プレスリリース
ながおか 米百俵フェス ~花火と食と音楽と~ 2026DAY1ライブレポート Part.1
株式会社キューブ
2026.05.29
豪華アーティストのライブと、長岡花火、地元の食材を使った豊富なフードメニューを堪能できる野外音楽イベント「ながおか 米百俵フェス ~花火と食と音楽と~ 2026(米フェス)」が2026年5月23、24日の両日に、国営越後丘陵公園(新潟県長岡市)で行われた。今年も約800品種2,400株のバラが咲き誇る「香りのばらまつり」との同時開催。フードエリアやキッズパークは無料で入場できるとあり、家族連れなど多くの人がお祭りムードを楽しんでいた。
音楽はもちろん、家族で1日満喫できるイベントを目指し進化し続けるフェスでは、初の試みがたくさん。フィナーレの「長岡花火」では、復興祈願花火「フェニックス」に続けて、初日のトリを務めた氷川きよし+KIINA.の楽曲「限界突破×サバイバー」に合わせた「フェアウェル花火」で会場をわかせた。音楽以外の催しとして新設した「PERFORMERS枠」には、芸人・おばたのお兄さんが登場。おなじみのギャグを披露し、会場に笑い声が響いていた。ほかフードエリアには小学生以下を対象にした「こども音楽食堂」がオープン。ワンコインで地元野菜や、から揚げなどがおかわり自由とあり、たくさんの親子連れがテントを訪れていた。
2018年に始まった同フェスは、今年で8回目。イベントのキュレーターは、音楽プロデューサーの島田昌典氏と本間昭光氏が担当。前日までの大雨がウソのように上がり、広がった青空が来場者を出迎えた。MCは、すっかりおなじみになった安東弘樹と、ラジオ局・FM-NIIGATAの本間紗理奈アナウンサーが担当。安東は「いよいよ米フェスがやってきました。(長岡)駅からノボリも立っていて、長岡定番のイベントになりました!」と声を張り上げると、本間は「今日は天気が良くてうれしいね!」と満面の笑み。安東は「米フェスはこんなに晴れたことない。雨やあられとか…」と過去の悪天候について振り返ったが、「今日は朝からスタッフさんが喜んでいます!」と空を見上げてニコニコ。「夜は花火も上がります!」と声を大きくし晴天での開催を喜んでいた。
11時過ぎには、長岡市の磯田達伸市長が登場。「長岡は昨日まで結構な雨が降っていましたが、今日はまれに見る五月晴れ。素晴らしいフェス日和になった事を皆さんに御礼申し上げたい。タイトルに冠している『米百俵』は長岡が誇りにする言葉。長岡は150年前の戊辰戦争で負けた際に、もらった米百俵を食べずに売り、そこで得たお金を元に子どもたちの教育に充てました」と戊辰戦争後の困窮時に小林虎三郎が子どもたちの教育(人材育成)に米を投資した歴史について説明。「今日と明日は、世界に誇る長岡花火の新しい試みがあります」と楽しいプログラムがあることを明かし「では皆さん、盛り上がって参りましょう!」と高らかに開会を宣言した。

<クレイジーウォウウォ!!>
四角い黒幕に白い文字で「長岡米百俵フェス」と記されたフラッグが掲げられたステージ。
長岡出身の「Creepy Nuts」のDJ松永が制作した米フェスのジングルがファンファーレのように流れると、音楽専門学校の同級生4人で結成したオルタナティブ・ポップロックバンド「クレイジーウォウウォ!!」がトップバッターとして誇らしそうに登場した。1曲目の「少年じだーい」で一気に会場を熱くさせると、曲の終盤でドラムの川口凜音人が「上がってるか、長岡!!」とシャウト。拳を上げる会場を覗き込むように、ボーカルの杉村優希はお立ち台に飛び乗りあおり続けた。ノンストップで「ヒッサツワザ」を披露した後のMCでは杉村が、「僕たちトップバッター。クレイジーウォウウォ!!です」とあいさつ。ステージ前のエリアはもちろん、後方にテントを張ってライブを見つめるファンの思いも一つにするように、「Say!Wow!!」とコール&レスポンスを開始。杉村は「音楽とか花火とか、牛さんもいるしおいしい食べ物もあるので、1日楽しんでいきましょう!」と笑った。アッパーで疾走感あるサウンドが魅力の「VIVA!!」では、「♪あ、ビバビバビバ」と会場と声を合わせていた。2度目のMCで杉村は「僕たち新潟に来るのは初めて」と明かしたが、「良い天気で風が気持ちいいですね。夜は花火も楽しみですね」と笑顔を見せた。3日前に配信したばかりの新曲「心臓マッスル」では熱いリズムで揺さぶっていく。一音でヒートアップしたファンは、バンド名が入った黄色いタオルをジャンプをしながら振り回すなどノリノリになっていた。終盤にはSNSで大バズリ中の「トンツカタンタン」を投下。杉村の「長岡歌おう」の誘いに、「♪人生クレイジー、クレイジーウォウウォ!!」と会場の揺れが大きくなっていく。裏打ちが印象的なドラムや、うなる内田のベースや奥村のアグレッシブなギターなど個々の見せ場もある楽曲に、観客のコールもさらに熱を帯びていく。「次は最後の曲」と始まった「Step」では杉村が「ラララのリズムを一緒に歌って」とお願い。「♪幸せなら手を叩く」など共に声を合わせることができる喜びに、会場は多幸感で溢れていた。


