プレスリリース
マウントフジアーキテクツスタジオが「Entô」で2025年度グッドデザイン賞を受賞
株式会社海士
2025.10.17
“Honest & Seamless” ― 建築と自然、地域の営みが呼吸する拠点として評価

Photo by Kentauros Yasunaga
― 設計:マウントフジアーキテクツスタジオ(原田真宏氏+原田麻魚氏)―
― 地球の時間に寄り添う、“Honest & Seamless”な建築 ―
株式会社海士(島根県隠岐郡海士町)が運営する
隠岐ユネスコ世界ジオパーク拠点宿泊施設「Entô(エントウ)」が、
2025年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞しました。
今回の受賞は、Entôの建築設計を手がけたマウントフジアーキテクツスタジオ(原田真宏+原田麻魚)による設計が高く評価されたものです。
彼らが掲げる「Honest & Seamless(誠実で継ぎ目のない)」という設計コンセプトのもと、
地形と建築、自然と人の営みがひとつながりに呼吸するような建築が生まれました。
この設計コンセプトは、素材や構造を偽らずに見せる“Honest”、
そして自然と建築、内と外、人と土地の境界をなくす“Seamless”という考えから成り立っています。
その思想は、現在のEntôの運営や体験デザインにも受け継がれています。

マウントフジアーキテクツスタジオ(原田真宏氏と原田麻魚氏)
■ 受賞対象概要
- 受賞対象名:ホテル/ユネスコ世界ジオパーク拠点施設「Entô」
- 受賞番号:25G141142
- 受賞企業:株式会社マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所
- 事業主体:海士町
- デザイナー:原田真宏・原田麻魚(マウントフジアーキテクツスタジオ)
- 所在地:島根県隠岐郡海士町福井1375-1
- 竣工日:2021年7月1日
- 公式サイト(Entô):https://ento-oki.jp

Photo by Kentauros Yasunaga
■ 受賞概要
日本海に浮かぶ隠岐諸島・海士町。
島全体をひとつのホテルと見立てた観光構想をもとに、既存の本館を改修し、老朽化した別館を建替えて誕生したのが「Entô」です。ホテル運営には多くの島民が直接・間接的に関わり、地域産業の再生や関係人口の拡大を目指す“島まるごとのホテル”として再構築されました。
建築は、大地と海の境界に寄り添うように佇む木造建築(CLTパネル工法)。
その構造体は本土で精密にプレカットされ、離島の施工環境に合わせて最小限の工程で組み立て可能な「リモート構法」を採用。省工程・省移動によるCO2削減や、CLTがもたらすカーボンストレージ効果など、ジオパークの理念とも共鳴する設計となっています。

Photo by Kentauros Yasunaga
■ デザインのポイント(G-MARK公式より)
- 島民がホテル運営に関わる地方活性化計画による新しい地域デザイン。
- 室内における自然景観の割合を極限まで高め、まるでジオパークそのものに抱かれているような宿泊体験。
- 現地作業を最小化し、本土で完成する“親自然的プレファブシステム”の提案。
■ 審査員の評価コメント(公式引用)
「ホテル運営に島民が直接関わる地方活性化計画とともに、
立地の魅力を最大限に活かした意匠設計と、離島での建設を容易にする設計・施工の仕組みの提案という、
様々な方向に他の地域のモデルとなるプロジェクトだ。」
「離島では地場の施工者がいないことも多く、建物を建てること自体が非常に難しい。
ここでは部材を緻密に設計し、本州で3Dモデル通りにプレカットすることで、島での建設作業を最小限化している。
人手不足が叫ばれる建設業界において、大きな示唆を与える提案だ。」
(審査委員:成瀬友梨/五十嵐太郎/色部義昭/丸山優子)
(C) Japan Institute of Design Promotion / G-MARK 2025
Licensed under Creative Commons Attribution-NoDerivs 2.1 Japan.
■ Entôについて
Entô(エントウ)は、島根県・隠岐諸島・海士町に位置する、ユネスコ世界ジオパークの「泊まれる拠点」です。1971年開業の国民宿舎「緑水園」を原点に、2021年にリニューアル。
「Honest & Seamless(誠実で継ぎ目のない)」をコンセプトに、自然と建築、土地と人の営みがひとつながりに呼吸するような滞在体験を提供しています。隠岐の地形や光、風の流れに寄り添う建築デザインは、その静けさと誠実さを感じられる佇まいとして、国内外から高く評価されています。
■ 関連情報
Entô公式メディア「Entô Journal」では、本建築の設計を手がけた建築家・原田真宏氏と、
運営責任者 青山敦士(株式会社海士 代表取締役)による対談
『Honest & Seamless ― 建築と運営が紡いできた、Entôという場のかたち』を公開中。
建築と運営、それぞれの立場から語られる「Entôという場所の本質」に触れる内容です。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ】
株式会社海士 Entôマーケティング担当 浅川
TEL : 08514-2-1000
Email : marketing@oki-ama.com
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Photo by Kentauros Yasunaga
― 設計:マウントフジアーキテクツスタジオ(原田真宏氏+原田麻魚氏)―
― 地球の時間に寄り添う、“Honest & Seamless”な建築 ―
株式会社海士(島根県隠岐郡海士町)が運営する
隠岐ユネスコ世界ジオパーク拠点宿泊施設「Entô(エントウ)」が、
2025年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞しました。
今回の受賞は、Entôの建築設計を手がけたマウントフジアーキテクツスタジオ(原田真宏+原田麻魚)による設計が高く評価されたものです。
彼らが掲げる「Honest & Seamless(誠実で継ぎ目のない)」という設計コンセプトのもと、
地形と建築、自然と人の営みがひとつながりに呼吸するような建築が生まれました。
この設計コンセプトは、素材や構造を偽らずに見せる“Honest”、
そして自然と建築、内と外、人と土地の境界をなくす“Seamless”という考えから成り立っています。
その思想は、現在のEntôの運営や体験デザインにも受け継がれています。

