会場内で印象的だったのは、頭が草木に覆われた人物像が登場する絵画の数々。
緑にあふれているのに、どこか都市の空気も漂う、不思議な浮遊感のある世界でした。
天井から吊り下がる大型モビール群は、ゆらゆらと動くたびに空間の空気が変わっていくよう。子どもも思わず見入っていました。
展覧会場の探索が終わると、次に「気になった作品からおはなしを膨らませて、自由に描いてみてください」という指示。
物語の膨らませ方の例として、平子さん自身が「ねこから話を膨らませて、ねこたちがシチューを食べているおはなしにした」と語ってくださり、実際にその絵も見せていただきました。
ワークショップ中は、「うまく描けなくても大丈夫。おはなしを膨らませていくのが今日のテーマだから」という平子さんからのアドバイスも。
子どもが「どう描けばいいの?」と迷ったときも、平子さんはじめ、スタッフの方々がそっと寄り添ってくださって、子どもたちの自由な発想を大切にされているのが伝わりました。
「これがあったら面白いかも」と、子どもたちの絵を眺めながら一緒に考える時間が楽しく、大人も夢中になる時間でした。
描き終えたところで、平子さんから「時間があれば、もう一度、展覧会を見てみてください」というお誘いが。
「自分で描いた後に見ると、自分が作り出したものと目の前の作品との差を感じて、どんどん膨らんでいく。新しい発見もある」とのことでした。
ワークショップの最後にはお土産として、ポストカードを一枚選ばせてもらえ、なんと平子さんのサインまで!
また、展覧会場の入り口には、作品のモチーフである大きなぬいぐるみと一緒に撮れるフォトスポットも登場していて、入場前からテンションが上がりました。
物販エリアには、平子さんの描き下ろしドローイングがデザインされたTシャツやトートバッグのほか、犬・ねこのぬいぐるみキーホルダーなど、ここでしか手に入らないグッズがずらり。
さらに会期中は、「I'm donut?」とのコラボで木をかたどった限定ドーナツも販売されていて、アート体験は甘さでも楽しめそうです。
普段は「静かに見るもの」と思いがちな展覧会が、この日は「遊び場」「おはなしのたね箱」に変わりました!
日比谷公園まで歩いて作品を巡れるのも、この展覧会ならでは。秋のお出かけ先としてもおすすめできます。
気になる方は、10月18日までの会期中にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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