成!
天のやの卵サンドは「ミシュランガイド 2015」でビブグルマン(良質な料理を主に5000円 以下で楽しめる店を紹介したもの)を獲得したのですが、それがこんなに簡単に出来るなんて!噛んだ瞬間、出し巻からジュワーっと出汁がしみ出て、それがマスタード&マヨネーズと絶妙にマッチしてとっても美味しい☆ミシュランに選ばれた意外な組み合わせで斬新なサンドを自宅で再現出来るのはとっても嬉しいですね。
最近オシャレなサンドイッチを提供するお店が増えてきていますが、そんな中でもやっぱり安心するのが「卵サンド」。そして今回ご紹介した「オムレツサンド」は食感もとっても優しいので、ほっとしたいランチなんかにオススメです。関西風だから・・・と言わず、ぜひ一度作ってみてください♪
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食パンの厚さの好みにも関東と関西とで地域差があるのをご存知でしょうか?関東では普通に売られている8枚切りも、関西ではあまり売られておらず、一番の売れ筋は5枚切りで、中には4枚切りというのもあるんですよ。
なお、関東風の場合はやや薄めの8~10枚切り、オムレツサンドの場合は、5~8枚切りのものがオススメです。
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