<【こども音楽食堂】わくわくライブ/あきまるさら>
メインステージだけではなく、今年は芝生が広がるフードエリアでも1日に2回ミニライブを実施。初日は、長岡を拠点に活動するバンド「明晰夢」でボーカルを務めるあきまるさらと、従兄弟同士で結成したデュオ「ひなた」が、フェスのチケットを持つ小学生以下の子供が利用できるこども音楽食堂のテントの横で、音楽を届けた。ワインレッドの長い髪をローツインテールにしたあきまるさらは「こんにちは。あきまるさらと申します。今日はこども音楽食堂で、ひなたとライブを務めます。オリジナル曲を聴いてください」と一礼。持っていたアコースティックギターを手に、伸びやかな歌声を披露した。カホンを演奏する男性と共にミニライブを行うあきまるさらを、親子連れらが手拍子をしながら楽しそうに見つめていた。心地良いファルセットを、小さな男の子も体を揺らしながら満喫。フードエリアで購入したフードを手にしたカップルなど、たくさんの人が足を止めて至近距離で奏でられる音に耳を傾けていた。

<Junna>
女性歌手のJunnaは、2017年11月にリリースした1stシングル「Here」からライブをスタート。静かにステージの中央に立つと、しっかりと前を向き「♪たったひとり たったひとりの私はここ」と冒頭部分をアカペラで熱唱。圧倒的な歌声と声量で、その存在をしっかりと示した。歌い終えたMCでは「私は米フェス、もう5回目くらいの出演なんですけど、初めて晴れました。こんなに暑い米フェスは初めて。しっかり水分補給をして、最後まで楽しんでいきましょう」とファンを見つめた。9年前にリリースした「Here」に続けて歌ったのは、6月24日にリリースする再デビューEP「ハローグッバイ」のリード曲「ハローグッバイ」。この日が初披露で、歌唱前には「私にとってグッバイは魔法の言葉。グッバイをするからこそ次のハローがある。だから、今日出会えた皆さんともまたどこかでハローができたらいいなと思います」と思いを語った。決意を込めた「Here」から、“いま”思いを体現した楽曲に大きな成長を感じさせた。短いMCの中で、メンバー紹介を終えると、「一緒にいけないボーダーラインを超えていきましょう!」とあおり、激しい「いけないボーダーライン」をスタート。リハーサルでも、拳が上がった同曲だったが、上手、下手へとステージのギリギリ前方まで進み、パワフルな歌声で圧倒するJunnaに会場のボルテージはどんどん上がっていった。大勢のオーディエンスを踊らせた「風の音さえ聞こえない」の後のMCでは、「今日は晴れてメチャクチャ最高な日を過ごせましたが、生きていたら色んな日がありますよね。でも、最低な日を乗り越えることができたから、最高の日がある。最低な日はこれからも何回もあると思いますが、何回も超えていきたい」と自らにも言い聞かせるように頷きながら呼びかけた。困難があっても自分らしく突き進む覚悟を込めた「GUM」を歌うその横顔には、再デビューに向け、再起を誓うJunna自身の思いがオーバーラップ。決意表明のように歌い上げた歌姫に大きな拍手が送られていた。


