まず、ベビーバスで沐浴する生後1か月未満の新生児期での温泉デビューは避けましょう。
へその緒がとれておへそがしっかり乾燥し、大人と同じ湯船で入浴できるようになっていることがポイントです。
また生後3か月頃までは乳児湿疹ができやすいため、赤ちゃんのお肌の状況もみて判断しましょう。
一般的には腰がすわり、自分でおすわりができる生後6か月頃から連れて行くケースが多いようです。自分でおすわりができるようになれば、一緒に入るパパやママも負担が軽く、温泉を楽しむことができます。
まだおすわりができない赤ちゃんと一緒に温泉に行く場合は、赤ちゃんは客室風呂や貸し切り風呂で体を洗って、パパと協力して順番に温泉を楽しむのをオススメします。
できるだけ刺激の少ない泉質を選んであげましょう。
硫黄泉のようなにおいのきついもの、酸性泉のような肌に刺激を感じるものよりは、含有成分の量が一定量に達していない単純温泉がオススメです。
単純泉とも呼ばれる単純温泉は、体にやさしい成分の薄い温泉なので、刺激が少なく高齢者や小さい子ども向きだと言われています。
また重要なのがお湯の温度。体が小さい赤ちゃんはのぼせやすいため、熱い温泉は避けましょう。できれば客室風呂で温度調整が可能だったり、ベビーバスを用意してくれたりと、ぬるめに調整できるところがベストです。
なお、温泉施設によっては、年齢制限やオムツがとれていない赤ちゃんが入浴できないところもあります。事前に温泉施設に赤ちゃんの入浴が可能か確認をしておきましょう。
何より大切なのが水分補給。入浴によって脱水症状を起こさないよう、おっぱいやミルク、白湯などをしっかり飲ませてあげてください。ただ水分補給直後の入浴は赤ちゃんの体に負担がかかるため、しばらく休憩させてから入浴するようにしましょう。
また、入浴直前には、浴槽を汚してしまわないよう排尿が済んでいるかを確認してください。温泉の温度は、ぬるめることができる場合はぬるめの温度調整を、調整ができない場合は、赤ちゃんの入浴は短時間で済ませましょう。
荷物が増えてしまいますが、できれば普段使っているベビーソープの持参をオススメします。赤ちゃんの肌への刺激も少なく、泡切れもよいので入浴の負担も減ります。
最後に、温泉の浴場は薄暗く滑りやすいので、赤ちゃんを抱っこしての移動には細心の注意を払いましょう。
最近は、子ども専用風呂を設けた温泉施設もあります。子ども用の浴槽は幼児がおすわりしても大丈夫な深さで、温度はぬるめ、浴槽には滑らない工夫が施されていたりします。お風呂だけではなく、宿自体にベビー用品の無料貸出やキッズルームがあったりと、赤ちゃん連れが過ごしやすいサービスも多く、温泉デビューにピッタリです。
事前に宿泊先などの情報をしっかりと収集して、楽しい温泉デビューにしてください。
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