お片付けのスイッチが入ると真っ先に収納家具や収納用品を購入するケースです。これには2つのNGポイントがあります。
先に収納用品を買う
1つ目は整理収納の順番を誤っているという事です。お片付けには順番があります。見直す、分ける、収納する。不用品やその場所に無くてもいい物が必ず混ざっています。捨てなさいという事ではなく、今一度物を見直しその場所に最適な物だけを選んでから、それに合った容量の収納家具や収納用品を選んでみて下さい。必要以上のサイズの物を買う事が抑えられます。
2つ目は使用場所や用途が定まっていないという事。具体的に申し上げますと100円ショップに行き「とりあえず○つくらい買っておこう!」というケースです。100円と安い事もありせっかく来たし、とつい多めに買ってしまうケースは非常に多いです。
使用場所や用途を考えずに購入してしまうといざ収納しようと思った時にサイズが合わなかったですとか、余ってしまうと収納用品自体が不用品となってしまいます。どこで、なにを、どのくらい収納するのか考えた上で必要なサイズの物を必要な数選んでみて下さい。使用場所の計測も出来るとより無駄のない収納が出来ます。
その他コーナーはなるべく作らない
種類ごとに分けた時にざっくり「その他」と設定する事があるかと思いますが整理収納が苦手な方にはおすすめしていません。その他コーナーはその名の通り枠に該当しない物の置き場になるわけですが、忙しい日常生活の中で次第に「なんでもコーナー」になりがちな傾向にあります。他の枠に設定したはずの物や、その近辺のその他ではなく本当に関係のない物までも「その他」としてそこにどんどん溜まっていってしまいます。
なるべくその他コーナーは作らないよう心掛けてみて下さい。項目が増えたとしても具体的にそこに収納する物を記したラベルなどを貼ると良いです。
収納スペース目一杯にまるでパズルかテトリスのように物を隙間なく収める事もおすすめではありません。収める事だけを考えれば無駄が無いように思えますが出し入れをする事を考えるとそれに支障のない余白が必要です。1つの物を取り出すためにあれをどかし、これをどかし、と余計な手間が増え、戻す時も同じ作業が必要です。出し入れに手間がかかると面倒になり出しっぱなしに繋がります。
余白を残すことを勿体ないと思う方もいらっしゃると思いますが、キツキツに収納され何年も使われなくなった奥の物達の事も、別の角度から見ると勿体ないと言えるのではないでしょうか。物は使ってこそ、その価値が発揮されます。取り出しに支障のないスペースを確保し万遍なく全ての物が円滑に使用出来ると考えれば余白は無駄になりませんよ。
不用品を奥底で眠らせておいて本当に必要な物の収納場所が無くなってしまう事のないようにしたいですね。
実は色んな工夫を凝らした整理収納術を学ぶより、これだけはNG!というポイントを押さえるだけで整理収納のスキルは格段にアップします。整理収納術を見て難しそう……と感じてしまう方は是非、失敗しない方法を試してみてはいかかでしょうか。
ライター:SHOKO
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます