外出時のマスク着用が生活様式の一部になってしばらく経ちましたが、以前の顔写真とくらべて「なんだか老けた気がする」と感じたことはありませんか? それは、マスクの着用時間が増えたことによる「マスク老け」かもしれません。
マスク老けの原因のひとつに、表情筋(口周りの筋肉)の衰えがあります。
マスクで顔が隠れていると、無表情になりがちです。すると、表情筋を使うことが減り、表情筋が徐々に衰えてしまいます。次第に、顔全体にハリがなくなって、目元や口元が垂れ下がったり、シワが目立つようになったりすることも。
また、マスクを着用していると、マスクが肌に常に触れているため、摩擦の影響を受けやすくなります。そして、マスクを外したときに肌表面の水分が失われやすいことも、肌の状態を悪化させる原因といえるでしょう。
人に見えない部分は、見た目への意識が緩くなってしまいがちです。マスクが生活様式の一部になった今だからこそ、しっかり老け対策を意識してみませんか?
次は、普段の生活で簡単に取り組める、マスク老けの対策をご紹介します。
・今日からできる顔トレ
まず、今日から取り組むことができる口輪筋の顔トレと、側頭筋の顔トレを見ていきましょう。
【口輪筋(口周りの表情筋)を鍛える顔トレ】
1.口の中に空気を入れて、頬をふくらませる
2.口内の空気を右に寄せて5秒、左に寄せて5秒、両方で5秒キープ
3.これを2,3回繰り返す
【側頭筋を鍛える顔トレ】
1.こめかみに小指をあて、手を開いて各指で頭を持ち、上に持ち上げる
2.そのまま、まっすぐ前を向いて「あ・う」の口で大きく開閉する。
3.指の位置を少しずつ変えながら、5か所×10秒ずつ行う
・肌にやさしいマスクを選ぶ
顔トレに加え、肌に優しい素材のマスクを使うことも、老け対策になります。肌への刺激を抑えることで、乾燥や肌トラブルの予防につなげることができるでしょう。
また、立体構造のマスクであれば、肌に触れる面積が少なく、摩擦を減らせるのでおすすめです。メイクが落ちにくく、鼻にフィットして息がしやすいので、マスクによるストレスを軽減できるでしょう。
マスクで顔が隠れていると、顔の筋肉を使う機会も減ってしまうだけでなく、マスクと肌が擦れてダメージが蓄積しやすくなってしまいます。
マスク老けを防ぐためにも、今回ご紹介した顔トレを取り入れたり、マスクの素材や形状にこだわってみてはいかがでしょうか。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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