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プレスリリース

体験格差を、未来をつくる経験へ。世界10カ国以上で活動するNPOが「壱岐島 PEACE CAMP 2026」開催。中高生30名を募集

1泊2日の国際交流・平和教育から教材制作、海外実装、現地フィードバックまで伴走。経験を「夢のポートフォリオ」にまとめ、自らの探究と進路につなげる

特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、2026年10月17日(土)~18日(日)、長崎県壱岐市の「壱岐出会いの村」で、全国の中学1年生~高校3年生、定員30名を対象とした「世界とつながる夢探究アカデミー 壱岐島 PEACE CAMP 2026」を開催します。本事業はロート子どもの夢基金採択事業として実施し、中高生の参加費は無料です。

壱岐島PEACE CAMP2026募集リーフレット

本プロジェクトのテーマは、「体験格差を、未来をつくる経験に変える。」
家庭の経済状況や居住地域、不登校など、子どもたちを取り巻く環境によって、国際交流や社会課題に触れる機会、学校外のロールモデルと出会う機会には差が生まれます。そして、その差は単に「経験したことの数」にとどまりません。知らなかった世界と出会い、自分とは異なる生き方や価値観に触れ、「自分は何をしたいのか」「自分に何ができるのか」を考える機会そのものにもつながっています。
そこで、なかよし学園がこの合宿でつくるのは、世界の話を聞くだけの国際交流ではありません。世界10カ国以上で教育・平和活動を行ってきた海外の現場と、日本の中高生の探究学習をつなぎ、「知る」から「考える」、そして「自分で行動する」までを一つの学びとして経験できる場をつくります。

この合宿の最大の特徴は、「世界を知る」だけではなく、「自分の学びを世界で実装する」こと。
参加者は、世界の現状を知り、海外の人々と交流し、仲間と対話する中で、自分の「好き」「得意」「学んできたこと」を見つめ直します。そして、それらを生かして、海外の子どもたちに届ける教育教材を自分たちの手で企画・制作します。
さらに、その教材は壱岐島で発表して終わりではありません。キャンプ終了後もブラッシュアップを重ね、なかよし学園が海外の教育現場へ届け、実際の授業で使用します。そこで生まれた子どもたちの反応や写真、動画、メッセージは、教材をつくった参加者のもとへ戻ってきます。「自分が考え、つくったものが、本当に世界の誰かに届いた」というところまでを、このプロジェクトでは一つの探究と考えます。
その経験を振り返り、自分が何を考え、どのように行動し、そこから何を感じ、何が変わったのかを「夢のポートフォリオ」として言葉にしていく。そうして得た「自分にも社会へ働きかけることができる」という実感を、次の探究や進路、社会活動へつなげていきます。
壱岐島で過ごす1泊2日はゴールではありません。世界との出会いを、自分の行動へ。行動から得た実感を、自分の未来へ。「壱岐島 PEACE CAMP 2026」は、その循環が始まる最初の2日間です。

JICAマガジンにも掲載されたなかよし学園の活動を経験する2日間

体験格差を、未来をつくる経験に変える
「世界にはどんな仕事があるのか」
「自分が学校で学んでいることは、社会で何の役に立つのか」
「自分の好きなことや得意なことで、誰かのためにできることはあるのか」
こうした問いについて考え、自分の未来を描いていくためには、教室で知識を得ることに加えて、これまで知らなかった世界や人、価値観と出会う「体験」が大きなきっかけになります。
しかし、その機会はすべての子どもたちに等しくあるわけではありません。家庭の経済状況や居住地域、不登校など、子どもたちを取り巻く環境によって、国際交流や社会課題に触れる機会、学校外のロールモデルと出会う機会には差が生まれます。特に離島や地方では、日常生活の中で海外と接点を持ったり、多様な生き方や仕事に触れたりする機会を得にくい場合があります。

なかよし学園が今回のPEACE CAMPで目指すのは、そうした「体験の機会」を、子どもたちが自分の可能性を発見する機会へと変えていくことです。
そのため、参加対象を壱岐島の中高生に限定せず、全国の中学1年生から高校3年生までとしました。異なる地域、学校、環境で育った中高生が壱岐島に集まり、世界の現実を知り、海外の人々とつながり、仲間と対話する。そして、「世界では何が起きているのか」という問いから、「自分は何を大切にしたいのか」「自分の得意なことをどう生かせるのか」「自分には何ができるのか」という問いへ、探究を深めていきます。

