プレスリリース
フォトグラファー・宇井眞紀子さん、アイヌの皆さん100人のポートレートを綴った写真集第2弾『Ene ku=an i アイヌ、100人のいまII』出版へ
株式会社皓星社
2025.12.04
出版記念写真展、12月4日から15日まで開催。
「撮影を通じて、アイヌの皆さんと共に歩みたい」
そう願い、1992年から33年間、撮影を続けてきたフォトグラファー・宇井眞紀子さん。
4月24日(木)より、写真集第2弾出版のためのクラウドファンディングに挑戦し、多くのご支援を得て完成、10月1日皓星社(東京)より発売となりました。
そしていよいよ、12月4日(木)より刊行記念展示会がはじまります。
(事務局・皓星社)

完成した写真集『『Ene ku=an i アイヌ、100人のいまII』

写真展は2025/12/4-2025/12/15
宇井さんは2009年、日本全国に暮らすアイヌの方々のポートレートと言葉で写真集を編むプロジェクトをスタートさせました。
これは、撮影の「場所」や「シチュエーション」だけでなく「次に撮影する人」も被写体となるアイヌの皆さんに決めていただき、リレーで繋ぐプロジェクト。
2017年、クラウドファンディングでの応援と共に『アイヌ、100人のいま』(冬青社)として出版し、多くの共感を呼びました。
それから8年を経た今、新たに100組目の撮影を終え、2冊目の出版となりました。
今回もクラウドファンディングで多くの方にご支援をいただきました。
▶︎日本全国で撮影したアイヌ100組の写真集、2冊目を届けたい!
今回も百人百様思い思いのポートレートが揃いました。

1冊目の写真集『アイヌ100人のいま』(2017、冬青社ほか、アイヌ関連の宇井さんの著作)
明治政府による同化政策のもと、沖縄や北海道の人々は土地・言語・生活習慣などあらゆる基盤を奪われたという歴史を持ち、さらに100年以上差別と偏見を受けてきました。
その中でも、アイヌの聖地を守る活動の記事を偶然目にしたことから、宇井さんはアイヌの方々と出会い、そして自分自身の裡に堆積してきたステレオタイプに出会ったといいます。
その衝撃から、アイヌのカムイノミの儀式や歌や踊りの場面だけでなく、日常生活の写真も撮影してきました。この30数年間で幾度も、写真展開催の機会がありましたが、展示作品には、日々の暮らしの写真も多く含まれています。

伝統的なチセの中でイナウ(祭具)をつくる男たち。

シト(団子)をつくる。日常風景の撮影も多い。

第一弾で撮影させていただいた熊谷カネさんのポートレート。

「アイヌの衣装で撮ってくれ」と、誇らしげに立つまっこ兄ちゃん。プロジェクトのアイデアのきっかけにもなりました。
このプロジェクトでは、カメラの前に立つ皆さんの意思を尊重するという思いから、撮影場所やシチュエーション、身につけるものまで全てを自分自身で決めてもらいます。
宇井さんでさえ「出会うまで、何が撮れるか分からない」というプロジェクトなのです。
撮影と同時に、お一人お一人にお気持ちを伺い、その「一言」も写真集に掲載されています。

取材ノート
2冊目のタイトルは、「Ene ku=an i(エネ クアニ)」。
それはアイヌ語で「このように私がいること」を意味します。
100人100様の姿をおさめる旅の過程を経て、宇井さんはこのタイトルを選びました。
宇井さんの元に集まった一人一人の「ポートレート」と「声」からは、かけがえのない「私」の存在が浮かび上がってきます。
200人ではまだまだ足りない、1000人くらいの声を届けなければ、本当の意味の「アイヌのいま」にはならない、と宇井さんは言います。
しかしこの写真集が誕生することで、身近な存在として同時代の「今」を生きるアイヌ、そしてそれに繋がる「歴史」と「未来」に思いを馳せるきっかけになればと願っています。
「Ene ku=an i エネ クアニ アイヌ100人のいまII」
2025年12月4日(木)ー 12月15日(月)
10:00 ー 18:00 入場無料
※最終日 15:00まで
※休館日 12月9日(火)・10日(水)
《ギャラリートーク》
12月6日(土)15:00~ ゲスト:宇佐幸将(ペウレ・ウタリの会会員)
12月14日(日)14:00~ ゲスト:大宮浩一(映画『そして、アイヌ』監督)
《会場》
OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
〒160-0023
東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル B1F(新宿駅西口から徒歩5分)
電話番号:03-5909-0190
《写真集仕様》
・写真集『アイヌ、100人のいま2(仮)』
・著者:宇井眞紀子
・B5判変形上製 128ページ
・定価5000円
・発行:株式会社皓星社

武蔵野美術大学卒業。日本写真芸術専門学校卒業。学生時代から写真家・樋口健二氏に師事。
1992年からアイヌ民族の取材に取り組む。 主な写真集に、『アイヌ、100人のいま』『アイヌ、風の肖像』『伝え守る アイヌ三世代の物語』『眠る線路』『いのちの森に暮らす ハンセン病療養所 多磨全生園のいま』『息の緒』がある。
第4回さがみはら写真新人奨励賞、第28回東川賞特別作家賞、第1回笹本恒子写真賞を受賞。日本写真家協会会員。武蔵野美術大学非常勤講師。
公式HP:https://www.makikoui.com
事務局:株式会社 皓星社
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-10
TEL 03-6272-9330 FAX 03-6272-9921
メール:uiouen[アット]libro-koseisha.co.jp
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「撮影を通じて、アイヌの皆さんと共に歩みたい」
そう願い、1992年から33年間、撮影を続けてきたフォトグラファー・宇井眞紀子さん。
4月24日(木)より、写真集第2弾出版のためのクラウドファンディングに挑戦し、多くのご支援を得て完成、10月1日皓星社(東京)より発売となりました。
そしていよいよ、12月4日(木)より刊行記念展示会がはじまります。
(事務局・皓星社)

