ツツジは早春から初夏にかけて、ピンク、赤、白、オレンジ、黄色などのさまざまな色の花を咲かせます。
花は一輪または房状に咲き、花弁は5弁で、どのツツジも枝を横に広げる性質があります。
草丈は30cmの低木から2mにもなる中高木まであり、品種によって秋にも花が見られるものや落葉するものがあります。
落葉するものは秋になると葉が色づき、美しい景色を作り出します。
ツツジは多くの品種があり、園芸愛好家によってさまざまな交配が行われてきました。
その結果、花の色や形、生育条件によって多様なハイブリッド種が誕生し、約4,000種類のツツジ科があるほどです。常緑のものと落葉性のものに分けられ、日本では常緑性をシャクナゲ、落葉性をサツキと呼ぶことがあります。
背丈が高く生け垣向きの「ヤマツツジ」、300種類以上の園芸品種がある「キリシマツツジ」があります。
大輪で生育が早いが寒さに弱い「ヒラドツツジ」、耐寒性があり寒い地域でも咲く「リュウキュウツツジ」もあります。
淡紅紫色の花を枝先に咲かせる江戸時代生まれの「モチツツジ」、九州の山地に分布し矮性品種も人気の「ミヤマキリシマ」があります。
4月に大輪の花を咲かせ群馬県の県花としても知られる「レンゲツツジ」、3月に早咲きすることから「1番ツツジ」と呼ばれる「ミツバツツジ」もあります。
「節度」「慎み」「恋の喜び」「初恋」。
ツツジは日光を好むので、日が当たる場所に植えると花がいっぱいになります。自生地のような環境をイメージして育てるのがコツです。
乾燥を嫌うので土が乾く前に水を与え、特に夏は朝と夕方の2回与えましょう。
酸性土壌を好み、庭植えは雨で自然と酸性に傾きますが、鉢植えはピートモスや鹿沼土を使います。肥料は油かすと化成肥料を同量混ぜたものを花後と8月下旬に施してください。
剪定は花後なるべく早い時期に行い、花芽ができる8月以降は翌年花が咲かなくなるため避けましょう。刈り込みに強いので玉づくりにもおすすめで、11月以降は飛び出した枝を間引くとよいです。
アブラムシやハダニ、ツツジグンバイムシが春から秋に発生し、これらが発生すると葉が汚れるため、開花期を除いて定期的に薬剤を散布すると効果的です。
ツツジ類に付くガの仲間であるベニモンアオリンガが発生すると食害で花のつぼみが落ちてしまい、5〜6月と8月〜9月の2回発生するので殺虫剤で防除しましょう。
ツツジは日本でも古くから親しまれてきた花で、多くの場所で見ることができます。
特に春から初夏にかけては、多くの神社でツツジ祭りが開催されています。
ツツジの見事な花壇や庭園を楽しんでみてはいかがですか?
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:日本の環境によく合い、育てやすい花木「躑躅/ツツジ/Azalea」」をご覧ください。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます