SNSで見かける沢山のおしゃれなインテリア。壁や天井に沢山のグリーン、色々な陶器のオブジェ、素敵なポスターの数々。見ているだけでうっとり♡ですが…もし、大きい地震が来たら、好きで飾っていたモノが沢山落下して、部屋中を飛び交い、体に当たったり踏んだりして、ケガの原因になることもあるんです。
内閣府のデータによると、阪神淡路大震災の死因の約83%が、建物倒壊等によるものだったとのこと。建築基準が新しくなり、建物自体が頑丈になっても、室内にモノが多い状態では、大地震が来た時に生命の危険が脅かされる状況は変わりません。
もし地震が起きた時、100のモノが落ちるのと、10落ちるのとでは、再建にかかる時間も労力も大幅に減らすことができます。
この2年、自宅で過ごすことが増えたことで、改めて自宅の防災対策を見直しました。そして、たとえ地震がきても最小限の被害で抑えることができるインテリアはなんだろうか。今考えるベストな我が家の「防災×インテリア」のルールはこちらです。
インテリアにグリーンは欠かせないもの。カーテンレールや天井から吊り下げてグリーンを飾った時、落下して破片や土の処理を考えたら…、ということで、フェイクグリーンを目線より上に設置し、鉢植えなどの本物の観葉植物を腰より下の位置に置くことにしました。
フェイクグリーンは軽いので、設置する場所をあまり選ばないので気軽に置けます。本物は下に置くことで部屋に入る光が当たりやすい様子。すくすくと成長しています。
冷蔵庫の上にIKEAのフェイクグリーンを。
右下に本物のグリーンを置いています。
裁縫能力0の私ですが、北欧ブランドの生地が大好き!この生地を使ってパネルを飾りたいとなった時、木枠で重く、設置も大変そうな市販のファブリックパネルはちょっと…なりました。そこで、ホームセンターで横に長い発泡スチロールの板を購入し、アイロンがけした生地をマスキングテープでとめただけのパネルを作りました。
壁一面のパネルの製作費は布を含めて3500円程度。貼って剥がしやすいコマンドタブ(3Mの両面テープ)で貼っています。軽いしお値打ちにできて大満足です。
高いところも大丈夫。発泡スチロールなので落ちても軽いし、ケガの恐れもありません。
裏はこんな感じです。適当に貼ってます(笑)。
腰高より上のモノは、できるだけ耐震ジェルを底に貼って固定しています。お皿の下や鉢の下にペタリと貼るだけ。震度7まで耐える製品なので、安心感も得られました。
耐震ジェルはサイズによりますが1枚1000円〜2000円程度。
テレビ上の棚には、軽く鋭利でないモノを選んでそのまま飾っています。
好きなものに囲まれた暮らしって、すごく満たされますよね。でも、「そのまま飾る」ことで有事の際に凶器となったりゴミになるとしたら、すごく悲しいもの…。
防災と聞くと、特別になにかしなければ…と身構える方も少なくないと思います。防災対策は難しいことは特になくて、固定する、置くモノの数を絞る、置く場所を検討するなど、普段から簡単にできることで被害を大きく減らすことに繋がります。
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