<グッズ紹介>
2組のライブが終わると、MCの二人が再登場。安東は「新しい推しを見つけるっていうのも、フェスの楽しみですよね!」と運命の曲やアーティストの出会いを喜んでいるようだった。ステージ転換の時間を利用し、2023年からフェスのオフィシャルサポーターを務める俳優の浜崎香帆がバラエティーに富んだ今年の米フェスグッズを紹介。米フェスのロゴが入ったグリーンのポータブルバッグを肩にかけ、米フェスの黄色いTシャツを着用した浜崎は「今年も可愛いグッズが揃っています!」とPR。「大人用のTシャツは、アイボリー、ライトグレー、イエローの3色展開。キッズはパープルがあります。背面は出演アーティストがタイムテーブル順にプリントされています!!」とポイントを細かく説明。続けてグリーンのバッグの中から、ボールチェーンがついたフェスのキャラクター「DJ米三郎」のぬいぐるみを取り出すと、「今、ぬい活流行っていますから、皆さんに付けていただきたい!これフォルムがたまらないんですよ」と気に入っているよう。「裏には『長岡米百俵フェス』って刺繍もあるんです。愛を感じますよね!!」と力を込めていた。ほか、取っ手がついた「Hydro Flask マグボトル」は「デザインがめっちゃ可愛くないですか?暑いのでこれを持ち歩いて、冷たいまま飲んでほしい」とおススメしていた。

<みいつけた!オフロでショー 2026 ~ゲスト:サボさん~>
昨年、NHK Eテレの番組から初登場し、ファミリー層を歓喜させたスペシャルステージ「みいつけた!オフロでショー」が再来。「これから、楽しいショーが始まるよ!」と人気キャラクター「オフロスキー」と、4代目スイちゃんこと、増田梨沙ちゃんがステージに駆け出して来ると歓声が2人を包み込んだ。1曲目の「さぁ!」では2人がコミカルなダンスと共に可愛い歌声を披露。オフロスキーは「またこうして、米百俵フェスに帰ってくることができてうれしいです!」と嬉しそう。また、二人のダンスを真似て踊る観客に気づいたオフロスキーは「2曲しか歌ってないんだけど、みんなと友達になった気分」と声を弾ませていた。息がピッタリ合った歌と軽快なダンスで楽しませた後は、梨沙ちゃんが「ぐるぐるまるっと」と「こんやはダンスパーティー(9じまで)」で2曲続けてソロステージを展開。歌いながら、集まったファンと手を振り合うなどして交流していた。中盤には「みいつけた!」のメインキャラクター「サボさん」が登場。オフロスキーが考えた「米フェスじゃんけん」を楽しんだ後は、サボさんがセンターに立ち「サボさんのこと好きですか?」とたずねたほか、「CANDY TUNE待ちですか?」と自虐的な質問で笑わせるシーンもあった。渋い声を披露した「サボさんまいったな」では、中盤からオフロスキーらも参加。3人で仲良く歌った最後には、「スター!」のセリフでキメて見せた。ユニークな歌詞が人気の「エビバデ オフロスキー」、愛らしい「ながれぼし」に続けて、「さぁみんな、歌って踊ってください!」と始まったのは、サボさんをフィーチャーした「サボテン・ナイト・フィーバー」。大人も子供も「♪トゲトゲトゲトゲアゲアゲアゲ~」と口ずさみながらノリノリになれるお祭りソング。今度は「決まったぜ!」のセリフで、会場を虜にしていた。梨沙ちゃんが「みんなとこうして出会えたことは、宝物だよ!」と感謝した「きみとイスまでも」では明るいサンバのリズムに合わせてみんなでダンス!梨沙ちゃんは「みんなありがとう。またどこかで会おうね」と再会を誓っていた。


