【おすすめ商品付き】ステンレス製のフライパンは使いやすい?選び方のコツも

【おすすめ商品付き】ステンレス製のフライパンは使いやすい?選び方のコツも

スタイリッシュで丈夫なステンレス製のフライパン。見た目がおしゃれで料理がおいしくでき、プロにも愛される本格派のキッチンツールというイメージもありますよね。

一方では使い方が難しく、食材がくっつくという印象を持っている人もいるはず。そこで今回は、ほかの素材のフライパンとの違い、ステンレスならではのメリット・デメリットを徹底研究!あわせておすすめ商品や、ステンレスフライパンにぴったりのレシピもご紹介します。

ステンレス製フライパンのメリット

さっそくステンレスフライパンのメリットを見てみましょう。使い方次第では長く愛用できる一生もののフライパンになります。

・丈夫で耐久性がある

・鉄のフライパンに比べると錆びにくく、お手入れがラク

・鉄よりは軽量で、フライパンを返すなどの作業がしやすい

・ガス直火のほか、電磁調理器(IH)に対応できるものが多い

・保温性があるため余熱調理に向き、ガス代節約にも役立つ

・海外メーカー製など、スタイリッシュなデザインのものが豊富

・内側がテフロン加工されたタイプなら初心者でも使いやすい

ステンレス製フライパンのデメリット

続いてはデメリットです。いざ買ってみたら使いこなせなかった!とならないように、購入前にしっかりとご確認を。

・鉄製と違って油ならしができない

・使い方によっては食材がくっつきやすい

・十分な予熱が必要で、不十分だと焼きムラになることがある

・野菜炒めなどは鉄のフライパンほどシャキッと仕上がらない

・多層構造のタイプは重くなりがち

・全体的に価格が高め

使い方のポイントは?

ステンレスフライパンには使い方にコツがあります。デメリットをカバーしておいしく調理するために、こちらのポイントを押さえてからチャレンジしてみて。

Point1 予熱はしっかり!

調理前は十分に予熱しましょう。食材がくっつくという失敗は、予熱が甘いと起きます。

予熱の目安は、フライパンを中火で3~4分ほど空焚きし、水滴を落とすとコロコロと玉になって転がる程度。保温性があるので、一度温めれば食材全体に熱が伝わり、肉や魚のソテーなどは外はパリッと、中はジューシーに仕上がります。

予熱したらしっかりと油を引いてなじませ、表面に油の膜を作ります。この工程でくっつきや焦げ付きを減らすことができます。

Point2 調理中は弱火~中火が基本

基本的に火加減は弱火~中火。強火で調理すると焦げ付いたり、フライパンの変形・変色・破損などの原因になります。慣れてきたら、熱が通ってきたころに火を止めて、余熱で調理をするのもおすすめ。

Point3 使用後は放置しないですぐに洗う

ステンレスフライパンは洗い方にも注意。使用後は放ったままにせず、熱いうちにすぐに洗いましょう。食材や汚れが残ると焦げ付きの原因になります。

焦げ付いてしまったときは水を入れて火にかけると、外側の焦げが取れやすくなります。またぬるま湯にしばらく浸けておき、フライパンが温かいうちに洗剤をつけてスポンジでこすり洗いをする方法も。専用のクレンザーを使う、水と重曹を入れて火にかけるといった落とし方もあります。

フッ素加工のステンレスフライパンは急激な温度変化に弱いため、しっかり冷ましてから洗いましょう。さらに強火で調理しない、空焚きを避ける、硬い調理器具で傷をつけないなどの工夫で、コーティングを長持ちさせることができます。

ステンレス製フライパンの選び方

●サイズ・重量で選ぶ

フライパンのサイズは家族やゲストなどの人数に合わせて選ぶのがおすすめです。目安はこちら。

・1人または2人暮らし…20~22cmサイズ

・3~4人家族…24~26cmサイズ

・5~6人家族…28cmサイズ

大家族であっても、ミニサイズがあると1人分の朝食やソース作りなどに便利。サイズ違いを揃えておき、用途によって使い分けるのもいいですね。

また多層構造のステンレスフライパンは重いものが多いので、サイズが大きくなると扱いにくいことも。購入する際は商品詳細の「重量」をチェックしてみて。

●機能性で選ぶ

毎日のように出番があるフライパンは使いやすさも重要。サイズやデザインだけでなく機能性もチェックを。

・取っ手がとれるとそのままオーブンに入れたり、食卓に出したりできる

・深型なら鍋としても兼用でき、揚げ物にも使いやすい

・蓋付きだと無水調理にも使える

・食洗機対応のものはお手入れがラク

・IH対応だと幅広い熱源に対応できる

●構造で選ぶ

ステンレスは熱伝導性があまりよくない素材。そのため、ステンレスフライパンは熱伝導率の高い他の金属と張り合わせた多層構造になったものが主流です。ステンレスとアルミニウムの多層構造のものは、熱伝導のよさと軽さが両立。さらに全面多重構造だと食材がムラなく焼けます。

