プレスリリース

『ITmedia Virtual EXPO 2023 春』出展について

組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPOおよび横断特集【製造業×品質特集】にマイクロデバイス製品を展示

 セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、2023年2月14日(火)~3月17日(金)にオンラインで開催される『ITmedia Virtual EXPO 2023 春』において、『組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPO』および『横断特集【製造業×品質特集】』に出展します。  エプソンでは、創業から培ってきた「省・小・精の技術」、低消費電力技術、小型化技術や高精度センシング技術などエプソンの強みを生かしたマイクロデバイス(水晶デバイス、半導体、センシングシステム)製品の展示を行います。


 エプソンのマイクロデバイスは、開発工数の削減をはじめとする設計者の困りごと解決、システムの低消費電力化、自動車の多機能化などのスマート化する社会の実現を牽引し、社会課題の解決に貢献していきます。多くのお客様のご来場を心よりお待ちしております。

<出展製品 『組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPO』 >
●高精度小型リアルタイムクロックモジュール

 産業用途向けの『RX8901CE』『RX4901CE』は、当社従来品「RX8804CE」から消費電流を30%削減し、タイムスタンプ記録回数を最大32回へ拡張しました。
 車載用途向けの『RA8000CE』『RA4000CE』は、当社従来車載品「RA8804CE」と比較して、動作温度範囲を-40℃~+125℃まで拡大、タイムスタンプ記録回数を2回に拡張し、新たにリセット出力機能を搭載しました。AEC-Q100*1 に準拠しており、高い信頼性をお客様に提供します。
 それぞれ、製品出荷時に1品ごとに時計精度を調整・保証したうえでお客様にお届けします。このため、時計精度の調整が不要になり、お客様の設計の効率化・品質の向上に貢献します。



●音声再生マイコン
 エプソンの音声再生専用ハードウエア搭載の32ビットマイコンは、スタジオ録音が不要なため音声ガイド機能を製品に簡単に追加でき、よりユーザーフレンドリーな製品の開発を可能とします。また、低消費電流と高速起動の特長により、ロングバッテリーライフの実現にも貢献します。

●車載用途向け半導体
 自動車の高機能化により、車載ディスプレイに表示が必要となる情報量は増大しています。一方で、 ディスプレイの大型化・高精細化はコストアップ要因となっています。このため、フレキシブルな表示が必要な部分はTFT液晶を用い、インジケータやアイコンなど固定表示エリアにはセグメント液晶を用いるコンビネーションタイプの車載ディスプレイが新興国を中心に増えてきています。
 こうしたニーズに対応し、スタティック駆動*2 による高コントラストの実現とPWM方式*3 による16階調セグメント表示が可能なセグメント液晶ドライバIC『S1D15106』を展示します。本製品はスピードメーターや回転数表示などの表現力向上に最適で、最高105℃の動作温度ならびにAEC-Q100規格に対応し、車載向けの厳しい品質要求を満たしています。

<出展製品 『横断特集【製造業×品質特集】』>
●センシングデバイス

 「加速度センサー」、「振動センサー」、「慣性計測ユニット/IMU*4」を出展します。
 「加速度センサー」は、低ノイズ、高安定で直流(DC、0Hz)の加速度の検出が可能です。装置、建造物の振動解析や社会インフラの予知保全で活躍します。
 「振動センサー」は、低速回転機器の振動測定に最適で、ISO10816/ISO20816*5 に準拠しています。国の管理指針に基づき水門・ダムのゲートを開閉するモーターの振動を計測し、装置の状態把握と適切なメンテナンスを実現します。
 「慣性計測ユニット/IMU」は、カメラ、アンテナの制振・制御や、精密農業、自動運転に必要な運動体の姿勢・軌跡計測に貢献します。2022年11月24日に新製品を発表し、スタンダードモデル『M-G366』と、ベーシックモデル『M-G330』を新たに1インチサイズプラットフォームの製品としてラインアップしました。検出範囲全範囲において、ノンリニアリティ*6 特性0.05 %を実現しています。

 上記以外にも合計13点の製品を展示します。

 『ITmedia Virtual EXPO 2023 春』の概要および参加登録(無料)については、以下をご参照ください。
 https://enq.itmedia.co.jp/on24u/form/itmexpo2023S

【お客様のお問い合わせ窓口】
セイコーエプソン株式会社 MD営業部 展示会担当
E-mail: MD_marcom@exc.epson.co.jp

*1 AEC-Q100:AECは「Automotive Electronics Council(車載電子部品評議会)」の略で、米国の大手自動車メーカーと大手電子部品メーカーによる、車載用電子部品の信頼性や認定基準の規格化のための業界団体。AEC規格は車載用電子部品の規格として広く採用され、事実上の業界標準になっている
*2 スタティック駆動:液晶パネルの表示セグメントと液晶ドライバのセグメント端子を1対1で接続し駆動する方式
*3 PWM方式:PWM=Pulse Width Modulationとは変調方法の一つであり、パルス幅(=ON時間)を変調させる方式
*4 慣性計測ユニット(Inertial Measurement Unit:通称IMU):3軸の角速度センサーと3軸の加速度センサーからなる慣性運動量を検出する装置
*5 ISO10816/ISO20816:ISO(International Organization for Standardization)により作成された、回転機械および非回転機械で測定される機械振動の測定および評価に関する一般的なガイドラインを定める基本文書
*6 ノンリニアリティ:ジャイロセンサーあるいは加速度センサーの入出力特性において、線形近似したときの近似直線と出力値のずれ幅(誤差)の最大値をフルスケールとの比で表したもの
以 上

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