<おばたのお兄さん>
今回の米フェスで新設されたのが、「PERFORMERS」コーナー。記念すべき最初のパフォーマーを務めたのは新潟出身の芸人・おばたのお兄さん。ドラマ「花より男子2」の主題歌、嵐の「Love so sweet」に乗り、ドラマで俳優の小栗旬が演じた花沢類と同じ白ずくめの衣装で舞台の中央に立った。歓声の中の第一声は「どうも小栗旬です」。「俳優やっています。小栗旬です。本物の小栗旬なんですよ。今水分が抜けて165センチになっていますけど、お風呂に入ったら大きくなって(小栗と同じ)184センチになるんです」と“小栗”を貫き通し、爆笑を誘っていた。小栗のモノマネで手遊び曲「グーチョキパーでなにつくろう」を歌った時間には、ドラマで小栗が主人公を呼ぶときの「まーきの!」披露。「こんなにたくさんの人に笑ってもらえて、小栗もうれしいです。たまに(ドラマを知らず)地獄みたいな現場もあるんです」と苦しい胸の内を明かしていた。中盤には「今日は小栗旬だけじゃない」とアニメ「ちびまる子ちゃん」に登場する男子キャラクターの声真似を展開。お金持ちの「花輪クン」、唇が紫色の「藤木くん」、頭がタマネギ型の「永沢くん」など特徴的な声で語りかけ、会場を驚かせていた。「ここからは、皆さんからリクエストを募ります!」とモノマネを募ったが、最初の「半沢直樹」のリクエストに、「やばい見てないな」と下を向いたが、顔を上げると「じゃあ、堂本剛」と無理矢理「ダウジングで発見される堂本剛」という設定でモノマネを披露。小さな子供から求められた「メイちゃん!」のリクエストには、「となりのトトロのメイちゃん。それはできる」と「トトロに会った時のメイちゃんと、トトロ」という設定でモノマネをして見せた。「惜しまれながら次が最後」と語ると、会場からは「えー」と残念がる声が。最後は「皆さんも一緒に、だるまさんが転んだをしましょう。(その中で)僕と同じように首を傾けて、まーきのってやってください」と提案。一緒にできた人には豪華なプレゼントがあると明かしたが、不意を突いた「まーきの!」に誰もついて行けない事態に。残念がる会場に向けて最後に鮮やかなバック転を見せると、「以上、小栗旬でした!!」と手を振りながら、爽やかに去って行った。


<SWEET STEADY>
アソビシステムのアイドルプロジェクトKAWAII LAB.から2024年3月にデビューした女性7人組アイドルグループ「SWEET STEADY」は、奥田彩友を筆頭にステージに登場。7人が姿を見せた瞬間、高揚感が会場に広がった。塩川莉世が「新潟の皆さん、SWEET STEADYです。米百俵フェス、盛り上がっていくよ!」と声をかけると、待っていたファンが「おー!」と歓声。7色の花が揺れているような愛らしいステージは、デビュー曲「始まりの合図」で幕を開けた。跳ねるダンスや、「♪ぷく顔も てれ顔も 変顔も」という歌詞に合わせて、メンバーが豊かな表現力と仕草を次々に展開する「カワイイコレクション」では遊び心ある演出で会場を魅了。歌声に合わせて、すいでぃーがコールで声援を送り続けた。他己紹介ソング「すいすてたいむ(Long ver.)」では、それぞれのチャームポイントが散りばめられた歌詞に合わせて、すいすてのメンバーが居眠りをする仕草や、料理をしているような可愛いジェスチャーを披露。世界のかわいさが詰まったようなパフォーマンスで、ファンのハートを撃ち抜いていた。山内咲奈は「みんなお米食べましたか?私たちも食べたよね。今日は最後までお米パワーで頑張っていきましょう!」と米フェスならではのMCで呼びかけ。奥田が「新潟のお米はもちもち。焼きもち」と紹介した「YAKIMOCHI」では、恋愛中の「もやもや」をテーマにした片想いソングを、「♪わたしじゃなきゃいやいや…」とちょっぴり切なく歌い上げていた。カラフルな世界観でわかせたステージから一転、後ろ向きになった7人の中から、奥田だけが振り返り「米フェス行くぞ!!!」とあおった「ミチシルベ」では、エモーショナルな楽曲に合わせて、クールな一面を披露。ファンの声援を力に前進し続ける決意を力強く表現。疾走感あふれる「ガーベラの花のように」は、ガーベラの花言葉である「希望」や「前進」をテーマに、ありのままの自分でいることの大切さを訴えていた。中毒性あるフレーズとコミカルなメロディラインが楽しい「SWEET STEP」では、呪文のような歌詞で不思議が詰まった世界に会場を引きずり込んでいく。最後に山内が「♪EccentricにBuzzってこ?」と決めると、割れんばかりの拍手が送られていた。ライブの後には、8月23日には、神奈川・ぴあアリーナMMで、アリーナでの単独ライブを初開催することをアナウンス。庄司なぎさは「ぜひ新潟の皆さんにも遊びに来てほしいです!」とアピールしていた。