豊かな自然に恵まれた壱岐島で、平和を考え、行動する合宿を行う

なかよし学園が目指すのは、世界について多くの知識を持ち帰ることだけではありません。世界との出会いをきっかけに、自分自身の可能性に気づき、実際の行動へ踏み出すこと。その経験を「自分にもできる」という自己効力感へつなげ、さらに将来の夢や進路を考える力へと育てていきます。
開催地となる壱岐市と、なかよし学園プロジェクトは2024年に包括連携協定を締結しました。今回、その壱岐島を、日本全国から集まる中高生と世界の教育現場が出会う場所にします。島から世界へ、世界から自分の未来へ。地域によって生まれる「体験の差」を、地域だからこそ生み出せる「未来をつくる経験」へ変えていくことが、このPEACE CAMPの挑戦です。

壱岐市エンゲージメントパートナーとなっているなかよし学園。壱岐市長と。

壱岐市ホームページ「なかよし学園エンゲージメントパートナーに」
https://www.city.iki.nagasaki.jp/soshiki/eng/pressrelease_sdgs/13798.html

壱岐市百貨店
https://iki-online.com/seisan/nakayoshi/?srsltid=AU7gw4U_8FoBfQG0uv3RIrKUECJumHQxj0Rry01LXMowrLzKhEv-G5Tm



「聞いて終わらない」。自分の学びが、世界の誰かの学びになる
海外で起きている紛争や貧困、教育課題について話を聞く。海外の子どもたちとオンラインで交流する。それだけでも、世界を知る貴重な経験になります。
しかし、なかよし学園が大切にしているのは、「知ったあと、自分は何をするのか」です。
世界の現実を知った中高生が、「かわいそうだった」「大変だと思った」という感想だけで終わるのではなく、自分がこれまで学校で学んできたこと、自分の好きなことや得意なことを使って、世界の誰かのためにできることを考える。そして、それを実際に行動へ移してみる。
そのための教育モデルが、なかよし学園の「CoRe Loop」です。

「学んで終わらない。世界で使われて、初めて学びが完成する。」

たとえば、日本の中高生が海外の教育課題について学んだあと、「自分たちならどんな授業を届けられるだろう」と考え、ゲームやカード、工作などの教育教材を制作します。しかし、教材をつくること自体がゴールではありません。
完成した教材は、なかよし学園が活動する海外の教育現場へ届けます。そして、現地の子どもたちが実際の授業やワークショップで使います。そこでどんな反応があったのか、教材は伝わったのか、どんな学びや交流が生まれたのか。その様子を写真や動画、メッセージ、作品などで記録し、今度は日本で教材をつくった子どもたちへ返します。
つまり、日本での「学び」が、海外での「実践」になり、その結果がもう一度日本へ「学び」として還ってくる。
この往還を、なかよし学園では「CoRe Loop」と呼んでいます。

インプットからアウトプットまでをつなぐ、なかよし学園のCoRe Loop

全国50校超の「学び」を、世界10カ国以上の教育現場へ
なかよし学園のこの取り組みは歴史が深く10年以上の実績を持ちます。また、2025年度経済産業省「探究・校務改革支援補助金」採択事業として、全国の学校で「世界とつながる学び」を展開しました。

連携校は50校超、活動国は10カ国以上。2025年度には、日本の子どもたちが11,213点の教材を制作し、海外の教育現場で512回の実装を行いました。

世界各国で実装された「世界とつながる学び」の教材の数々

日本の子どもたちにとっては、学校で学んだ知識や自分のアイデアが、世界の誰かの学びに変わる経験になります。一方、海外の子どもたちから返ってくる反応やアイデアは、日本の子どもたちに新たな問いを生みます。教える側と教えられる側、支援する側と支援される側を固定せず、互いの学びが次の学びを生み出していく。それが、この取り組みの核です。

今回の「壱岐島 PEACE CAMP 2026」でも、この循環を実際に経験します。
世界の現状を知り、海外と交流し、自分たちで考え、例えばウクライナの子どもたちに届ける教育教材を制作する。そしてキャンプ後、その教材をなかよし学園が海外の教育現場へつなぎ、実際に使われたときの反応を参加者へ返します。

