冷蔵庫や食器棚の側面、戸棚の下、シンク周辺、レンジフードの下部、コンロ付近などに空きスペースを見つけたら、それらのスペースを、吊り下げ収納のスペースとして有効活しましょう。突っ張り棒を使って新たにスペースを作るという方法も一案です。
見落とされがちな、シンク下やガスコンロ下にある扉の裏側の部分も吊り下げスペースとして活用できますよ。
スペースが確保できれば、あとは、そこにフックを取り付ければ完了です。フックは、ただ引っ掛けるだけのS字フックのほかに、マグネット式、吸盤式、ネジ式、接着式、差し込み式など、いくつか種類があります。
例えば、冷蔵庫の側面ならマグネット式あるいは吸盤式が便利です。引っ掛ける部分がある場合は、S字フックが重宝します。やや重量のあるものを吊り下げたい場合は、しっかりと固定できるネジ式のものが安心かもしれません。
1.取り出しやすさ
どこに何を吊り下げれば、最も取り出しやすいかを考えましょう。例えば、フライパンやお鍋、お玉、フライ返しなど、調理によく使うモノは、ガスコンロの周辺、レンジフードの下などに吊り下げると、すぐに取り出せるため、調理の時短にもつながりますよ 。
コンロ周辺に突っ張り棒を取り付けることが可能である場合は、ゴチャゴチャしやすい鍋の蓋の取っ手を、突っ張り棒に引っ掛けて収納する方法も試してみましょう。
シンクの真上に吊り戸棚がある場合は、その下部に新たに吊り下げタイプの棚を取り付け、そこにキッチンペーパーやフキンを吊り下げると使い勝手がとてもよくなります。
冷蔵庫の側面に、マグネット式のフックを取り付けると、吊り下げるアイテムに合わせて場所の移動も自由自在にできるので便利ですよ。
2.見栄え
吊り下げ収納は、いわば見せる収納でもあります。そのため、取り付けるフックを同じものに統一する。長さを揃えて収納する(あるいは長さ順に揃える)などを考慮するなど、見栄えのよさも工夫してみましょう。
3.耐荷重
それぞれのフックには、どのくらいの重さまで吊り下げられるかという「耐荷重」が設定されています。耐荷重は、通常、それぞれのフックの本体や説明書などに記載されています。吊り下げるモノの重さが、その重さを超えないように、それぞれのフックの耐荷重を確認しておきましょう。
吊り下げ収納を実践すると、キッチンがスッキリ片付くだけでなく、お掃除も楽になりますし、作業効率も大幅なアップが望めますよ。方法もとても簡単なので、ぜひ、一度お試しになって、その効果のほどを実感していただければと思います。
ライター:sion
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