取材・文/翡翠
撮影/(株)GEKKO
花火撮影/井上スタジオ
【関連リンク】
■ながおか米百俵フェス公式サイト
https://www.comefes.net/
■ながおか米百俵フェス公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/n_comefes
■ながおか米百俵フェス公式インスタグラム
https://www.instagram.com/nagaoka_comefes/
■ながおか米百俵フェス公式LINE
https://lin.ee/qguuwxq
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音楽はもちろん、家族で1日満喫できるイベントを目指し進化し続けるフェスでは、初の試みがたくさん。フィナーレの「長岡花火」では、復興祈願花火「フェニックス」に続けて、初日のトリを務めた氷川きよし+KIINA.の楽曲「限界突破×サバイバー」に合わせた「フェアウェル花火」で会場をわかせた。音楽以外の催しとして新設した「PERFORMERS枠」には、芸人・おばたのお兄さんが登場。おなじみのギャグを披露し、会場に笑い声が響いていた。ほかフードエリアには小学生以下を対象にした「こども音楽食堂」がオープン。ワンコインで地元野菜や、から揚げなどがおかわり自由とあり、たくさんの親子連れがテントを訪れていた。
2018年に始まった同フェスは、今年で8回目。イベントのキュレーターは、音楽プロデューサーの島田昌典氏と本間昭光氏が担当。前日までの大雨がウソのように上がり、広がった青空が来場者を出迎えた。MCは、すっかりおなじみになった安東弘樹と、ラジオ局・FM-NIIGATAの本間紗理奈アナウンサーが担当。安東は「いよいよ米フェスがやってきました。(長岡)駅からノボリも立っていて、長岡定番のイベントになりました!」と声を張り上げると、本間は「今日は天気が良くてうれしいね!」と満面の笑み。安東は「米フェスはこんなに晴れたことない。雨やあられとか…」と過去の悪天候について振り返ったが、「今日は朝からスタッフさんが喜んでいます!」と空を見上げてニコニコ。「夜は花火も上がります!」と声を大きくし晴天での開催を喜んでいた。
11時過ぎには、長岡市の磯田達伸市長が登場。「長岡は昨日まで結構な雨が降っていましたが、今日はまれに見る五月晴れ。素晴らしいフェス日和になった事を皆さんに御礼申し上げたい。タイトルに冠している『米百俵』は長岡が誇りにする言葉。長岡は150年前の戊辰戦争で負けた際に、もらった米百俵を食べずに売り、そこで得たお金を元に子どもたちの教育に充てました」と戊辰戦争後の困窮時に小林虎三郎が子どもたちの教育(人材育成)に米を投資した歴史について説明。「今日と明日は、世界に誇る長岡花火の新しい試みがあります」と楽しいプログラムがあることを明かし「では皆さん、盛り上がって参りましょう!」と高らかに開会を宣言した。

<クレイジーウォウウォ!!>
四角い黒幕に白い文字で「長岡米百俵フェス」と記されたフラッグが掲げられたステージ。
長岡出身の「Creepy Nuts」のDJ松永が制作した米フェスのジングルがファンファーレのように流れると、音楽専門学校の同級生4人で結成したオルタナティブ・ポップロックバンド「クレイジーウォウウォ!!」がトップバッターとして誇らしそうに登場した。1曲目の「少年じだーい」で一気に会場を熱くさせると、曲の終盤でドラムの川口凜音人が「上がってるか、長岡!!」とシャウト。拳を上げる会場を覗き込むように、ボーカルの杉村優希はお立ち台に飛び乗りあおり続けた。ノンストップで「ヒッサツワザ」を披露した後のMCでは杉村が、「僕たちトップバッター。クレイジーウォウウォ!!です」とあいさつ。ステージ前のエリアはもちろん、後方にテントを張ってライブを見つめるファンの思いも一つにするように、「Say!Wow!!」とコール&レスポンスを開始。杉村は「音楽とか花火とか、牛さんもいるしおいしい食べ物もあるので、1日楽しんでいきましょう!」と笑った。アッパーで疾走感あるサウンドが魅力の「VIVA!!」では、「♪あ、ビバビバビバ」と会場と声を合わせていた。2度目のMCで杉村は「僕たち新潟に来るのは初めて」と明かしたが、「良い天気で風が気持ちいいですね。夜は花火も楽しみですね」と笑顔を見せた。3日前に配信したばかりの新曲「心臓マッスル」では熱いリズムで揺さぶっていく。一音でヒートアップしたファンは、バンド名が入った黄色いタオルをジャンプをしながら振り回すなどノリノリになっていた。終盤にはSNSで大バズリ中の「トンツカタンタン」を投下。杉村の「長岡歌おう」の誘いに、「♪人生クレイジー、クレイジーウォウウォ!!」と会場の揺れが大きくなっていく。裏打ちが印象的なドラムや、うなる内田のベースや奥村のアグレッシブなギターなど個々の見せ場もある楽曲に、観客のコールもさらに熱を帯びていく。「次は最後の曲」と始まった「Step」では杉村が「ラララのリズムを一緒に歌って」とお願い。「♪幸せなら手を叩く」など共に声を合わせることができる喜びに、会場は多幸感で溢れていた。


