アレチハナガサ は、クマツヅラ科クマツヅラ属に分類される、南アメリカを原産とする多年草の外来植物だそうです。道端ではよく雑草などを観察しているのですが、この雑草は都会でははじめて出会いましたよ。
背丈は大きいものだと1メートル以上に育ち、まっすぐ上へ伸びるのが特徴。この雑草もかなり背丈が高くワサワサと自生していて目立つ存在でした。
この、モサモサのワッサワサ~!は、整えたくなるような気持ちにもなります、1つ1つは、スッとしているのに、全体的に見ると乱雑な感じですね!
茎は四角っぽい形をしており、表面に毛はあまり見られません。
葉は左右対称につく「対生」という付き方をし、下の方の葉にはギザギザがありますが、上へいくほど細長くなり、ギザギザが目立たなくなります。葉の付け根は細くなりながら茎につながっています。
細長く伸びた花穂の先に、とっても小さな淡い紫色の花を少しずつ咲かせています。その姿は、遠くから見るとラベンダーのような雰囲気!
よく似た植物にダキバアレチハナガサがあり、以前は同じものとして扱われることもありました。
見分けるポイントのひとつは葉の付け根で、アレチハナガサは葉の根元が細くなって茎につくのに対し、ダキバアレチハナガサは葉が茎を包み込むようにつく特徴があります。
また、アレチハナガサの茎は比較的なめらかで毛が少ない点も違いのひとつです。
茎はスッと細長いのに、炎天下の日も、雨の日も、しっかり立っていてびっくり!
ここまで細くて背丈があると、普通なら曲がってしまいそうなのに、不思議なくらい倒れません。
葉っぱが左右バランスよく付いているので、うまく支え合っているのかな?自然って、本当にすごいですね。
同じクマツヅラ属のバーベナ系の花言葉として扱われることも多く、紫色の小花が集まって咲く姿から、優しく前向きな意味が込められているようです。
ちなみに、バーベナの花言葉には、「魔力」「魅力」「家族の和合」「柔和」「忍耐」「幸運」などがあり、特に「魔力」や「魅力」は、昔ヨーロッパで特別な力を持つ植物として大切にされていたことに由来すると言われています。
「気になって仕方なかった!」と感じたのも、ある意味“魔力”だったのかも?ですね(笑)。
調べてみてちょっとびっくりですが、アレチハナガサは、繁殖力が強く、日本の自然環境へ影響を与える可能性があるため、以前は環境省の「要注意外来生物」に指定されていた植物だそう!
こんなにか弱そうなのに、雑草あるあるですが、そうなのですね~!
アレチハナガサ は、海外から日本へ入ってきた植物ですが、現在では本州〜九州の道端や河川敷、空き地などで広く見られるようになりました。繁殖力が強く、一面に広がることもあり、農地周辺で増えすぎるケースもあるそうです。
また、在来植物の生育場所を奪ってしまう可能性があるため、各地で管理や除去活動も行われています。根がしっかり張るため抜き取りにくく、種ができる前に刈り取る方法などがすすめられています。
か弱そうに見えますが、根は深く、大きく育つと抜き取りが難しいそうです。
可愛い見た目と「魔力」という花言葉どおり、惹かれてしまう方もいるかもしれませんが、増えすぎないよう気をつけたいですね。
こちらの情報が、誰かの雑草観察の楽しみや発見につながりますように。
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