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プレスリリース

世界中で大反響! 韓国では12万部超&「21世紀の名作50冊」にも選出! 「すべてが美しい小説」と話題、松家仁之さん著『火山のふもとで』

発売直後から読書家の間で話題沸騰。世界中の新たな読者に、広く手に取られています。

デビュー作にして読売文学賞を受賞した松家仁之さん『火山のふもとで』は、13年の時を経て今年1月に待望の文庫化、新潮文庫より刊行されました。本書の海外翻訳出版はアメリカ・イギリスを始め、世界7ヵ国で決定!韓国ではすでに12万部超のベストセラーとなっています。



「ぼく」が入所した村井設計事務所は、毎年7月末になると、北浅間の「夏の家」に仕事場を移動する。その夏は、美しく居心地のいい建築を手がける先生のもと、国立現代図書館の設計コンペに向けての作業がピークを迎えようとしていた。静かな情熱を秘めた先生とともに働く喜び、密やかに進行してゆく恋……。浅間山のふもとの山荘でのかけがえのない日々と、それぞれの生命の瞬きを綴る、鮮烈なデビュー作です。
『火山のふもとで』詳細はこちら

本書がこのたび、アメリカ(題:Summer at Mount Asama/訳:Margaret Mitsutani)・イギリス(題:The Summer House/訳:Margaret Mitsutani)・スペイン(題:La casa de verano/訳:Lourdes Porta)を始め、世界7ヵ国で翻訳出版されることになり、順次刊行されています。



スペインでは今年3月の刊行直後から20紙以上で書評掲載が相次ぎ、続々重版。刊行直後から大きな話題になりました。世界各地からの絶賛の声をご紹介します。
近代と伝統の衝突を描いた、感動的で優雅な肖像画である。
――Service95(デュア・リパ主催のブッククラブ/イギリス)

日本と、彼らの現代的なデザイン、そして古典な美へのラブレターだ。
――National Geographic(ナショナルジオグラフィック/イギリス)

建築家が自らの人生の境界線を描く。『火山のふもとで』は哀歌的な調子を帯びており、私たちが失ったもの、そして残されたものをどう守り続けるべきかを考えさせる。
――Electric Literature(エレクトリック・リテラチャー/アメリカの文芸誌)

ゆったりとした美しい文章が、長い夏の日々のようにゆっくりと流れてゆく。登場人物の何気ない一言やしぐさが、深淵な人間ドラマを垣間見せる。一見、何も起こっていないように見えて、そこでは、あらゆる人間らしい出来事が起こっているのである。
――Kriktika(ハンガリーの総合誌)

■韓国では12万部超の大ヒット!「21世紀の名作50冊」にも選出

韓国ではとりわけ大きな話題となり、12万部を超える大ヒット(題:여름은 오래 그곳에 남아/訳:김춘미 번역)となりました。現地ではノベルティグッズや特装版も登場し、今年8月には大手書店チェーン「教保文庫」の「21世紀の名作50冊」にも選ばれています。

韓国語版『火山のふもとで』(左)/新潮文庫刊『火山のふもとで』(右)

現地からの絶賛の声をご紹介します。
よく書かれた小説は我々の感覚を豊かにし、読んでいる間にまったく違う世界にいるような感覚を与えてくれる。この小説は、急がずに、ゆっくりと、どこかの別荘地にでもきているように、心の感覚を総動員して読んでみることをお勧めします。
――キム・ヨンハ(作家/「キム・ヨンハブッククラブ」より)

この本を広げると、雨が止んだ森の土の匂いがします。草の香りを帯びた風が文章からそよそよと吹いてきて、ページをめくると、鉛筆が図面の上を滑る音、カリカリと鉛筆を削る音、薪が燃えてはぜる音が聞こえてきます。美しい言葉、穏やかな物語、ゆっくりと流れる時間。完全な休息が必要なときに、私が求める安らぎであり森のような小説です。
――チョン・ジヘ(作家・書店員/「The Kyunghyang Shinmun」より)


韓国限定のノベルティ・特装版


■国内でも絶賛の声、続々!

単行本刊行時より高い評価を受けていた本作。作家の川上弘美さんは「波」の書評で、こう評しています。
「『夏の家』では、先生がいちばんの早起きだった」という文章で始まるこの美しい小説を、読めば読むほど、わたしは好きになる。(中略)人生って、こんなに色と香りと驚きと快感に満ちていたんだ!


また、全国の書店員さんからも、多数の感想を頂戴しました。その一部をご紹介します。




■文庫版には『火山のふもとで』に至る軌跡も収録




今年1月に刊行された文庫版には著者による「文庫版へのあとがき」を収録。自身の学生時代から28年間もの激動の編集者時代、そして51歳にして仕事を辞め、本作の一行目を書き始めるまでの軌跡が綴られています。自然も人間も流れる時間も、平凡な言葉でさえも全てが美しい、若き建築家の成長とひと夏の恋を描いた傑作をこの機会に是非ご一読ください。

■待望の最新長篇『天使も踏むを畏れるところ』も話題に!

新作長篇小説『天使も踏むを畏れるところ』(上・下)も今年3月、満を持して刊行。主人公は『火山のふもとで』の「先生」こと、建築家の村井俊輔。敗戦から15年後、空襲で焼失した明治宮殿に代わる「新宮殿」の建設をめぐる、かつてない密度とスケールの大長篇です。建築家・村井俊輔は、どのような理想のもとに「新宮殿」を設計し、なぜ、精魂傾けた大プロジェクトを道半ばで辞任したのか――。関東大震災から、戦中、戦後、高度成長期まで、半世紀以上にわたる激動の日本社会を背景に、「新宮殿」造営に関わる人びとの息づまるドラマを描きだします。
『天使も踏むを畏れるところ』詳細はこちら

■『火山のふもとで』内容紹介

「ぼく」が入所した村井設計事務所は、毎年7月末になると、北浅間の「夏の家」に仕事場を移動する。その夏は、美しく居心地のいい建築を手がける先生のもと、国立現代図書館の設計コンペに向けての作業がピークを迎えようとしていた。静かな情熱を秘めた先生とともに働く喜び、密やかに進行してゆく恋……。浅間山のふもとの山荘でのかけがえのない日々と、それぞれの生命の瞬きを綴る、鮮烈なデビュー作。

■著者紹介:松家仁之(まついえ・まさし)


(C)Taro Terasawa

1958(昭和33)年、東京生れ。編集者を経て、2012(平成24)年、長篇小説『火山のふもとで』を発表。同作で読売文学賞受賞。’13年『沈むフランシス』、‘14年『優雅なのかどうか、わからない』、‘17年『光の犬』(河合隼雄物語賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)、’21(令和3)年『泡』を刊行。編著・共著に『新しい須賀敦子』『須賀敦子の手紙』、新潮クレスト・ブックス・アンソロジー『美しい子ども』ほか。

■書籍データ

【タイトル】火山のふもとで
【著者名】松家仁之
【発売日】2025年1月29日
【造本】文庫
【定価】935円(税込)
【ISBN】978-4-10-105571-8
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/105571/

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