マウントフジアーキテクツスタジオ(原田真宏氏と原田麻魚氏)
■ 受賞対象概要
- 受賞対象名:ホテル/ユネスコ世界ジオパーク拠点施設「Entô」
- 受賞番号:25G141142
- 受賞企業:株式会社マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所
- 事業主体:海士町
- デザイナー:原田真宏・原田麻魚(マウントフジアーキテクツスタジオ)
- 所在地:島根県隠岐郡海士町福井1375-1
- 竣工日:2021年7月1日
- 公式サイト(Entô):https://ento-oki.jp

Photo by Kentauros Yasunaga
■ 受賞概要
日本海に浮かぶ隠岐諸島・海士町。
島全体をひとつのホテルと見立てた観光構想をもとに、既存の本館を改修し、老朽化した別館を建替えて誕生したのが「Entô」です。ホテル運営には多くの島民が直接・間接的に関わり、地域産業の再生や関係人口の拡大を目指す“島まるごとのホテル”として再構築されました。
建築は、大地と海の境界に寄り添うように佇む木造建築(CLTパネル工法)。
その構造体は本土で精密にプレカットされ、離島の施工環境に合わせて最小限の工程で組み立て可能な「リモート構法」を採用。省工程・省移動によるCO2削減や、CLTがもたらすカーボンストレージ効果など、ジオパークの理念とも共鳴する設計となっています。

Photo by Kentauros Yasunaga
■ デザインのポイント(G-MARK公式より)
- 島民がホテル運営に関わる地方活性化計画による新しい地域デザイン。
- 室内における自然景観の割合を極限まで高め、まるでジオパークそのものに抱かれているような宿泊体験。
- 現地作業を最小化し、本土で完成する“親自然的プレファブシステム”の提案。
■ 審査員の評価コメント(公式引用)
「ホテル運営に島民が直接関わる地方活性化計画とともに、
立地の魅力を最大限に活かした意匠設計と、離島での建設を容易にする設計・施工の仕組みの提案という、
様々な方向に他の地域のモデルとなるプロジェクトだ。」
「離島では地場の施工者がいないことも多く、建物を建てること自体が非常に難しい。
ここでは部材を緻密に設計し、本州で3Dモデル通りにプレカットすることで、島での建設作業を最小限化している。
人手不足が叫ばれる建設業界において、大きな示唆を与える提案だ。」
(審査委員:成瀬友梨/五十嵐太郎/色部義昭/丸山優子)
(C) Japan Institute of Design Promotion / G-MARK 2025
Licensed under Creative Commons Attribution-NoDerivs 2.1 Japan.
■ Entôについて
Entô(エントウ)は、島根県・隠岐諸島・海士町に位置する、ユネスコ世界ジオパークの「泊まれる拠点」です。1971年開業の国民宿舎「緑水園」を原点に、2021年にリニューアル。
「Honest & Seamless(誠実で継ぎ目のない)」をコンセプトに、自然と建築、土地と人の営みがひとつながりに呼吸するような滞在体験を提供しています。隠岐の地形や光、風の流れに寄り添う建築デザインは、その静けさと誠実さを感じられる佇まいとして、国内外から高く評価されています。
■ 関連情報
Entô公式メディア「Entô Journal」では、本建築の設計を手がけた建築家・原田真宏氏と、
運営責任者 青山敦士(株式会社海士 代表取締役)による対談
『Honest & Seamless ― 建築と運営が紡いできた、Entôという場のかたち』を公開中。
建築と運営、それぞれの立場から語られる「Entôという場所の本質」に触れる内容です。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ】
株式会社海士 Entôマーケティング担当 浅川
TEL : 08514-2-1000
Email : marketing@oki-ama.com
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