お知らせ

お知らせがあるとここに表示されます

コメント

コメントがあるとここに表示されます

編集部からの連絡

編集部からの連絡があるとここに表示されます

【このお花ピンときたら要注意!】駆除するなら今がいい理由!3月末オレンジ色のナガミヒナゲシ!

【このお花ピンときたら要注意!】駆除するなら今がいい理由!3月末オレンジ色のナガミヒナゲシ!
投稿日: 2025年3月25日 更新日: 2025年3月25日
閲覧数: 0
3 この人たちがステキしました
ステキをしている人
author
日常の小さな喜び(宝物)を大切にしながら暮らしています。大阪出身の...
最近、増殖中の「ナガミヒナゲシ」!見ると、つい観察してしまいます。恐るべき生態をまだご存じない方の為に、プチッとですがご紹介させていただきますね。今回は、我が街(大阪)で増殖し始めたナガミヒナゲシをご紹介します。

日本に入ってきてからわずか50年足らずで、日本全国に生息域を広げている雑草です。見かけた際には、早めの駆除をお勧めします。

この植物は、ケシ属に属する外来種の植物「ナガミヒナゲシ」です。各自治体から駆除を推奨されている植物です

この植物は、ケシ属に属する外来種の植物「ナガミヒナゲシ」です。各自治体から駆除を推奨されている植物です

ナガミヒナゲシは、1株から16万粒以上の種を放出し、「アレロパシー」という物質を分泌して他の植物の生育を妨げ、自らの群生を促します。 さらに、1つの実には1500粒以上の種子が含まれ、未熟な種でも発芽可能なため、異常な繁殖力を持ちます。 そのため、自治体では警戒が呼びかけられ、駆除が推奨される植物なのです。

「ナガミヒナゲシ」はオレンジ色の一色ですが、可愛い「ポピー」や「ひなげし」に非常に生態が似ている!

「ナガミヒナゲシ」はオレンジ色の一色ですが、可愛い「ポピー」や「ひなげし」に非常に生態が似ている!

でも「ナガミヒナゲシ」は、別物ですよ!恐るべし雑草なのです。

この植物を駆除する際は、手袋を着用しないと茎から出る乳液によるかぶれのリスクがあります

この植物を駆除する際は、手袋を着用しないと茎から出る乳液によるかぶれのリスクがあります

お子様やペットがこの植物の近くに近づかないようにすることが安全ですよ。

撮影時期は3月の3週目で、暖かい日が増え、さまざまな雑草が芽吹き、花を咲かせる時期です

撮影時期は3月の3週目で、暖かい日が増え、さまざまな雑草が芽吹き、花を咲かせる時期です

蕾に毛が生えて、毛むくじゃらのところは、なんだか気持ち悪いですよね!

はじめは、このように、おばけのように首を傾げた姿をしています。茎は細くて長いため、折れないようにわざと曲がって成長しているようにも思えます。こうすることで、風が吹いても雨が降ってもしなやかに耐え、折れるのを防いでいるのでしょうか。

首を傾げたような蕾に、開花する前に直立する!→「ひなげし」そっくりですよ!

首を傾げたような蕾に、開花する前に直立する!→「ひなげし」そっくりですよ!

段々と蕾が大きくなり、花が開こうとするタイミングで、再び茎がまっすぐ直立していきます。

ひなげしは古くから愛されてきた一年草の植物で、開花前は下を向いていますが、開花期になるとまっすぐ立ち上がり、細い茎の上に美しい花を咲かせます。これ、まさにナガミヒナゲシの成長の過程と同じですよね。

折ると白い汁があふれ出てきます。茎が細くてよく揺れるので、その汁が飛び散りやすいんです。特に、お子様の目に入ると危険なので注意が必要ですよ!

折ると白い汁があふれ出てきます。茎が細くてよく揺れるので、その汁が飛び散りやすいんです。特に、お子様の目に入ると危険なので注意が必要ですよ!

ナガミヒナゲシの花言葉は「平静」「慰め」「癒やし」です

ナガミヒナゲシの花言葉は「平静」「慰め」「癒やし」です

お花が開花したものです。

花のアップです。「このオレンジ色の顔、ピンときたら要注意!」

花のアップです。「このオレンジ色の顔、ピンときたら要注意!」

内包されていた種ができると、やがて中央部分だけが残ります。ナガミヒナゲシの「ナガミ」という名前は、開花後にできる種の入った実が縦長の太鼓のように見えることから由来しているそうです。

しっかり種ができると、柱頭すぐ下がパカッと360度、隙間ができるように開き、そこから種が放出されます

しっかり種ができると、柱頭すぐ下がパカッと360度、隙間ができるように開き、そこから種が放出されます

隙間部分から種を放出するため、この中央部分の柱頭が傘のような役割を果たし、種が雨に濡れて実の中で腐ることが少なくなるそう。

画像は、まだ放出前です。3月末ですが、この場所ではまだ種の放出はなかったですね。

結実から5年経っても発芽する可能性があり、発芽に最適な温度範囲は7〜25℃です。恐るべし!

結実から5年経っても発芽する可能性があり、発芽に最適な温度範囲は7〜25℃です。恐るべし!

ナガミヒナゲシは、コンクリートの割れ目でも発芽します。環境が厳しい場所では、小さい株のまま花を咲かせ、すぐに種を放出し、その場がナガミヒナゲシだらけになってしまうこともあります(アレロパシーという物質を分泌し、他の植物の生育を妨げながら群生)。

家の周りにナガミヒナゲシが生えてきた場合、手袋をして早めに駆除することをおすすめします。ナガミヒナゲシの実は未熟でも発芽するため、開花後に刈った場合はすでに種をつけていることもあります。放置せず、すぐにゴミ袋に入れて廃棄しましょう。

こちらの情報が誰かのお役に立ったり、喜びにつながれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


SNSでシェア