フッ素やセラミック、チタンなどでコーティングされたものは少ない油でもくっつきにくく、軽量で扱いやすい反面、耐久性に劣る面も。コーティングが剥がれてきたら買い替え時期になります。

人気のステンレスフライパンは?おすすめ商品リスト

ここからは主婦に人気のステンレスフライパンをまとめてご紹介。初心者向きのものからプロユースまで幅広くピックアップしました。暮らしニスタさんたちが実際に使ってみた感想も、ぜひ参考に♪

調理の時短もサポート
Vita Craft(ビタクラフト)

ソフィアII

ソフィアII

1939年創業のビタクラフト。創業当時から変わらない「家族の健康は家庭料理で守っていく」という考えにもとづき、今も一つひとつ熟練のクラフトマンの手により成型、仕上げ、品質チェックが行われています。こちらのフライパンにも技術を凝縮。優れた耐磨耗性を持つナヴァロン3コート(高密度3層フッ素樹脂コーティング)で焦げ付きを防止します。丈夫で錆びにくいステンレスと熱伝導率の良いアルミニウムの全面2層構造で効率よく調理できるので、時短料理や光熱費の節約にもつながります。

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ともさんの感想

利用期間:5年ほど

結婚して、調理のモチベーションを上げたくて購入しました。つくりがしっかりしているところやサイズ感が気に入って選びました。重さはありますが、許容範囲で、片手で持つのも大変ではありません。鉄フライパンと比較するとこびりつきはないので洗いやすいです。

熱伝導性にも優れていて、焼きムラができにくく焼き餃子が上手にできます。ブロッコリーなどの蒸し野菜もこのフライパンをつかうようにしています。収納は取っ手も含めると大きなサイズではありますが、コンロ下の引き出しに立てて保管できています。

スタイリッシュなステンレスシリーズ
ティファール( T-fal )

インジニオ・ネオ IHステンレス・アンリミテッド セット9

L97090

インジニオ・ネオ IHステンレス・アンリミテッド セット9

フライパン26cm、ソースパン16cm、ソースパン20cm、ソテーパン24cm、バタフライガラスぶた16cm、バタフライガラスぶた26cm、シールリッド16cm、シールリッド20cm、専用取っ手の9点セット。取っ手が取れることで収納場所を取らず、キッチンがすっきり片づきます。片手で簡単に着脱できるので、調理中の付け替えもスピーディー。ティファール史上最高峰の耐久性と熱伝導性で、こびりつきにくさが長持ちするのもうれしい。

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プロに選ばれる理由が随所に
宮崎製作所

ジオ・プロダクト ソテーパン

ジオ・プロダクト ソテーパン

1960年の創立以来、確かな品質の金属ハウスウエアを作り続けてきた宮崎製作所。こちらの「ジオ・プロダクト」シリーズはテレビなどでもお馴染みの服部幸應氏をスーパーバイザーに迎えて開発されたもの。本体にはアルミ芯全面7層鋼を使用しているため、熱効率に優れ、ガスはもちろんオーブンや200Vの電磁調理器(IH)にも対応しています。フチの段差や底のカドなどのムダのないシンプルなデザインで、掃除がしやすく、お手入れも簡単です。ハンドルやツマミは丈夫なステンレス製。焦げたり割れたりすることがなく、しかも直付けなのではずれる心配もありません。

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MMさんの感想

利用期間:1年ほど

それまで使っていたテフロンのフライパンに寿命が来ていたので、次は長く使えるものがないかと色々探しました。鉄フライパンの選択肢もありましたが、メンテナンスの事を考えるとステンレスの方が使いやすそう、かつ、15年保証だったのも購入の決め手です。最初は予熱不足で焦げつくことが多かったですが、慣れると焦げつくことも減りました。目玉焼きを作った時にこんがりと縁が焼けていて、テフロンのフライパンとの違いを感じます。サイズは少し小さめですが、重量はそこそこあるのでその点は注意。

理想の「するっ」が長続き
アイリスオーヤマ( IRIS OHYAMA )

