ニンジンに含まれているのは、主にβカロテン(ビタミンA)、カリウム、食物繊維など。βカロテンは、体内に取り入れるとビタミンAに変化し、目や皮膚を健康に保つ働きがあります。また、カリウムには体内の余計な塩分を輩出する働きがあり、血液の循環を良くする効果。そして、食物繊維には、便秘の解消や、腸の働きを活性化させてくれる役割があります。
ビタミンKは、止血因子を活性化させたり、骨の形成をうながしたりと、健康維持に欠かせない栄養素です。葉酸は、赤血球の形成補助や、胎児の正常な発育を助け、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患を防ぐ効果があるとの研究結果もあるようです。
便秘で悩む方なら、食物繊維は欠かせませんし、アンチエイジングや、きれいな肌のためには、ビタミンやカリウムの働きも見逃せません。なんといっても、ニンジンはカロリーの低い根菜で水分も豊富。乾燥や肌荒れにお悩み中なら、ぜひ、積極的に食べていきたい野菜のひとつです。
おいしいニンジンであれば、食欲を引き立てるいい香りがするもの。鮮やかなオレンジ色のものを選びましょう。葉のついていた円形の部分が小さければ小さいほど、柔らかいニンジンになります。
保存の目安は冷蔵庫で1週間~10日ほど。ニンジンを保存するときは、乾燥を防ぐためにポリ袋やナイロン袋に入れ冷蔵庫で保存するのが一般的ですが、湿気にも弱いので、新聞紙などで包んでから袋に入れ、立てて保存するとより長持ちします。
また、エチレンガスを発するリンゴと一緒に保存すると、苦みが出やすくなるので要注意。切った場合は、切り口をピッタリラップで包んで、3~4日くらいで使いきりましょう。
ニンジンには女性に嬉しい栄養素が含まれていますが、ビタミンCの抗酸化作用を無くす酵素が含まれているため、生のままより、加熱調理していただくのがおすすめです
根菜サラダやきんぴら、豚汁などの副菜にも使えますし、おなじみのカレーや肉じゃが、シチューなどの主菜にもピッタリ。茹でたニンジンは、ゴボウやれんこん、だいこん、葉物などとも合うので、ゴマドレッシングやオリーブオイルなど、お好みの味付けでどうぞ。ジュースやスープにしてもおいしいですよ。
野菜といえば、まずニンジンを思い浮かべる方も多いはず。もっともポピュラーな野菜のひとつであり、レシピも豊富。料理の彩りも鮮やかにしてくれますし、キレイと健康に嬉しい効果がたくさん期待できます。ぜひ、積極的に食べてみてください。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます