公園や公共施設などありとあらゆるところで目にすることができるペチュニアは「花壇の女王」とも呼ばれ親しまれています。
日本で品質改良が進み「サフィニア」が誕生したことから人気が急上し、現在では約300種類以上の品種があります。
今回は下記の内容をご紹介します。
・ペチュニアの特徴
・ペチュニアの種類
・ペチュニアの花言葉
・ペチュニアのお手入れ
・ペチュニアの病気対策
・まとめ
ペチュニアは夏から秋にかけてよく見られ、ガーデングには欠かせない存在です。コンテナや花壇、ハンギングバスケットなどアレンジは様々。あふれ出るほどにたくさんの花を咲かせ、こんもりと茂る姿はとても見ごたえがあります。
育てやすく、長い間、花を楽しむことができるので、ガーデニング初心者にもオススメの花です。
花の色は、白、ピンク、赤、紫、青、黄色などバリエーション豊富です。
花の形もフリルのついたものや八重咲き、絞り咲きなど様々で、一重の花はアサガオにも似ていてことから親しみがもてます。
【サンフィニア】
ペチュニアは南米など暖かい地域から来たので、本来の品種は日本の寒さや湿気に弱く、育てるのは難しい花でしたが、サントリーフラワーズが品種改良し、日本の気候にも適した「サフィニア」が誕生しました。
上手に育てれば1株から1000の花を咲かすこともできると言われ、溢れるように咲き誇る姿は圧巻です。
【ギュギュ】
茎が真っ直ぐと成長します。短い茎と小輪の花はコンパクトでベランダなどの省スペースでも育てることができます。
【マドンナの宝石】
日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2010の花壇・コンテナ苗等部門の最優秀賞受賞品種です。花つきがよく、横幅が約100cmにまで成長して大きなドーム状になるのが特徴です。
【花衣】
十二単の様な豪華な印象を与えます。花の大きさは約3~4cmと小ぶりですが、八重咲きの花を沢山咲かせるので、上品な花姿を楽しむことができます。また、花弁の縁に白色の覆輪が入ることによって、さらに美しさを引き立てます。
【スーパーチュニア】
スーパーチュニアは、花が終わると自ら落ちる性質があるので、基本的に花がら摘みが不要で簡単に育てられます。
【ドレスアップ】
ドレスアップは花弁が八重咲きで、フリルドレスの様に波打ち、美しく華やかな花姿が魅力の品種です。
【ウェーブ系】
地面を最大150cmまで広がる、地被植物です。夏の高温多湿に弱いため、必要に応じて切り戻しした方がいい場合もあります。ハンギング仕立てにおすすめの品種です。
【ラテリーナ】
種子系のため種から植栽することがでます。成長が早く、花の直径は約6.5~7.5cmと大きいので豪華で見ごたえがあります。
【ホイップマカロン】
花の大きさが直径約4~5cmと小ぶりですが、八重咲きで、華やかな印象です。花全体が丸みを帯びるため可愛らしい印象を与えます。
【アモーレ】
花びらに「ハートのマーク」が現れる可愛らしい品種。早咲きの性質があるので種から育てても直ぐに花が咲きます。草姿はコンパクトなので鉢植えにも向きます。
【ビバダブル】
花は八重咲きで、エレガントな品種です。マイナス五度まで耐えるので冬越しがしやく、冬越ができると、毎年花を楽しむことができます。
「あなたと一緒なら心がやわらぐ」、「心のやすらぎ」、「心がなごむ」
ペチュニアは同じナス科のタバコ属と近しい種の植物であったため、花の名前も、グアラニー語でタバコという意味を持つ「ぺチュン」になったといわれています。
それにちなみ、タバコのように、癒やしやリラックス効果があるものとして、この花言葉が誕生しました。
ペチュニアは日当たりが良く、風通しの良い場所が適しています。土壌も排水が良く、通気性が良いころに植えましょう。
苗を定植する場合は、梅雨前に行います。苗を植える際は、深植えになりすぎないようにし、土を手で軽く押し固めるようにしてください。
ペチュニアは、乾燥にはやや強く、夏場を除けば、毎日水を与えなくても大丈夫です。根腐れをおこす原因になるので 過湿にならないように注意してください。
多肥を好むので、定期的に追肥し、液体肥料や固形肥料を与えると良いでしょう。
梅雨入り前に湿気による病気の発生を防ぐため、剪定をしてスッキリさせましょう。
花芽を育てたい場合は、成長点を摘み取るか、もしくは、全体の1/3~1/2程度を残して、わき芽の上でバッサリと切ることで、花の開花数を増やすことができます。
花が終わったら、古い花を取り除きましょう。
夏場はアブラムシやハダニに注意してください。
栄養不足によって、葉が広範囲にわたって黄色く変色することがあります。こうした場合は水溶性肥料を与えてください。
また、うどんこ病や、灰色カビ病にも気をつけましょう。うどんこ病は雨の日と晴れの日が交互に繰り返されると発生することが多くなります。
また、灰色カビ病も雨の日が続くと発生します。風通しをよくし、枝や葉に発病が見られたら直ちに切除し、殺菌剤を散布してください。
春から秋の終わりまで長く楽しめるペチュニアのお花はたくさんの種類があるので、あなたもぜひ、お好みのペチュニアを探してみませんか?
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