<【こども音楽食堂】わくわくライブ/あきまるさら>
メインステージだけではなく、今年は芝生が広がるフードエリアでも1日に2回ミニライブを実施。初日は、長岡を拠点に活動するバンド「明晰夢」でボーカルを務めるあきまるさらと、従兄弟同士で結成したデュオ「ひなた」が、フェスのチケットを持つ小学生以下の子供が利用できるこども音楽食堂のテントの横で、音楽を届けた。ワインレッドの長い髪をローツインテールにしたあきまるさらは「こんにちは。あきまるさらと申します。今日はこども音楽食堂で、ひなたとライブを務めます。オリジナル曲を聴いてください」と一礼。持っていたアコースティックギターを手に、伸びやかな歌声を披露した。カホンを演奏する男性と共にミニライブを行うあきまるさらを、親子連れらが手拍子をしながら楽しそうに見つめていた。心地良いファルセットを、小さな男の子も体を揺らしながら満喫。フードエリアで購入したフードを手にしたカップルなど、たくさんの人が足を止めて至近距離で奏でられる音に耳を傾けていた。

<Junna>
女性歌手のJunnaは、2017年11月にリリースした1stシングル「Here」からライブをスタート。静かにステージの中央に立つと、しっかりと前を向き「♪たったひとり たったひとりの私はここ」と冒頭部分をアカペラで熱唱。圧倒的な歌声と声量で、その存在をしっかりと示した。歌い終えたMCでは「私は米フェス、もう5回目くらいの出演なんですけど、初めて晴れました。こんなに暑い米フェスは初めて。しっかり水分補給をして、最後まで楽しんでいきましょう」とファンを見つめた。9年前にリリースした「Here」に続けて歌ったのは、6月24日にリリースする再デビューEP「ハローグッバイ」のリード曲「ハローグッバイ」。この日が初披露で、歌唱前には「私にとってグッバイは魔法の言葉。グッバイをするからこそ次のハローがある。だから、今日出会えた皆さんともまたどこかでハローができたらいいなと思います」と思いを語った。決意を込めた「Here」から、“いま”思いを体現した楽曲に大きな成長を感じさせた。短いMCの中で、メンバー紹介を終えると、「一緒にいけないボーダーラインを超えていきましょう!」とあおり、激しい「いけないボーダーライン」をスタート。リハーサルでも、拳が上がった同曲だったが、上手、下手へとステージのギリギリ前方まで進み、パワフルな歌声で圧倒するJunnaに会場のボルテージはどんどん上がっていった。大勢のオーディエンスを踊らせた「風の音さえ聞こえない」の後のMCでは、「今日は晴れてメチャクチャ最高な日を過ごせましたが、生きていたら色んな日がありますよね。でも、最低な日を乗り越えることができたから、最高の日がある。最低な日はこれからも何回もあると思いますが、何回も超えていきたい」と自らにも言い聞かせるように頷きながら呼びかけた。困難があっても自分らしく突き進む覚悟を込めた「GUM」を歌うその横顔には、再デビューに向け、再起を誓うJunna自身の思いがオーバーラップ。決意表明のように歌い上げた歌姫に大きな拍手が送られていた。


<グッズ紹介>
2組のライブが終わると、MCの二人が再登場。安東は「新しい推しを見つけるっていうのも、フェスの楽しみですよね!」と運命の曲やアーティストの出会いを喜んでいるようだった。ステージ転換の時間を利用し、2023年からフェスのオフィシャルサポーターを務める俳優の浜崎香帆がバラエティーに富んだ今年の米フェスグッズを紹介。米フェスのロゴが入ったグリーンのポータブルバッグを肩にかけ、米フェスの黄色いTシャツを着用した浜崎は「今年も可愛いグッズが揃っています!」とPR。「大人用のTシャツは、アイボリー、ライトグレー、イエローの3色展開。キッズはパープルがあります。背面は出演アーティストがタイムテーブル順にプリントされています!!」とポイントを細かく説明。続けてグリーンのバッグの中から、ボールチェーンがついたフェスのキャラクター「DJ米三郎」のぬいぐるみを取り出すと、「今、ぬい活流行っていますから、皆さんに付けていただきたい!これフォルムがたまらないんですよ」と気に入っているよう。「裏には『長岡米百俵フェス』って刺繍もあるんです。愛を感じますよね!!」と力を込めていた。ほか、取っ手がついた「Hydro Flask マグボトル」は「デザインがめっちゃ可愛くないですか?暑いのでこれを持ち歩いて、冷たいまま飲んでほしい」とおススメしていた。

<みいつけた!オフロでショー 2026 ~ゲスト:サボさん~>
昨年、NHK Eテレの番組から初登場し、ファミリー層を歓喜させたスペシャルステージ「みいつけた!オフロでショー」が再来。「これから、楽しいショーが始まるよ!」と人気キャラクター「オフロスキー」と、4代目スイちゃんこと、増田梨沙ちゃんがステージに駆け出して来ると歓声が2人を包み込んだ。1曲目の「さぁ!」では2人がコミカルなダンスと共に可愛い歌声を披露。オフロスキーは「またこうして、米百俵フェスに帰ってくることができてうれしいです!」と嬉しそう。また、二人のダンスを真似て踊る観客に気づいたオフロスキーは「2曲しか歌ってないんだけど、みんなと友達になった気分」と声を弾ませていた。息がピッタリ合った歌と軽快なダンスで楽しませた後は、梨沙ちゃんが「ぐるぐるまるっと」と「こんやはダンスパーティー(9じまで)」で2曲続けてソロステージを展開。歌いながら、集まったファンと手を振り合うなどして交流していた。中盤には「みいつけた!」のメインキャラクター「サボさん」が登場。オフロスキーが考えた「米フェスじゃんけん」を楽しんだ後は、サボさんがセンターに立ち「サボさんのこと好きですか?」とたずねたほか、「CANDY TUNE待ちですか?」と自虐的な質問で笑わせるシーンもあった。渋い声を披露した「サボさんまいったな」では、中盤からオフロスキーらも参加。3人で仲良く歌った最後には、「スター!」のセリフでキメて見せた。ユニークな歌詞が人気の「エビバデ オフロスキー」、愛らしい「ながれぼし」に続けて、「さぁみんな、歌って踊ってください!」と始まったのは、サボさんをフィーチャーした「サボテン・ナイト・フィーバー」。大人も子供も「♪トゲトゲトゲトゲアゲアゲアゲ~」と口ずさみながらノリノリになれるお祭りソング。今度は「決まったぜ!」のセリフで、会場を虜にしていた。梨沙ちゃんが「みんなとこうして出会えたことは、宝物だよ!」と感謝した「きみとイスまでも」では明るいサンバのリズムに合わせてみんなでダンス!梨沙ちゃんは「みんなありがとう。またどこかで会おうね」と再会を誓っていた。