完成した写真集『『Ene ku=an i アイヌ、100人のいまII』

写真展は2025/12/4-2025/12/15
宇井さんは2009年、日本全国に暮らすアイヌの方々のポートレートと言葉で写真集を編むプロジェクトをスタートさせました。
これは、撮影の「場所」や「シチュエーション」だけでなく「次に撮影する人」も被写体となるアイヌの皆さんに決めていただき、リレーで繋ぐプロジェクト。
2017年、クラウドファンディングでの応援と共に『アイヌ、100人のいま』(冬青社)として出版し、多くの共感を呼びました。
それから8年を経た今、新たに100組目の撮影を終え、2冊目の出版となりました。
今回もクラウドファンディングで多くの方にご支援をいただきました。
▶︎日本全国で撮影したアイヌ100組の写真集、2冊目を届けたい!
今回も百人百様思い思いのポートレートが揃いました。

1冊目の写真集『アイヌ100人のいま』(2017、冬青社ほか、アイヌ関連の宇井さんの著作)
そもそも、アイヌとは
アイヌ民族は、東北地方から北海道、サハリン(樺太)、千島列島に及ぶ広い範囲に住んでいた日本の先住民族です。明治政府による同化政策のもと、沖縄や北海道の人々は土地・言語・生活習慣などあらゆる基盤を奪われたという歴史を持ち、さらに100年以上差別と偏見を受けてきました。
その中でも、アイヌの聖地を守る活動の記事を偶然目にしたことから、宇井さんはアイヌの方々と出会い、そして自分自身の裡に堆積してきたステレオタイプに出会ったといいます。
その衝撃から、アイヌのカムイノミの儀式や歌や踊りの場面だけでなく、日常生活の写真も撮影してきました。この30数年間で幾度も、写真展開催の機会がありましたが、展示作品には、日々の暮らしの写真も多く含まれています。

伝統的なチセの中でイナウ(祭具)をつくる男たち。

シト(団子)をつくる。日常風景の撮影も多い。
2冊目の写真集にこめた想い
「和人」(アイヌ民族に対して、日本国内のマジョリティを指す)として、ファインダーを覗くこと。連続的な世界において一瞬を切り取る写真が果たす役割ーー様々な葛藤の中で、宇井さんは2009年、このプロジェクト『アイヌ、100人のいま』を立ち上げ、2017年に写真集第一弾を刊行しました。そして2018年の暮れから第2弾の撮影をスタート、今回の写真集出版に繋がりました。
第一弾で撮影させていただいた熊谷カネさんのポートレート。

「アイヌの衣装で撮ってくれ」と、誇らしげに立つまっこ兄ちゃん。プロジェクトのアイデアのきっかけにもなりました。
このプロジェクトでは、カメラの前に立つ皆さんの意思を尊重するという思いから、撮影場所やシチュエーション、身につけるものまで全てを自分自身で決めてもらいます。
宇井さんでさえ「出会うまで、何が撮れるか分からない」というプロジェクトなのです。
撮影と同時に、お一人お一人にお気持ちを伺い、その「一言」も写真集に掲載されています。

取材ノート
2冊目のタイトルは、「Ene ku=an i(エネ クアニ)」。
それはアイヌ語で「このように私がいること」を意味します。
100人100様の姿をおさめる旅の過程を経て、宇井さんはこのタイトルを選びました。
宇井さんの元に集まった一人一人の「ポートレート」と「声」からは、かけがえのない「私」の存在が浮かび上がってきます。
200人ではまだまだ足りない、1000人くらいの声を届けなければ、本当の意味の「アイヌのいま」にはならない、と宇井さんは言います。
しかしこの写真集が誕生することで、身近な存在として同時代の「今」を生きるアイヌ、そしてそれに繋がる「歴史」と「未来」に思いを馳せるきっかけになればと願っています。
写真展概要
《期間》「Ene ku=an i エネ クアニ アイヌ100人のいまII」
2025年12月4日(木)ー 12月15日(月)
10:00 ー 18:00 入場無料
※最終日 15:00まで
※休館日 12月9日(火)・10日(水)
《ギャラリートーク》
12月6日(土)15:00~ ゲスト:宇佐幸将(ペウレ・ウタリの会会員)
12月14日(日)14:00~ ゲスト:大宮浩一(映画『そして、アイヌ』監督)
《会場》
OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
〒160-0023
東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル B1F(新宿駅西口から徒歩5分)
電話番号:03-5909-0190
《写真集仕様》
・写真集『アイヌ、100人のいま2(仮)』
・著者:宇井眞紀子
・B5判変形上製 128ページ
・定価5000円
・発行:株式会社皓星社
宇井眞紀子・経歴

武蔵野美術大学卒業。日本写真芸術専門学校卒業。学生時代から写真家・樋口健二氏に師事。
1992年からアイヌ民族の取材に取り組む。 主な写真集に、『アイヌ、100人のいま』『アイヌ、風の肖像』『伝え守る アイヌ三世代の物語』『眠る線路』『いのちの森に暮らす ハンセン病療養所 多磨全生園のいま』『息の緒』がある。
第4回さがみはら写真新人奨励賞、第28回東川賞特別作家賞、第1回笹本恒子写真賞を受賞。日本写真家協会会員。武蔵野美術大学非常勤講師。
公式HP:https://www.makikoui.com
ご連絡先
宇井眞紀子写真集応援プロジェクト事務局:株式会社 皓星社
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-10
TEL 03-6272-9330 FAX 03-6272-9921
メール:uiouen[アット]libro-koseisha.co.jp
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