だから、このキャンプでは「世界について勉強した」で終わりません。
自分が学んだことを、自分の手で誰かのために形にする。
それが世界で使われ、その反応を受け取って、もう一度自分が学ぶ。

その循環を経験することが、「壱岐島 PEACE CAMP 2026」の探究学習です。

1泊2日で、世界から「自分」までを往復する
PEACE CAMPでは、世界の問題を学ぶだけではなく、「世界→社会→自分」へと視点を往復させる8つのプログラムを行います。

1.世界とのオンライン交流
ルワンダ、カンボジア、ウクライナ等との交流を予定。海外の同世代の声に直接触れ、ニュースや教科書だけでは分からない世界と出会います。単なる挨拶ではなく、共通のテーマや議題について話し合う、国際社会のリーダーにとっては必須となる経験を提供します。

2.世界の現状を知る実務家講演
講師は、なかよし学園代表・中村雄一、事務局長・中村里英。紛争、貧困、教育課題について、実際の活動現場で撮影した写真や映像とともに伝えます。

世界各国で活動するなかよし学園

国際連合でのスピーチ経験も豊富

地雷原で活動する中村里英事務局長

世界各国で教育支援を続ける中村雄一代表

3.PEACE DISCUSSION
「平和とは?」「自分にできることは?」。正解のない問いを、学校や地域を越えて集まった仲間と考えます。正解のない課題に対して、仲間と意見を交換し、実証していく。これからの社会に必要なディスカッションの経験をゼロから教えます。

4.自己理解ワーク
世界に目を向けるだけでなく、自分自身の「好き」「得意」「大切にしたいこと」を見つめます。なかよし学園オリジナルワークブックを使い、自分自身の意見を記述しながら、自分と対話し、自分の意見を他者に伝える場を作ります。

5.ウクライナ向け教育教材制作
海外の子どもたちに届ける教材をチームで企画・制作。それぞれ地域や経験が違う仲間とお互いの「好き」を活かして世界に実装する教材を作成します。「何をつくるか」だけでなく、「誰のために、なぜつくるのか」を考えます。作成された教材は実際に今後のなかよし学園の活動で実装されます。

6.世界に届ける教材プレゼン
完成した教材について、「なぜつくったのか」「何を伝えたいのか」を自分の言葉で発表します。そして作成した教材を実際に活用することで更なるブラッシュアップを行うことができます。日本に今大きくかけている「アウトプット」の基本として、ただ作ればいいのではなく、相手が喜ぶ教材を作り、その魅力が伝わるように使い方を説明する、を実践してもらいます。

7.Nゲージで「未来のまちづくり」
ウクライナで実装した鉄道模型・Nゲージを活用し、教育、医療、交通、防災、自然、共生などの視点から「人が幸せに暮らせるまち」を考えます。日本と海外の現場で行う「まち」をお互いに見せ合うことで新たなディスカッションが生まれ、国際化感覚に優れた都市形成を行う力を身に付けます。

8.夜の交流プログラム
学校や地域を越えた仲間と、夢や将来について語り合います。 中村雄一代表がファシリテーターを行い、互いを認め合い、仲間たちが補い合う、そんな人間関係を形成する実践を行います。

これらのプログラムは、世界の問題を「遠くの誰かの話」として学ぶのではなく、世の中を「自分事」として捉え、最後は「自分には何ができるのか」「自分はどう生きたいのか」という問いにまで発展させます。この2日間がこれからの人生の道標となる。それが本プログラムの教育設計です。

実際に世界の仲間と繋がり、対話することで「当事者」として成長していく

参加者特典:探究ポートフォリオの作成
PEACE CAMPの大きな特徴は、1泊2日の合宿を「ゴール」にしないことです。
キャンプで参加者が制作した教材は、その場で発表して終わりではありません。なかよし学園の「世界の情報」を聞いて、どんなことに課題意識を持ち、どんな目的で教材を制作したか、それがどのように世界で活用され、どんな効果を生んだか。ここまでを一貫して設計するのがこのプログラムの一番の醍醐味です。

壱岐島 PEACE CAMP
世界を知る/考える/教材をつくる
 ↓
教材ブラッシュアップ
オンライン伴走/夢探究セッション
 ↓
海外実装(希望者は海外活動参加可能)
なかよし学園が教材を海外へ運び、実際の授業で使用
 ↓
フィードバック
現地の写真・動画・メッセージを制作者本人へ
 ↓
振り返り
「誰に、どんな変化が生まれたか」を考える
 ↓
探究ポートフォリオ
活動記録、制作物、探究プロセス、現地フィードバック、自己変容、次の行動計画を一つのストーリーへ
 ↓
進路・未来へ
入試や面接試験などで活用可能な学生時代の「実績」として整理
という流れで伴走します。

自分がつくった教材を、遠い国の誰かが実際に手に取る。
自分のアイデアから授業が生まれる。
そして、現地の子どもたちの写真や声が自分のもとへ戻ってくる。

世界と自分が繋がり、自分が起こしたアクションが世界を変える実感を持つ。それがなかよし学園の「世界とつながる学び」

この往還によって、「自分にも社会へ働きかけることができる」という自己効力感を育てることを目指します。
「夢のポートフォリオ」は、こうした経験を単なる思い出で終わらせず、「自分は何を知り、何を考え、なぜ行動し、そこから何を学んだのか」という自分自身のストーリーとして言語化します。この経験は参加者が今後高校入試や大学入試での面接や小論文、自己PRにおいて大きな力を発揮します。特に進路選択や総合型選抜等において、自らの探究経験を言語化する材料となり、学校や塾では得られない貴重な経験となるでしょう。参加した生徒の学びを応援し、将来を応援する。これが本プロジェクトの大きな目的です。

※本プロジェクトは特定の入試対策ではありません。また入試結果を保証するものではありません。

5つの大学で学び、2025年には慶應大学院を卒業した中村雄一代表は日本の教育者としても活動している


開催概要
名称: 世界とつながる夢探究アカデミー 壱岐島 PEACE CAMP 2026
日程: 2026年10月17日(土)~18日(日)/1泊2日・現地集合
17日 14:00受付開始・14:30開始/18日 12:00解散
会場: 壱岐出会いの村(長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触)
対象: 全国の中学1年生~高校3年生
定員: 30名(先着順)

参加費: 中高生 無料
ロート子どもの夢基金の助成により、宿泊費・食費・教材費・研修費が無料です。
交通費補助: 壱岐市外から参加する中高生は、フェリー交通費5,000円を補助
保護者同伴: 可
大人15,000円(宿泊費・食費・研修費込み)
小学生以下の兄弟姉妹7,500円

募集期間: 2026年9月25日~10月7日
※定員に達し次第終了
申込: Googleフォーム
https://forms.gle/NPBPK8u76NwzGLJi6

主催: 特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
助成: ロート子どもの夢基金
後援: 壱岐市・壱岐市教育委員会等(申請予定)

特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトについて
2007年に国内で学習支援を開始し、いじめ・不登校等の子ども支援を継続。2013年からカンボジアを皮切りに海外教育支援を拡大し、2019年にNPO法人化しました。2024年には壱岐市と包括連携協定を締結。2025年度は経済産業省「探究・校務改革支援補助金」採択事業として全国50校超と「世界とつながる学び(CoRe Loop)」を展開しました。現在はアフリカ、アジア、中東等の10カ国以上で、難民キャンプでの教育・職業訓練、元子ども兵支援、防災教育、紛争地域での平和教育などを実施しています。

カンボジア難民キャンプにて。なかよし学園は世界11カ国で活動を続けている

なかよし学園プロジェクト代表・中村雄一 コメント
「私たちが子どもたちに見せたいのは、世界の悲惨さだけではありません。世界の現実を知ったその先で、『では、自分には何ができるだろう』と考えてほしいと思っています。
自分の好きなこと、得意なこと、学校で学んできたことが、海の向こうの誰かの学びにつながるかもしれない。自分たちがつくった教材が実際に海外で使われ、その写真や声が戻ってきたとき、世界の問題と自分の未来は、別々のものではなくなります。
だから私たちは、一度きりのイベントで終わらせません。自分の行動が誰に届き、そこで何が生まれたのかまで本人に返したい。その経験が『自分にもできる』という自信になり、次の挑戦につながっていくと考えています。
壱岐という島から世界へ。そして世界から、もう一度自分へ。ここから新しい未来に出会う2日間を、中高生と一緒につくりたいと思います。」

世界各国で活動する中村雄一代表。本プロジェクトでは2日間、間近で学べる貴重な機会を提供する

お問い合わせ
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
担当:中村里英
E-mail:peace.office@nakayoshigakuen.org
HP:https://nakayoshigakuen.org

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