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おうちで作れるローマの肉料理「サルティンボッカ」が簡単・美味すぎ!

おうちで作れるローマの肉料理「サルティンボッカ」が簡単・美味すぎ!
投稿日: 2020年12月19日 更新日: 2021年11月30日
閲覧数: 12,201
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ライター/料理人。息子、夫、ロングヘアード・ワイマラナーと4人で、極...
ローマ名物「Saltimbocca サルティンボッカ」。
イタリア語で「口に飛び込む」(salti=ジャンプ、bocca=口)という名前の通り、
サッと簡単につくれてパクッと食べられるもの、
おいしすぎて口に飛び込んでくるもの、といった由来があります。

レストランでも家庭でも頻繁に登場する有名な肉料理です。

これがなんとも簡単で、パーティー映えするのです。
味ですか? や、そりゃもう、ワインが止まらない味でございます♥︎

巣ごもりクリスマスにもぴったりなので、ぜひぜひ作ってみてください。
作業が簡単でわかりやすいので、お肉とセージを楊枝で留める工程なんかは
子どもと一緒にやってみるのもおすすめです!

今回は牛肉で作っていますが、鶏肉・豚肉でもできます。
牛肉は表面にさっと火が入ればいいので、ラクチンで美味です〜。

材料

  • 牛肉(ステーキ用など安価なやつ) :2枚程度
  • プロシュット(イタリアのおいしい生ハム) :肉の大きさに合わせて
  • セージ :適量
  • 有塩バター :大さじ3〜4
  • 黒胡椒 :適量

材料はシンプル! でもセージは必須です★

材料はシンプル! でもセージは必須です★

材料は牛肉、セージ、プロシュット(生ハム)、バター、黒胡椒。
あと、肉叩きと爪楊枝w

最初に書いたように使う肉はなんでもOKですが、プロシュットとセージは必須です。

セージって、日本ではまだメジャーなハーブとはいえません。
でも、私の大好物(♥︎)ソーセージの語源になったという説があるくらい、
お肉との相性が抜群なんですよね〜。消化を促進する働きもあるそうです。

うちの近所のスーパー「ライフ」のハーブコーナーで売ってる日もあります。
が、ま、ライフだとない場合が多いですね〜。今のところ。
ナショナルや明治屋、デパート系の食品売り場なら、ほぼ入手できますね。

ちなみにわが家では「食べられるバルコニー菜園プロジェクト」
(=ハーブやエディブルフラワーなど食べられる鉢植えばかり育てる個人プロジェクト)
を勝手に実施中なので、もちろんセージも植えてます♥︎ 
葉っぱがかわいいので、摘んできて小さな花瓶に活けるのもありです。

ど〜うしても入手できない場合は、セージの
「すっきりとした香りで肉のくさみを消す」という特徴に合わせて
ローズマリーやオレガノなどをみじん切りにして代用してみてください。

レシピはこの後すぐ!まずは「肉叩き」について♥︎

レシピはこの後すぐ!まずは「肉叩き」について♥︎

「肉叩き」、使ってますか? 100均でも売ってますよね。

安い肉も叩けば繊維がほぐれてやわらかくなるし、
サルティンボッカのほか、ミラノ風カツレツや台湾とんかつ(排骨 パイクゥ)にも使えます。

私は以前めん棒で代用してましたが、やはり肉叩きのほうが使いやすい。
息子や夫にガンガン叩いてもらえるし「買ってよかった」な道具のひとつです。

あ、にんにくをつぶすのも肉叩きでガツンと一発!
アヒージョとかにんにくをたくさん使うし、包丁の背だとつぶしきれてないこともあって。
とくに、にんにくをたくさん使うときは「肉叩きでガツン!」です^^

サルティンボッカレシピ:まずは具材を重ねます

サルティンボッカレシピ:まずは具材を重ねます

1)牛肉を肉叩きでガンガン叩いて薄くしてから、10cm×5cmほどの大きさにカットします。

2)片面に黒胡椒をふり、プロシュットをまんべんなくおおいます。
※生ハムの塩気と旨みが必須なので、イタリア産のプロシュットを使ってください。

3)裏面に小麦粉をつけ、余分な粉ははたきます(小麦粉はつけなくてもOK)。
先ほどプロシュットをのせた面にセージを1枚のせ、楊枝で留めます。
※セージが小さめの場合は何枚かのせてもよいですよ♥︎

フライパンにバターを溶かし、その中でお肉をササッと焼きます

4)フライパンに有塩バターを入れて溶かします。
※バターの塩気も味に影響するので、無塩バターを使う場合は味見をして、適宜塩も加えてください。

5)3)のお肉の両面をささっと焼いて、いったん皿に取ります。
※楊枝を外してから盛り付けるので、ここでは「盛り付け」というより、別皿に取る感じでOK。


●ここで「焼きすぎない」ことが最大のポイントです!
焼きすぎるとかたくなっちゃうので。

コツは、肉を楊枝ごと1枚ずつトングではさんで、
バターでできた「プール」の中で短時間だけ泳がせる感じ!
一気に泳がせると焼け過ぎちゃうお肉ちゃんがでてくるので
できれば一人ずつ泳がせてやってください♥︎

5)楊枝を外してお皿に盛り付け、フライパンに残ったバターソースをまわしかけて、仕上げに黒胡椒をふります。
※ササッと手軽にいきたいときは楊枝ごと食卓に出してもよいです。
食べやすい方法でどうぞ!

いっただっきま〜す!!!

いっただっきま〜す!!!

バターとセージとお肉のい〜い香りっ!


ワイン、ワイン、ワインをちょうだいっ!!!!! 

おまけ:トラステヴェレで食べたサルティンボッカのこと

おまけ:トラステヴェレで食べたサルティンボッカのこと

ローマのはずれに「トラステヴェレ」という街があります。

蚤の市が開かれたり、小さな名店がたくさんあったりして、
トレビの泉やスペイン広場のある辺りとはまた違ったいい感じの雰囲気です。

※ご興味ある方は、ブログにまとめたトラステヴェレ案内も御覧ください♥︎
「https://matricaria.jp/2020/03/18/trastevere/

そこで食べたのが、私にとって「初・サルティンボッカ」でした。

ワインの進む味付けではありましたが、私たち的には「あれ、、お肉かたくない?」
・・・というのが正直な感想で。
でも、中にはさまったセージとバターの香りが本当に印象的で。

これはぜひおうちで作ってみたい!と考えたのが今回のレシピなのでした。

ちなみにセージは、私がご紹介したレシピのように上にのっけるパターンのほか
トラステヴェレのお店のように肉とプロシュットの間にはさんでもOKです。
セージが見えたほうがかわいいかな〜と思いまして^^

コツ・ポイント

まずはセージとイタリア産の生ハムを入手!
そこさえできたら失敗しらずのレシピです。

焼くときに「バターのプールで短時間だけささっと泳がせる」こと、
どうぞやってみてくださいませ。

焼き上がったらすぐにおいしく食べられるよう、
お皿もあたためておくとよいですよ〜♥︎




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