<おばたのお兄さん>
今回の米フェスで新設されたのが、「PERFORMERS」コーナー。記念すべき最初のパフォーマーを務めたのは新潟出身の芸人・おばたのお兄さん。ドラマ「花より男子2」の主題歌、嵐の「Love so sweet」に乗り、ドラマで俳優の小栗旬が演じた花沢類と同じ白ずくめの衣装で舞台の中央に立った。歓声の中の第一声は「どうも小栗旬です」。「俳優やっています。小栗旬です。本物の小栗旬なんですよ。今水分が抜けて165センチになっていますけど、お風呂に入ったら大きくなって(小栗と同じ)184センチになるんです」と“小栗”を貫き通し、爆笑を誘っていた。小栗のモノマネで手遊び曲「グーチョキパーでなにつくろう」を歌った時間には、ドラマで小栗が主人公を呼ぶときの「まーきの!」披露。「こんなにたくさんの人に笑ってもらえて、小栗もうれしいです。たまに(ドラマを知らず)地獄みたいな現場もあるんです」と苦しい胸の内を明かしていた。中盤には「今日は小栗旬だけじゃない」とアニメ「ちびまる子ちゃん」に登場する男子キャラクターの声真似を展開。お金持ちの「花輪クン」、唇が紫色の「藤木くん」、頭がタマネギ型の「永沢くん」など特徴的な声で語りかけ、会場を驚かせていた。「ここからは、皆さんからリクエストを募ります!」とモノマネを募ったが、最初の「半沢直樹」のリクエストに、「やばい見てないな」と下を向いたが、顔を上げると「じゃあ、堂本剛」と無理矢理「ダウジングで発見される堂本剛」という設定でモノマネを披露。小さな子供から求められた「メイちゃん!」のリクエストには、「となりのトトロのメイちゃん。それはできる」と「トトロに会った時のメイちゃんと、トトロ」という設定でモノマネをして見せた。「惜しまれながら次が最後」と語ると、会場からは「えー」と残念がる声が。最後は「皆さんも一緒に、だるまさんが転んだをしましょう。(その中で)僕と同じように首を傾けて、まーきのってやってください」と提案。一緒にできた人には豪華なプレゼントがあると明かしたが、不意を突いた「まーきの!」に誰もついて行けない事態に。残念がる会場に向けて最後に鮮やかなバック転を見せると、「以上、小栗旬でした!!」と手を振りながら、爽やかに去って行った。


<SWEET STEADY>
アソビシステムのアイドルプロジェクトKAWAII LAB.から2024年3月にデビューした女性7人組アイドルグループ「SWEET STEADY」は、奥田彩友を筆頭にステージに登場。7人が姿を見せた瞬間、高揚感が会場に広がった。塩川莉世が「新潟の皆さん、SWEET STEADYです。米百俵フェス、盛り上がっていくよ!」と声をかけると、待っていたファンが「おー!」と歓声。7色の花が揺れているような愛らしいステージは、デビュー曲「始まりの合図」で幕を開けた。跳ねるダンスや、「♪ぷく顔も てれ顔も 変顔も」という歌詞に合わせて、メンバーが豊かな表現力と仕草を次々に展開する「カワイイコレクション」では遊び心ある演出で会場を魅了。歌声に合わせて、すいでぃーがコールで声援を送り続けた。他己紹介ソング「すいすてたいむ(Long ver.)」では、それぞれのチャームポイントが散りばめられた歌詞に合わせて、すいすてのメンバーが居眠りをする仕草や、料理をしているような可愛いジェスチャーを披露。世界のかわいさが詰まったようなパフォーマンスで、ファンのハートを撃ち抜いていた。山内咲奈は「みんなお米食べましたか?私たちも食べたよね。今日は最後までお米パワーで頑張っていきましょう!」と米フェスならではのMCで呼びかけ。奥田が「新潟のお米はもちもち。焼きもち」と紹介した「YAKIMOCHI」では、恋愛中の「もやもや」をテーマにした片想いソングを、「♪わたしじゃなきゃいやいや…」とちょっぴり切なく歌い上げていた。カラフルな世界観でわかせたステージから一転、後ろ向きになった7人の中から、奥田だけが振り返り「米フェス行くぞ!!!」とあおった「ミチシルベ」では、エモーショナルな楽曲に合わせて、クールな一面を披露。ファンの声援を力に前進し続ける決意を力強く表現。疾走感あふれる「ガーベラの花のように」は、ガーベラの花言葉である「希望」や「前進」をテーマに、ありのままの自分でいることの大切さを訴えていた。中毒性あるフレーズとコミカルなメロディラインが楽しい「SWEET STEP」では、呪文のような歌詞で不思議が詰まった世界に会場を引きずり込んでいく。最後に山内が「♪EccentricにBuzzってこ?」と決めると、割れんばかりの拍手が送られていた。ライブの後には、8月23日には、神奈川・ぴあアリーナMMで、アリーナでの単独ライブを初開催することをアナウンス。庄司なぎさは「ぜひ新潟の皆さんにも遊びに来てほしいです!」とアピールしていた。


取材・文/翡翠
撮影/(株)GEKKO
花火撮影/井上スタジオ
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https://www.comefes.net/
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