ステンレスパン6点セット

SP-SE6

ステンレスパン6点セット

美しさと強さを兼ね備えたステンレスフライパンセット。フライパン20cm・26cm、片手鍋18cm、両手鍋24cm、ガラス蓋18cm・24cmの6点がセットになっています。フライパン・鍋の底は保温性の高いステンレスと熱伝導率の良いアルミニウムを中層に入れた3層構造。素材の外側はパリッと、中はジューシーに仕上がります。調理面はダイヤモンドコーティングを含めた3層コーティングで、こびりつきにくさを追求。コーティングがはがれにくいから、いつまでも「するっ!」が続きます。IH対応(IH200V、IH100V)。ガス火、オーブンでも使用できます。

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底厚で熱まわりにすぐれ、耐久性も◎
ツヴィリング( zwilling )

ツヴィリング モーメント フライパン

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ツヴィリング モーメント フライパン

1731年から続くキッチンウェアブランド「ツヴィリング」。“トータルキッチン”のコンセプトのもと、多彩な調理に役立つアイテムを取り揃えています。こちらのフライパンはIH対応のフッ素コーティング3層構造。汚れがさっと落ち、底厚で丈夫なのが特徴です。熱まわりがよく時短料理も可能なので、日々の料理作りをしっかりサポートしてくれます。

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ゆうたんパパさんの感想

利用期間:5年ほど

ステーキ用フライパンとして義母からプレゼントされたもの。食材にじっくりと柔らかく火が入り、ムラなく均一においしく焼けます。シンプルなデザインで、サイズも汎用性が高く、フッ素加工が施されているので焦げ付きが少なく洗いやすいです。重さがあるので、収納する際には少し手間を感じます。軽いフライパンを好む人には不向きかも。

また、長時間煮込み料理などをすると取っ手の部分が熱くなってしまいます(鍋つかみや布巾を使って対応しています)。使い込んでいるので表面のフッ素加工が剥がれているのですが、じっくりと火が入るせいか急に焦げ付くといったことはありません。しばらく手元に置いておくつもりです♪

スクラッチに強く、金属ヘラも使えるのがポイント
Fissler(フィスラー)

アダマント コンフォート

アダマント コンフォート

金属ヘラにも負けない丈夫さと高いノンスティック効果を実現したフライパン。ステンレス製の本体は保温性が抜群、フィスラーの独自の「厚底三層カプセル構造」は熱伝導率、熱保持力に優れ、お料理をカリッと、ふわっと仕上げます。ノンスティック効果が続くため、汚れをスルッと落とすことができるので、後片付けも簡単。ガス火、IHの両方の熱源に対応しています。

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卵料理で違いを実感!
マイヤー( MEYER )

マキシム エスエス フライパン

マキシム エスエス フライパン

品質と耐久性に優れたステンレスフライパン。熱ムラができにくく、どこで焼いても同じ焼き目がついて美しく仕上がります。肉や魚、餃子は外がカリカリ、中は柔らかくジューシーに。くっつきやすい卵料理もするっと滑りやすいのがうれしいポイントです。フライパンの内面は傷や汚れに強いフッ素樹脂加工。熱伝導のよい底面三層構造で、IHを含むすべての熱源に対応しています。

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食卓でも使いたくなるモダンデザイン
トラモンティーナ( Tramontina )

グラーノ フライパン

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グラーノ フライパン

トラモンティーナは100年を超える歴史を持つキッチンウェアメーカー。こちらのグラーノシリーズはステンレス+アルミ+ステンレスの全面三層仕様で、より早く均一に熱を分散します。通常より長めのハンドルは手に馴染みやすく、緩やかにカーブしているため、女性の手でも握りやすいデザイン。角が丸い滑らかな設計で、食洗機にも対応しているため、毎日のお手入れもラクラク。

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マット仕上げで重量感のあるプロ仕様
ヴェーエムエフ( WMF )

グルメ プラス フライパン

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グルメ プラス フライパン

グルメ プラスは丈夫で耐久性に優れたシリーズ。丈夫なハンドルは手にしっくり馴染みやすく、中空で鍋本体にスポット溶接されているため、調理中も熱くなりにくいのが特徴です。直径28cmは具材が多くてもたっぷり作れて、何にでも使えるオールマイティなサイズ。フライパンだけでなくキャセロールやミルクパン、スープが作れるストックポットまでトータルで揃えられます。

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大切に使えば一生ものに♪

おしゃれなキッチンツールは使っているだけで気分が上がるもの。扱いにくいというイメージがあるステンレスフライパンですが、うまく使いこなせればずっと愛用できるパートナーになってくれるはず。フライパンの買い替えを考えている人はぜひ検討してみてくださいね。

文/後藤由里子

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